- Amazon.co.jp ・本 (360ページ)
- / ISBN・EAN: 9784822234638
感想・レビュー・書評
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rubyの生みの親である、まつもとゆきひろによるプログラミング言語の将来についての本です。
キーワードとしてはビッグデータ、マルチコア、クラウドで、これらに必要な技術を基本的なところから説明し、さらに具体的に注目される言語を紹介しています。
今後のトレンドがよく分かり、勉強にもなる良い本でした。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
前半のメモリ管理やメタプログラミング、クロージャ等の要素をテーマにしたプログラミングに関する深い解説が大変興味深かった。言語ごとの特徴や思想の違いを感じることにより、プログラミングの全体像、自分の得意とする分野の位置づけを、より理解する助けになる。
後半はCやネットワークプログラミングの要素が比較的多く出てきてなかなか馴染み難くはあったが、時流にのったトピックをうまくMatz風に料理しているなあと感じた。
やっぱり一流は視野が広い。 -
読まなくても良かった。何となく、図書館の新刊コーナにあったので。
日本人として、Ruby とか使いたいんですけどね。Python 使っちゃって
しまいます。仕様が無いっすよね。どうなんでしょ。 -
時間がかかったがようやく読み終わった。
いろいろなスクリプト言語やビッグデータの話などのトレンドをまつもと氏の切り口で説明してくれる。詳細な内容には情報工学の基礎的なことも踏まえて記述されているので、勉強になる読み物といった感じである。
説明がある言語やツールには、それぞれのサンプルコードもあるので、興味があるものはインストールして動かしてみるのもおもしろい。 -
最近のプログラミング言語の話題や、サービスを提供する上で考えなきゃいけないもろもろの話がちりばめられてる本。
ブログはこちら。
http://blog.livedoor.jp/oda1979/archives/4257203.html -
Ruby作者まつもと氏によるプログラミング言語のトレンドウォッチという内容。とは言っても、そこはまつもと氏による視点が入るわけで、そこら辺の学習系WEBサイトのニュース記事とは一線を画しているわけです。
ここで無いように踏み込みたいところですが、ただ、あんまり書くとネタばれするので内容には触れずに。
ある程度季節商品的な色彩もあるので、興味のある方はお早めにお読みになった方が良いでしょう。 -
【オススメ書籍紹介】『まつもとゆきひろ コードの未来』まつもと ゆきひろ
(レビュアー:エンジニア 久保田)
rubyの生みの親まつもとゆきひろさんが本を出したということで早速買って読んでみました。
知ってはいたけどよくわからなかった話題や、
なんか流行ってんなという話題について、
なぜ流行っているのか、どういうメリットがあるのか
どんなデメリットがあるのか等、総合的に理解できました。
前半部分では過去から現在を振り返り、ムーアの法則にあるように
劇的に変化してきたCPUのクロック数やハードディスク容量を元に
変化が激しすぎて10年後のような遠い未来を予想するのは困難だと断りながら、
最近の潮流が近い将来も続くだろうというエクストリーム予想
を駆使して、近未来の予想をしています。
全体的に技術書というよりは読み物よりな内容で、
ここまでは非技術者の方が読んでも楽しめるかと思います。
後半部分では前半で予想したコードの未来に沿った
今あるHOTなトピックを取り上げてその意味と、
簡単な使い方を紹介してくれています。
(Go/Dart/Rack/MongoDB etc.)
業務では使わない新しい技術のさわりを知れることは
非常に刺激的です。
「コードの未来」を読んで自分の未来を考えてみるのも
良いかもしれませんね。 -
プログラミング言語を作れてかつ自然言語も使いこなす。かっこ良すぎるぞ
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まつもとゆきひろ著『コードの未来』
速読しました。
「学生時代の得意科目は国語と英語でした。ちなみに一番の苦手科目は数学でした。」(まえがきより)
→やっぱり言語はお好きなんですね。
p.332
「私はソフトウェア開発で学んだ効率化の応用として、以下のような手法を編み出しました。・仕事を減らす・後回し・たらい回し」
→周りからナマケモノに見られない程度にこれらを実践できると良いですね。
p.335
「プログラミングの世界でも「仕事を減らす」「後回し」「たらい回し」は重要です。特に「後回し」と「たらい回し」はあまり知られていませんが、今後ますます重要になるプログラミングテクニックです。」
→あまり知られていないそうですので、書いておきます。
「東京嫌い、温泉好き」(著者紹介より)
→思っていてもなかなか「東京嫌い」とは公言できませんね、私は。