日経新聞の数字がわかる本

著者 :
  • 日経BP
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  • Amazon.co.jp ・本 (266ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784822247522

感想・レビュー・書評

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  • 9784822247522  266p 2010・3・29 11刷

  • それぞれの数字がどういう意味なのかがかいていました。2日で読み終わったんだけど、覚えることが多すぎてまだぼんやりです。
    とりあえず月曜日の日経新聞を毎週買って、継続して数字をおってみようと思います。
    今週の月曜の日経新聞とスクラップ用のZファイルとポストイットを買ってきました。

  • ・P.75 所定外労働時間
    日経新聞にこのような指標が掲載されていることにびっくりしました。残業時間削減によって、給与所得減少→個人消費減少→生産指数減少→雇用減少・・・。まさにデフレスパイラルですね。

    ・P.160 中国は米国債の最大のお客さん
    この本で、最も学び&へ~の多かった箇所です。
    『中国が対米輸出によりドルを大量保有する→中国企業は元に交換するため、ドル売り/元買いで元レートが上がる
    →中国政府がレートの安定化のため、ドル買い/元売りを実施→中国政府は集めたドルを米国債で運用』
    だから、アメリカは中国が米国債を購入してくれないと困るため、中国の貿易黒字を減少させたくない。
    そして、中国も自らが米国債を買わないと、米国債の市場価格やドルレートが暴落して、自持ちの米ドル関連資産が目減りする。ほんまに持ちつ持たれつですね。非常に勉強になりました。

  • 毎週月曜日に掲載される「景気指標」の読みかたを具体的に提案している。数字の羅列にアレルギー反応を示すのではなく、まずはその指標の定義を理解する。毎週数字を追ううちに、その値が示す意味、増減、歴史などを絡めて、どんなバックグラウンドがあるのか仮説をたて、一ヶ月後の日経平均とドル高などを予想できるようになる。

    ・ゼネコンが好調の時は、景気は低迷し始めている
    ・在庫の増え方にも善し悪しがある。
    ・広告扱い高は名目GDPとパラレルで動く
    ・企業は、業績が悪くなるとすぐに3Kを切る。
    (3K=広告費・交通費・交際費)
    ・倒産件数が月間1500件を超えると危ない


    景気指標のことはもちろんなのだが、「数字の読み方」という点においては、理系の論文の読み方にも共通する部分が多いと思った。

    ポイント
    1:定義を知る
    2:主な数字を覚えて基準を作る
    3:定点観測で時系列の変化を見る
    4:一つの数字に関心を持つ
    5:数字と数字を関連付ける
    6:仮説を立てて経済を見る
    7:数字を予測してみる

  • みなさんは月曜日の日経新聞「景気指標」を見ていますか?私はこの本を読むまで、月曜日の新聞にこの「景気指標」が掲載されていることすら知りませんでした。「GDPの意味を本当に知っていますか?」こんな簡単そうで答えられないことから説明してくれています。日経新聞を読んだことがない初心者の方にもおススメ!

  • 日経新聞の見方が変わる本。重要なことは数字に表れる。
    自分自身の数字を読み解くための基準を決めて、定点観測して、仮説を立てて検証していくことが大事である。

  • 景気指標欄を読むのが楽しくなった。なんだか景気指標って少し財務諸表と似ているかもしれない。数字ばかりの財務諸表を分析することで、企業の収益性、安全性、今後取るべき戦略などが見えてくる。景気指標は企業ではなく国に変わっただけ。いろんな数字を見て、分析することで景気の様子がわかってきて、国の未来が見えてくる。数字からストーリーを作り出すのって楽しい!

    *メモ*
    ・東証一部の「一日平均売買代金」は三兆円あると株の売買が盛んであり、二兆円を割り込むと、市場の勢いが落ちてきたなという感じ。

    ・日経景気指標欄の残念なところ
    日本の貯蓄率が載っていない。(アメリカは載っている。最近アメリカ人も貯蓄する割合が増えている。)

  • 日経新聞の経済指標の読み方がわかった。
    また、経済指標が読めると経済の流れがわかる
    非常にためになる本
    これから毎週月曜日は指標を読む日になる

  • 一見、無機質に見える景気指標欄から真の経済を考える方法が書かれている。数字を追う事で、仮説を立て、検証をするトレーニングを通して、論理的思考力を養う事が出来る。

  • 月曜朝の日経「景気指標欄」を読み解く→経済を読み解く力を高める

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著者プロフィール

経営コンサルタント/株式会社小宮コンサルタンツ代表

「2022年 『経営が必ずうまくいく考え方』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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