- Amazon.co.jp ・本 (240ページ)
- / ISBN・EAN: 9784802611695
感想・レビュー・書評
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好みの部分があるような気もするが、洗練された現代っぽさのあるデザインという部分ではかなりいい本だと思った。私もデザインを詰め込みがちなので、これを見てから早速作ったチラシが非常に好評だった。「けっきょく、よはく。」だったようだ。
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タイトルの「よはく(余白)」ってそそられます。。
余白って、何というか、引き算みたいなもので、
素人には一番難しい分野。別の言い方をすると、センスが問われるというか。
そんな難しいジャンルをしっかりと言語化してくれているので、
素人にもちゃんと理解できるような構成になっています。
しかも、イマイチなデザインとイケてるデザインが比べられているので、
「こんな感じで考えればいいのね…」というのがよく理解できます。
イマイチな部分は、余白だけじゃなくて、
フォントだったり色使いだったりもするのですが(そこはちょっとズルい)、
余白の使い方だけだと、素人にはあんまりピンとこなかったからなのかもしれません。
何れにせよ、フォントと色遣いと余白の使い方を理解していたら、
それなりのものができるような気がしてきます。
(完全に素人意見ですが。。) -
サブタイトルの通り、
余白を活かしたデザインレイアウトの本
ごちゃごちゃ盛りすぎず、主張したいポイントに目が行くようにレイアウトにメリハリをつけること。
そのためには、ポイントの周りには余白が効果的。
残念な例とGoodな例を比較してどうすると素敵なレイアウトになるかを解説。
●気になったフレーズ
・写真の一部を裁ち落とすことで広がりが感じられる
・文字情報を要素ごとにまとめる
・あえてジャンプ率を下げることで、落ち着いた印象に
・写真のコントラスト、彩度を落とすことでナチュラルで軽やかに
・余白は罫線の代わりになる
・ただ情報を並べるだけでなく斜めに区切ることで、誌面の躍動感を演出
・文字に代書うをつけることで動きが生まれ、キャッチコピーに一番に目が行くデザインに。
・イラストを一部にまとめることでアイキャッチになり、その近くに見せたいタイトルを大きく配置すると視線を集めることができます。
・文字間の余白が調整され読みやすくなりました。特に()や「」前後の隙間の調整に気を配りましょう。
・人物を大きくしたり、大胆なトリミングをしたりと見せ方を変えることで秋のこない写真に仕上がります。
・リード文などのじっくり読ませたい文章は行間をあけると落ち着いた印象になるよ
・白地をつくるのが難しい場合は写真の補正やグラデーションを使って抜け感を表現するといいよ
・端から写真を透過させることで、写真を邪魔することなる白地が作れて一石二鳥です。
・切り抜き写真を使うと、見せ合い写真をより鮮明に印象に残すことができるよ
・商品の背景は冥土の違う色を選び、商品自体が目立つようにしましょう。色味も補色を選ぶと、商品のカラーがさらに際立ちます。
・モチーフはポイントで浮かう方が効果的!
配色はトーンを合わせると色数が多くてもまとまって見えるよ
・キャッチコピーと、その他の情報の間に広く余白を作ることでコピーの印象を強めることができるよ -
めちゃよかったです。
いままでだめなデザインたくさんしてきたな。。。
この本を読んだら、身の周りにはデザインが溢れてて、観察するようになりました。
余白で視線を誘導することが大切なんだなー。
勉強になりました!!!!
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うちの会社の会社案内が、NGレイアウトまんまだったことに笑ってしまった。
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「余白」を意識して作ってみるものの、どうしても「なんかスッカスカだな…」と思ってしまい、模様や装飾を付け足してしまう悪い癖があったので、この本を読みました。
余白・構成のパターンがいくつもあるので、とても勉強になります。
構成に困った時の参考として、手元に置いておきたい1冊です。 -
ノンデザイナーです。簡単なフライヤーなど自作していますが、スタイリッシュなデザインの参考事例が沢山載っていて、フォントや色の知識もすぐに使えるものばかりで参考になります。
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【動機】余白の上手なとり方を知りたくて
デザイン関係の本のおすすめでしばしば見かけた本書。
OKの事例を読み進めると
♧ 文字の大きさよりも文字のまわり・間隔に間をとって読みやすく
♧ 枠をつくるよりリストや空間を分けることでグルーピングをする
♧ 色は視線を集める効果を狙いたい場所につかう
などの共通点が見えてくる。
特にひとつ目の内容がこの本の肝だと思う。あとは実践しながら学びたい。 -
デザイン初学者ですが、NGの例とOKの例に分かれていて、それぞれどこがダメでどこを改善するとより良いデザインになるのか説明されていてとてもわかりやすかったです。
また、余白の重要性がよくわかる内容で、今後デザインしていく時には余白に注意していきたいと思いました。 -
NGとOKの作例、解説がよくあるシーン毎にまとまっていてわかりやすかった。この本で得たかったものは期待どおり得ることができてよかったです。
けっきょく、よはく、と言いつつもそれだけではないと感じる。フォント選びやレイアウトのパターンについても勉強になりました。余白はおかげさまで覚えられそうですが、あしらいや細かな気遣い、要素の重み付けにはまだ苦労しそうです