日経新聞の数字がわかる本

著者 :
  • 日経BP
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  • Amazon.co.jp ・本 (266ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784822247522

感想・レビュー・書評

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  • 母校の経営学部生の話についていけなくて、
    とりあえず読んだ本。part2

    「月曜日の日経新聞ほど世の中で安いものはない」という著者の言葉があるように、
    日経新聞@月曜に載っている景気指標欄の読み方が中心に書かれている。

    基本 158ページ
    1:GDPを読み解く 23 P
    2:企業活動全般をみる 11 P
    3:業種別の動向を押さえる 19 P
    4:雇用をみる 9 P
    5:物価をみる 10 P
    6:金融の動向をみる 24 P
    7:市場の動きをおさえる 10 P
    8:超大国アメリカの景気をみる 24 P
    9:ヨーロッパ経済をみる 5 P
    10:アジア経済をみる 8 P
    11:商品相場を押さえる 15 P

    応用 80ページ
    1:100年に一度の経済危機を過去と比べてみる 30 P
    2:景気回復の兆しを探す 34 P
    3:中国は世界経済の機関車になれるか 16 P

    特に2001年に起こったITバブル崩壊と、
    2008年リーマンショック
    2011年東北大震災や、
    数値の変化について説明が書かれていたのに興味を持った。



    月曜日の日経新聞を買うようになった。
    でもあんまり読めてない。。

  • 再読すること。

  • 日経新聞の読み方の説明だけでなく、基準となる数字、数字の動きから読み取れる経済変化、他国と日本の経済の関わりなど、多岐にわたり読みやすく書かれています。
    聞いたことしかないような単語も、わかりやすい定義から書かれており、講義を受けている感覚になります!

  • めちゃくちゃ分かりやすくてためになる。
    月曜日に、景気指標の記事だけを読むためだけに日経を買っても損はなくなるレベルになれる。

  • 毎週月曜日の日経新聞に掲載される「景気指標」の読み方を、分かりやすく解説している本。やっと読み終わった。付箋だらけにしてやったぜ!

  • 今回2回目の読了
    前回は全体感を掴むことで精一杯だったが、今回は一つひとつの数字とその背景をリンクさせることを目標に、大事な点はノートに記述していきながら整理した。
    これを機に、日経の中でも重要な事項を扱った記事に鋭く対応し、じぶんなりの文責を加えられる力をつけたい。

  • 日経新聞のマクロ指標の読み方と経済動向との結び付け方を基礎から学ぶことができる良著。

    ・名目GDP 実際の金額 
    ・実質GDP ある時点の貨幣価値でみた場合にいくらになるか。
    日本のGDPはだいたい500兆前後。
    ・日銀短観 景況感良いー悪い DIディフュージョンインデックス 変化や傾向を示した数値。量はわからない
    ・景気動向指数CIコンポジションインデックス 変化の方向と量がわかる。生産雇用などの指標のうち景気に敏感なものを統合したもの。
    ・優先的に削減される3K(広告・交通・交際)
    ・建設業の業績は世の中の景気よりも少し遅れて動く。
    ・ざっくりした大きな数字が頭に入っていると、新しい数字や別の数字との比較ができる。
    ・直接投資が赤字なのは、対外設備投資の方が大きいということ。
    ・一つの数字に注目し、その数字に関心を持つことが大事。
    ・日経景気インデックス 速報性が高い。日経BI
    ・米住宅着工数 景気低迷からの脱出の先行指標。年換算100万戸を超えると上向き。150万戸ペースで好景気。
    ・アメリカの貯蓄率もサブプライム後あがっていて、4%くらいで日本並。
    ・数字を予測してみる。将来の数字、。
    ・製品在庫率指数 と 生産指数や稼働率指数から景気の動向をみる。
    ・アメリカの成長 個人消費。
    ・消費者物価→マイナス デフレ
    ・中国1%のインフレが適正水準。
    ・消費支出 民需を表す
    ・機械受注 企業の投資意欲 設備投資指標
    ・貿易、通関 外需を表す
    ・公共工事 政府支出
    ・企業倒産件数 1500を超えると日本経済に深刻な影響
    ・米国個人消費 アメリカGDPの70%を占める
    ・中国GDP 390兆円 三十兆元


    数値目安も示してくれていることがありがたい。

  • 景気指標の意味、モニタリングのノウハウを学べた。数字を使って考えるトレーニングを普段から実践したい。

  • 高校数学で大きくつまづいて(というかサボって)以来、数字に苦手意識のある私。
    「日経新聞を毎日読んでいるという人の中でも、月曜日の日経新聞に『景気指標欄』があることを知っている人はあまり多くないようです。さらに、この景気指標欄をちゃんと読んでいる人となると、かなり少ないのではないでしょうか。」
    小宮さんのこの言葉の通り、私は景気指標欄があることは知っていましたが、いつもGDPを確認するだけでした。

    しかし、本書を片手に今月17日の景気指標欄を確認してみましたが、結構楽しい作業でした。小宮さんが述べるように、指標の横のつながりを見るのがおもしろい。

    この著書が発刊されたのが2009年なので、本書内での日経新聞のサンプルは「100年に1度の不況」を示す数値ばかりなのですが、今月17日の指標では、製造業の工場稼働率指数(05年を100)が09年5月の72.8から10年2月には90.1まで回復していること、また、09年4月は140.3だった製品在庫率指数10年3月には102.7にまで減少(在庫が減った)し、それに連動して生産指数09年12月でプラスに転換、以後増加を続けています。
    年明けから製造業大手の回復がとりあげられていましたが、それは数字で見ても確かでした。

    しかし、07年度より実質GDPが未だ30兆円少なく、「これから」という時にギリシャ不安。欧州の緊縮財政に発展すれば、円高・ユーロ安で日本の輸出はまた落ち込んでしまう可能性もあります。またドル高・ユーロ安で米国の輸出も落ち込み、輸入を縮小されてしまうと、これまた日本の輸出は減少です・・・と、これは16日の日経新聞のネタ。

    ・・・とりあえず研修期間中に、こういう話題も正確に理解できるようにしたいです。

  • 随分前に購入したものの、どうも読む気にならずに放置しておいた本。このところずっと購読している日経新聞に飽き始め、どうしたらもっと有意義に読めるか考えていたところだったので、本棚に眠っていた本書を見つけたのはラッキーだった。
     毎週月曜日に「景気指標」という日経の一コーナーについて詳細に説明してくれている。なにやら数値が多い日経新聞なのだが、このようにわかりやすく数値の背景にある現象について説明してくれると、なるほどと、これから日経をしっかり読みたい気分にさせてくれた。数値と個々の記事が密接に結びついていることが理解され、両者を横断的に俯瞰できるようになると読者を元気付けてくれる。
     これからの私の日経の「読み」にかかっているのだろう。まだまだ道は遠そうだが、経済的なセンスと知力をこれからも高めていきたい。

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著者プロフィール

経営コンサルタント/株式会社小宮コンサルタンツ代表

「2022年 『経営が必ずうまくいく考え方』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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