コミックエッセイ 「自己肯定感」をもてない自分に困っています

著者 :
  • 宝島社
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感想 : 8
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  • Amazon.co.jp ・本 (159ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784800283900

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  • 自己肯定感の低さは家族との関係の問題に起因する……
    昭和~平成中ごろ?までの性別役割分担の弊害とも言える。「男は仕事、女は家事育児」という一見すると当時は“普通”の家庭環境の中で、家族との関わりを築く方法が分からず仕事に逃げる父親(男)、夫に理解してもらえず子供を“味方につける”ため負の感情を吐き出すためのサンドバックにして精神の安定を図る母親(女)。母親はしつけと教育という名目で子供の人間関係に過干渉になり優しい虐待をする。
    そしてそんな両親の不仲を感じ「自分が“しっかり(仲裁)”せねば」と自分自身を外圧から抑圧する子供。結果、自己肯定感が低くなる。

    ホ・オポノポノの話も出てきて、浅学なので知らず、一瞬「ニューエイジのスピリチュアルの話?」とも思ったが、意味する所が「ハワイにおける、告白による和解と許しの習慣、社会秩序・家族関係を回復するための習慣」との事。
    一種の認知療法により、心の傷を認識し、自己回復を促す。
    コミックは最終的に両親に心の傷を語り話し合うことで、精神科医のカウンセリングに赴くようになる話だったが、現実、そう上手く行かないと思う。

  • マンガ部分と本文が少し噛み合ってない印象ですが、
    それでも内容はタイトルから逸脱することなく、まさに自己肯定感にフォーカスした本。
    自信がつくとか、前向きになるとか、
    そーゆーことではなく、
    「自分」を受け入れるために必要な本。

  • 図書館で予約した本。書店で名前をよくみる著者の方だった。「自己肯定」という言葉が気になっていた。
    一度読んだだけでは、私的にはちゃんと理解出来ていないと感じだ。でも、今の自分に必要だと思う。私も自分に自信が持てないのに、悟られなくて虚勢を張り、言葉を出してしまう。再読して、自分の中に何かを残したい。

  • いったん受け取って手放す。石を重荷を天から受け取り、重さを味わったらその石を天に帰す。味わって、帰す。私は力になれないので、止めて、という。逃げない、怖がらない、意識しない、刺激しない、やり返さない、戦わない、バリアを張る。相手を立てる。
    鏡の法則。ワーク。
    困ったことがあったら、それは何故なんだろうと考えてみる。

  • 題名がインパクトがあって読んだけれど、何をやればいいのかあまり具体的にわからなかった。

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著者プロフィール

山梨県甲府市生まれ。北海道立札幌肢体不自由児総合療育センター小児精神科医長。北海道大学医学部卒業後、脳外科研修を経て日本神経学会認定医の資格を取得し神経内科医として勤務。感覚運動障害に興味をもち研究しながら感覚統合療法セラピストの資格を取得。北海道大学大学院医学研究科生理系専攻博士課程にてシナプス生化学の基礎研究を終了後、障害児医療分野に転向。1993年以来、現職にあり、自閉症などの発達障害児者の診療を続けている。障害児者の高次脳機能障害と知覚特異性に興味をもっている。

「2006年 『自閉症者からの紹介状』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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