- Amazon.co.jp ・本 (222ページ)
- / ISBN・EAN: 9784806140535
感想・レビュー・書評
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『人間的、あまりに人間的』
『ツァラトゥストラ』
『この人を見よ』
ニーチェの哲学を知れば、いまを未来を明るく生きていく勇気が沸き上がってくる。キツい言葉も喜びへ変わっていく。人間の視点はエゴイズムに満ちていて、言い争いも単なる遠近法によるもの。本人が見えている世界は本人だけのもの。解釈や認知の違いに着目したニーチェ。人生なんて意味はないのだから、という自由精神に満ちた人間心理への深い洞察が魅力だ。
性格は変わって当たり前。
同情しすぎて落ち込みすぎる。
約束はできることとできないことを見極める。
行動には虚栄心、習慣、恐怖の3つの尺度がある。
他人をけなせば自分が病んでいく。
ほめ言葉によって人は・・・・・・?
他人の評価は気にしない。
「だいじょうぶ」なんて言っていると、実は、自分で自分をすべてコントロールできると考えている無思慮で無鉄砲な人であるとか、思慮深そうな人は、必ずしも道徳的ではないとか、納得のいく言葉ばかりで、いまの僕にすごく役に立った。
この世界は究極的には意味がない。
音楽は鎮静剤である。
いまに通じる言葉がたくさん。ヘーゲル、ニーチェ、仏教に学ぶ。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
人生を肯定的に生きよ。そして超人になれ。
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https://opc.kinjo-u.ac.jp/ -
はじめてニーチェについて学ぶ人にもわかりやすい本であったと思う。
うつ状態にある者にポジティブな思考の循環をつくることは容易ではないけれど、少しずつでも取り入れていけたらいいなと思う。 -
●ニーチェの哲学なんて、とっつきにくいと思っていたけれど、前向きな人生訓として、とても受け入れやすかった。
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2017年45冊目。
タイトル通り図解付き、かつカジュアルに噛み砕いた解説で非常に読みやすい良書。
ニーチェの哲学は、つまり、人生に意味なんてないけど自分を高め続けることに意味を見出してどんな逆境でも肯定してポジティブに生きよう!という、超前向きな思考。
人間はそれぞれ自分の身体を通して物事を考えたり認識したりしているから、解釈の違いが生じるのは当たり前で、どれが正しくてどれが間違ってるなんてものはない。という考えは的を射ていると思った。 -
大学図書館134.94TO94
確か北東A
返却期限の関係でばばっと読んでしまい再読したい気持ち。内容はとてもわかりやすかったけど、深淵はまだ深いな…という気持ち。 -
西欧の価値観の根本であるキリスト教とその思想に対し、真剣に向き合い、考え、時に苦悩したニーチェの哲学が噛み砕いて書かれている本です。けど、難しい。。。
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ルサンチマンを持たずに強者を目標にする。
人間を乗り越えた末に現れるのが超人であり、大地に忠実に生きる、つまりルサンチマンによって想像上の世界に逃げるのではなく、今の人生を大切にするという存在。
どんな苦しみの人生もそれを肯定する。
自己超越し、精神を鍛え、いつか超人の出現を望みながらポジティブに生活していくととても力が出てくる。
死にたくなったらニーチェを読む。 -
高校で倫理をとっていた人にとってはほとんどが総復習という形になるだろう。遠近法に関しての説明はわかりやすいかった。「善悪の彼岸」を読みながらこの本を読んだが、全くリンクはしなかった。