- Amazon.co.jp ・本 (254ページ)
- / ISBN・EAN: 9784812429525
感想・レビュー・書評
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会計学アンチテーゼかと思いきや、ただのパロディ本でした。図書館予約あるある。その2。
あまりにくだらないので、もしかすると面白いのか?と思えてきて2回読んでしまった。こういう物だと思って読んだらチョット面白い気がします…麻痺??
竹書房のこういうセンス、嫌いじゃないです。
天才大橋ツヨシの漫画読みたい。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
どうやら、今年最後に読んだ本が、この本になりそうです。
今、オンライン書店ビーケーワンで「さおだけ」で検索してみました。実に、7冊の本がひっかかります。ちょっとビックリしました。
ベストセラー『さおだけ屋はなぜ潰れないのか?』はもちろん、『潰れないのはさおだけ屋だけじゃなかった』という本もあります。それ以外の本は、タイトルに「さおだけ」という言葉はないのですが、何かキーワードで持っているのでしょう。
さて、私が読んだのは『さおだけ屋はなぜ潰れたのか?』です。最初は明らかに『さおだけ屋はなぜ潰れないのか?』のパロディだと思ったら、実はそれだけではなくて、『「捨てる!」技術』、『ウェブ進化論』、『頭がいい人、悪い人の話し方』、『美しい国へ』と、多くのベストセラーを扱っていました。つまり、ベストセラーを片っ端からパロディにして遊んでしまおうという本に見えてきます。
ストーリーは単純です。主人公が「ブックオス」の店員「マンガ君」に薦められたベストセラーを次々に読み違え、実践し、人生を狂わせていくというものです。もちろん、うまくいくわけがありません。さおだけは売れ残り、捨てるに捨てられずと、話は続いていきます。
読んでいるうちに、ただのパロディではないと気づきました。
一つは、私自身もそうですが、ベストセラーを読んで、すぐにその気になって自分の生き方を変えようとするくせに、結局何も変わらない人たちへのパロディ。
もう一つは、ベストセラーなんて別にすごい中身が書いてある訳じゃないよと。だから、わざわざ全部読まなくても、ある程度分かるように内容を紹介しようと。
そんなところかなと、思えてきました。
ま、筆者の意図は読まれた皆さんにも考えていただくとして、あちこちにギャグが散りばめられていますので、ぜひ、いろいろ探してみてください。 -
200907
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小説…なんでしょうねぇ?
ショート・ショートのような形でベストセラーを批評する内容的にはエッセイ本かと思いきや、ある意味三文小説でした。
毒にも薬にもなりゃしない…
深読みして、巷にあふれるベストセラーと言われる本が果たして我ら(読者)の人生にどれだけの価値あるものだったかを問う皮肉であるとすればすごい。
が、そこまで深読みする価値がこの本にあるのか…
ですが、ひたすらアホな主人公のひたすらお馬鹿な人生、そして、彼の人生に影響を与え続けるべく(?)続々登場するベストセラーたち。ザクザク読み勧められるので、個人的にはけっこう嫌いではありません。
(評価分かれる本でしょうね。)
そして、この本に登場する実在の人物そして、著書たちに対する著作権的処理がどうなっているのかが気になる。→引用で済むのかしら?パロディー??うーん。