3・11以後の環境倫理[改訂版]

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  • 昭和堂
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  • Amazon.co.jp ・本 (192ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784812218198

作品紹介・あらすじ

3・11による深刻な被害に向き合った時、倫理学の視点も大きな転換に迫られた。私たちは未来へ向けて何をすべきか? 第一部では、旧著『環境倫理学入門』で不十分であった問題を扱ったうえで、3・11以後発生した問題にどう対処すべきかを問題にする。第二部では、3・11の経験に加えて被爆国日本の抱える原爆投下の問題と絡める仕方で、世代間倫理をはるか未来の人間(らしきもの)の姿を模索する。第三部では、対話型ワークショップと観光学という異色の組み合わせとの対話を通じて、歴史問題も含めた世代間倫理の構築を目指す。改訂版では、初版第七章「原発事故をめぐる三書を読む」に代わり、「進化するファシリテーター―3・11以後に戸谷洋志『Jポップで考える哲学』を読むため」が新たな七章となり、最近の哲学業界で話題になっている、哲学カフェなどの対話型ワークショップの明暗について論じる。

著者プロフィール

菅原 潤(すがわら・じゅん)
1963年、宮城県仙台市生まれ。東北大学大学院文学研究科博士課程単位取得退学。博士(文学)。現在、日本大学工学部教授。主な著書・訳書に『シェリング哲学の逆説』(北樹出版)、『京都学派』(講談社現代新書)、『実在論的転回と人新世』、リュディガー・ブプナー『美的経験』、リチャード・J・バーンスタイン『根源悪の系譜』(いずれも法政大学出版局・共訳)など。

「2023年 『マルクス・ガブリエルの哲学』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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