- Amazon.co.jp ・本 (266ページ)
- / ISBN・EAN: 9784822247522
感想・レビュー・書評
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内容はともかくレイアウトが少し分かりやすさを削いでいる気がします。初心者には少し難しいかも。
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Web上のレビューを見ずに、本屋でぱらぱらめくるという方法で、読みたいと思わせてくれる本でした。
日々のニュースの中で何気なく聞いていることに対し、つながりができました。細かい点では、ニュースで言っているドルがxxからyyまで、というの2つの数字の意味。知りませんでした。 -
なるほど、こう読むのか!というほどではないけれど、日経新聞から何を学びとるのか。数字を読む力の一助にはなると思う。
大事なのは、仮説を立てて頭を使って読むこと。これによって、訓練として仮説思考が身に着く。あとは、必要な情報を上手に抜き出してきてインプットすればよい。日経新聞は紙媒体だけれど、ニュースとしてはすでに遅いわけで、そのスピード感の点でインタネットには勝つことができない。
仮説を立てる教材として、日経を読むことは意味があると思うけど。 -
日経新聞で景気指標を読んでいない人には
ぜひ読んでほしいと思える書籍。
これを読んだ後は実践あるのみです。
数字を考えで繋げていくのが
楽しいし、
その数字が意味があると思うと
わくわくするはず。 -
ビジネスマンのための「○○力」養成講座シリーズの小宮一慶氏による、日経新聞の数字の解説本。
日経新聞の数字については、「数字力」の本でも述べられていたが、本書は日経新聞 月曜日に載っている市況のページにある数字から、経済動向を読み取ることに特化して、分かりやすく解説している。
無論、小宮氏の経験に基づく読み進め方なのだが、全体俯瞰して先ずはどの順番で数字を見ていくか、地域(日本、欧米、アジア)に分けて、どの様に読み砕くのかを背景の説明と共に解説している為、非常に分かりやすい。
ともすれば、日経新聞を含むメディアに登場するニュースをスポット的に見て、経済状況、企業状況を推測しがちだが、数字の変遷から経済の流れを感じ、理解するという力は、変動が激しい現在、非常に重要な能力だと考える。
まずは小宮氏の真似をして数字のリテラシーを身につけたい。 -
随分と前に購入した本。
そろそろ本気で数字のお勉強をしないと...と危機感を感じ、助走として本書のページをめくりはじめました。 -
日経新聞の月曜版へ掲載されている景気指標の読み方が分かりやすく説明されており、新聞の活用の仕方が広がった。世相の読み方など、教科書として活用できると思った。
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わかったようでわかってなかった月曜日の日経新聞の経済指標欄、判りやすい説明でサクサクと理解できます。定義、業界ごとの基準値などを軽く頭に入れた上で日々のニュースを読んでいこう。
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(O)日経新聞の景気指標欄にある数字と数字を関連づけて読み解くことを通じて、マクロ経済を読み解く力を高めることを狙う本。
各指標の意味、それぞれの指標間の関連性の解説が非常に分かりやすい。
経済ニュースを景気指標に照らしながら見ることで、理解が一層深まることが実感できる。
指標間で因果関係があり、その因果関係が世界規模で連動していること、そのなかでアメリカや中国の影響が大きいこと、今後どんな指標を注視すべきかなど興味深い内容が続き一気に読める。
視点が高くなったような錯覚すら覚え、次の月曜の景気指標欄が楽しみに。
興味をもったトピック
・リーマンショック後とITバブル崩壊後の景気指標比較による「100年に1度の危機」の深刻さ
・ITバブル崩壊後の金融政策が、住宅バブルの伏線
・世界GDPの18%を占めるアメリカの個人消費の影響力(貯蓄率、住宅着工、雇用統計)
・アメリカ経済と中国経済の間の微妙なバランス関係(米国債、中国貿易黒字、人民元管理フロート制)
・中国が一番恐れるインフレ
・最悪は景気低迷下の金利上昇
・製品在庫率の良い増え方/悪い増え方
・世界経済の機関車になれない日本の、アメリカ・中国への依存。自力回復の期待薄い
・GDP(付加価値合計、民需+政府支出+貿易収支)
・「公定歩合」はもう存在しない -
日経新聞の月曜朝刊に掲載されている「景気指標欄」の読み方を、重要な指標に絞って、わかりやすく説明してくれる。これは絶対ビジネスマンにとって必読本。
著者のすばらしいところは、単なる数字の意味だけでなく、その数字の示す意味と、他の指標との関連性をていねいに解説してくれ、(この本が出た2009年春頃の)経済状況を解きほぐしてくれている点。その意味では早く読んだ方がいい。
20年以上日経を講読しているが、「景気指標欄」を気にすることもなかったし、この1ページにこれだけの情報と意味が凝縮されているとは思わなかった。次の月曜日に届いた朝刊の16面をなめるように何度も読んでしまったのは、自分だけではないはず。
是非、日経新聞社は著者に断って「景気指標欄の読み方」講座を掲載したらどうだろうか。