図解 世界5大神話入門

著者 : 中村圭志

• ディスカヴァー・トゥエンティワン (2020年12月18日発売)

感想・レビュー・書評

[papriikaさんの感想 · 2021年11月20日]

どの神話に対しても、表面をさらっとなぞっているようで、その背景や他の神話との共通点、民俗学的な見地からの解説など盛り込まれていて、各神話を軽くおさらいしておこう！ という感じではない。
それぞれの神話のエピソードが何を意味しているのか、そういうところをさらっと知りたい人には良い。
ギリシャ、北欧、日本などの他に中東の神話が紹介されているところが興味深い。

[つっちさんの感想 · 2024年2月15日]

・１回通読。大ボリュームだけどユーモアに富んでいて一気に読める
・好きなエピソードは日本神話の黄泉比良坂、好きな神様はギリシア神話のプロメテウスと北欧神話のオーディン、興味深く、より詳しく知りたくなったのはインド神話の梵我一如と輪廻転生、中東神話のヨブ記とグノーシス主義
・神曲、三国志演義、千一夜物語、指輪物語などの古典ファンタンジーが読みたくなったのと、世界中の怪異譚も知りたくなった

[徳島文理大学 徳島キャンパス附属図書館さんの感想 · 2023年5月25日]

【貸出状況・配架場所はこちらから確認できます】
https://lib-opac.bunri-u.ac.jp/opac/volume/770107

[skelligさんの感想 · 2022年1月3日]

まともに神話を読んだことがなかったので普通に面白かった。神話は色んな小説のモチーフになっていたり、部分的に引用されたりしているので理解が深まる。

著者プロフィール

1958年生まれ。北海道大学工学部建築工学科卒業、東京大学大学院人文科学研究科修了（宗教学専攻）。
著書に『信じない人のための〈宗教〉講義』（みすず書房）『信じない人のための〈法華経〉講座』（文藝春秋）『人はなぜ「神」を拝むのか？』（角川書店）『初めて学ぶ宗教――自分で考えたい人のために』（共著、有斐閣）『超訳　法華経』（中央公論新社）『宗教のレトリック』（トランスビュー）ほか。
訳書に『宗教の系譜――キリスト教とイスラムにおける権力の根拠と訓練』（T・アサド、岩波書店）『世俗の形成』（T・アサド、みすず書房）『心の習慣――アメリカ個人主義のゆくえ』（R・N・ベラー他、共訳、みすず書房）『ファンダメンタリズム』（Ｍ・リズン、岩波書店）
『科学と宗教』（Ｔ・ディクソン、丸善出版)ほか。

「2014年 『宗教で読み解く　ファンタジーの秘密　Ⅱ』 で使われていた紹介文から引用しています。」