スープ屋しずくの謎解き朝ごはん (宝島社文庫 『このミス』大賞シリーズ)
- 宝島社 (2014年11月7日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (280ページ)
- / ISBN・EAN: 9784800234131
感想・レビュー・書評
-
スープの描写が単純な美味しそうを通り越した更なる先で凄くほっとする。温かくて、大切なことを丁寧に伝えてくれているようで、とても癒された。「ふくちゃんのダイエット奮闘記」はタイトルから微笑ましい話かと思ったら痛々しかった。フィクションは、ダイエットしたいけれど自分に甘くて失敗しちゃうくらいの方が読んでいて心地好いのかもしれないと思った。過去の絡む「わたしを見過ごさないで」は騙されてドキッとして、父娘とヒロインという図式が顕著なことやミステリの雰囲気から、山口幸三郎さんの日暮旅人シリーズを連想したりした。
詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
やさしさがいつも根底にあって解決されていくちいさな話達はきっと暁さんのスープの味につながるんだろうな。私ももっとスープを研究しようと思った。理恵さんと暁さんのが結ばれていく続編でないのかな。
-
一話一話がちょうど良い長さで、重過ぎず軽過ぎず。日常のほっこりした話とちょっとしたシリアスが上手い具合に調合された、お腹が空く本です。
-
図書館の本 読了
内容(「BOOK」データベースより)
店主の手作りスープが自慢のスープ屋「しずく」は、早朝にひっそり営業している。早朝出勤の途中に、ぐうぜん店を知ったOLの理恵は、すっかりしずくのスープの虜になる。理恵は最近、職場の対人関係がぎくしゃくし、ポーチの紛失事件も起こり、ストレスから体調を崩しがちに。店主でシェフの麻野は、そんな理恵の悩みを見抜き、ことの真相を解き明かしていく。心温まる連作ミステリー。
丁寧にスープの作り方が作中で説明されるので作ってみたくなる。
露ちゃんが謎を解くのかと思えばそうでもないのね。
静句さんのお話がきになる。
シリーズ物なので次も読む。 -
じんわりあっためてくれるようなミステリ。出てくるスープもとっても美味しそうで食べてみたくなった。こんな店が欲しい!
-
ほんわかした内容で、すっと入って来ました。
-
好きなシリーズになりそう。続きも楽しみ!
-
ランチもディナーも大盛況だが、早朝は人知れずひっそりと営業するスープ屋しずく。
訪れる人の体はもちろん、ボロボロになった心もあたためてくれる手作りスープと、その悩みや謎を解き明かしてくれる店主に、一人また一人と常連が増えていく。
こんなお店があったら私も通いたい。
ほっこりあったかくなる連作ミステリー。 -
これを読むとスープを大切な人に作りたくなる。
-
スープ屋さんの店長が悩みを抱えるお客さんの謎を解いちゃうミステリー。スープが美味しそう。(辰巳芳子さんを連想させるなーと思ったら、参考文献に載ってた!)
いのちのスープ。食べることは生きること。
ポトフ食べたい!