珈琲店タレーランの事件簿 3 ~心を乱すブレンドは (宝島社文庫 『このミス』大賞シリーズ)

著者 :
  • 宝島社
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感想 : 289
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  • Amazon.co.jp ・本 (362ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784800224439

感想・レビュー・書評

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  • 珈琲店タレーランの長編作品。
    おぉ、副題のとおり、「心を乱す」だった。実際の大会をもとに著者が書いた創作とのこと。人間の嫌らしい部分が多分に表現されていて、きっとこういうことはどの業界にもあるんだろうなと思ってしまった。
    珈琲は素直な心で淹れればおいしくなるのか。やってみよう。

  • バリスタの大会に出場し、3つの怪事件を解く切間美星。密室です。読み終わって感じたのは、この作者は短編の方が良いということ。ただ長いだけでトリックとかも、それほどではない。謎解きものとして楽しめるが、いつものヘビー級のキャラ押し展開もなりを潜め。何となく消化不良に感じたのは、着地点の心地悪さ。大会は隠ぺい体質で、あれだけのことをしても警察沙汰にしないし、甘い対応にはウンザリする。やってることは極悪なのではないかと思う。こんな奴らの作る珈琲は飲みたくない。

    • moboyokohamaさん
      そうですね〜
      バリスタという縛りの中での作品作りに苦しんでいるのでしょうか?
      そうですね〜
      バリスタという縛りの中での作品作りに苦しんでいるのでしょうか?
      2019/06/11
  • 面白かった

  • 旅のお供として。これまでは連作短編みたいな感じだったけど、がっつり長編だった。バリスタ大会に美星が出て事件が起こるという2~3日間のお話。嫉妬渦巻く、ほんと嫌な世界だった。あんまり現実的な感じはしないけど。そもそもコーヒーの世界に魅力を感じないからな。でも続編も借りてみることにした。

  • 実力派のバリスタが出場するKBC(関西バリスタ大会)に切間美星
    過去の大会において、トラブルがあったことが徐々にわかる。
    5回目を迎えた今回も、競技中に異物混入事件が発生してしまう。

    そして出場者同士が疑心暗鬼になり始め、だれも信用できないような状況に
    出場者は陥ってしまう。

    付き添いでついてきたアオヤマも容疑者の一人にされてしまうが・・
    美星は犯人を捜すためにアオヤマと奔走する中、第2、3の事件が発生してしまう。

    しかし、真相に迫っていくと、衝撃の事実が見えてくる。。

  • コーヒーのカクテルがあるのを初めて知りました。
    事件そのものは後味の悪いものではあったけれど、コンテストに参加した6人のバリスタにも、事故で味覚と嗅覚を失ったとされる第一回優勝のバリスタにも、それぞれ将来に希望が感じられるようなラストが嬉しい作品でした。それにしても美星さんがアオヤマさんにおねだりした副賞がなんともかわいらしい。

  • 図書館より。

    何気にのんびり借りてきては読んでいるシリーズ。
    今回は今まで読んだものより、読みやすく感じた。
    この作風になれてきたのか?

    何となく、進展しているような二人の関係にちょっと注目してる(笑)

  • 3作目。
    謎解きとしては面白かったけれど、
    こんな邪心だらけのバリスタのコーヒーなんか飲みたくねぇよ、と思ってしまう。

    コンクールだって、なんだか、権威も品もないし・・・
    なんで、これが憧れなんだ???とビックリ。

    できれば、日常のお店に訪れる
    ホントに小さな謎を解く。。。というのに
    戻してほしい。

    そんな気分。

    でも、やっぱり、コーヒー飲みたくなった

  • シリーズ3作目。
    ラノベ風な装丁でコーヒー好きをワクワクさせ、軽やかな雰囲気を創造させてくれる割に、相変わらずのクロいストーリー展開。
    密室あり、ミスリードあり、意外性あり・・・でまたもや一気読みさせられてしまいました。

  • 前作はイマイチでしたが、今作は逆にシリーズでもトップクラスに大好きです!!
    登場人物はそこそこいますがみんな個性的ですぐ覚えられました。
    やや胸糞悪さもありましたがとても満足です。
    2巻で読むのを止めずに読んでほしい!

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著者プロフィール

1986年福岡生まれ。京都大学法学部卒。2012年、第10回『このミステリーがすごい!』大賞隠し玉に選出された『珈琲店タレーランの事件簿 また会えたなら、あなたの淹れた珈琲を』でデビュー。翌年同作で第1回京都本大賞受賞、累計250万部を超える人気シリーズに。この他の著書に『夏を取り戻す』、『貴方のために綴る18の物語』、『Butterfly World 最後の六日間』など多数。

「2022年 『下北沢インディーズ ライブハウスの名探偵』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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