- Amazon.co.jp ・本 (367ページ)
- / ISBN・EAN: 9784799756539
作品紹介・あらすじ
「新婚夫婦の営みについてご提案があります」
愛に貪欲な今世王の巧みな交渉により、戸惑いつつも、三年間の新婚夫婦期間を過ごすことになった足弱は…?
『祝祭の残り香に浸る返礼づくり』
王族命の家臣集団「灰色狼」は、王族の結婚式に総力を挙げる裏で、自分たちの祝い事も敢行し…!
『灰色狼たちの結婚式』
「山で暮らしていた男をどうしようもなく愛している」
今世王と足弱が王都ではなく、西の片隅で出会っていたら…野人アシを堪能できるもう一つの「緑土なす」
大長編『もし西の果ての山で二人が出会っていたら』
モンスター級BLノベル、大量書き下ろし!
感想・レビュー・書評
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二人や世界感は好きですがIF設定は受け入れられなかったです。
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とても良かった。緑土なすシリーズのファンとしてはこれしか言えない。でも欲を言うなら、兄上と陛下のその後の日常を読みたいから、次も出してほしいと思います。
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『もし、西の果ての山でふたりが出会っていたら』
ifに感謝が止まらない。先生ありがとう。Web版の頃からのファンです。新たな物語として楽しめる大ボリュームでありがとうございますしか言葉が無いです。
〈雪解け〉がどの時空でもひっくり返るようなわかわいそうな目に合うのは謎の安心感がある。超絶技巧料理が通用しないのは本編と同じ……でも地元にいるから飢えさせるレベルじゃなくてすぐにその場にご飯用意できてよかったね。
〈水明〉出てきて泣いた。挿絵もある……泣いた。なんなら一番好きなキャラクター……。〈水明〉……お前こそ最強で最高の灰色狼だよ……この時空でも側仕え外れるの寂しい……ずっとムッスリした顔で兄上さまの後ろにいてくれる君が好きだった……。
p359【なんとなく惜しい気持ちになる。本来、この男は自分に付いてくれているべきなのではないかというおもいが湧く。】
この一文を読んだらもうたまらなくなった。兄上さまひとりではなくて王族ふたりのために、って〈水明〉の心はあるわけだけど、本編のときもifのときもそれを押し退けても兄上さまひとりのために動く瞬間がたしかにあって、それもまたとんでもないクソデカ感情なのだと読むたびおもってしまう。えーん〈水明〉側仕えにいてくれよ〜って外野が一番ゴロゴロする。
もうひとつの本編レベルの量で、ありがとうが止まらない……でもこれも本編(元のね)があってこそ映えるものだなあとおもうので、やっぱり本編が最高だったからこそifストーリーなのかも。本編よりも緩やかで、兄上さまの内面がゆっくりと醸成されていくのは嬉しかった。もうこれ以上気苦労なされるな……穏やかに暮らして……。
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おもしろかったからいいけどIF設定とかありなんや。
自分の作品だけど二次創作みたいな感じ。