入門 三島由紀夫

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  • ビジネス社
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  • Amazon.co.jp ・本 (256ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784828422336

作品紹介・あらすじ

強烈な割腹自殺で戦後日本を全否定してみせた三島由紀夫。しかし終わりの見えないコロナ禍を生きぬくには三島の「文武両道の哲学」こそが劇薬となる。『葉隠入門』『行動学入門』『文化防衛論』『太陽と鉄』など三島作品とその行動の両面にスポットをあてた三島由紀夫入門。

感想・レビュー・書評

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  • 「三島が試みたのは、一つの文化共同体の、創造的な「文化意志」である。そこに日本人の民族の核心を見ようとする」
    そもそも、民族とは。日本人の「文化意志」は存在するのか。
    観念や認識は常に行動の前では脆いものである。
    三島は肉体と行動によって、つまりその結節点である死によって、観念の脆さを乗り越えようとしたのであろう。

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著者プロフィール

1957年生れ。文芸評論家、関東学院大学教授、鎌倉文学館館長。主な著書に『戦後文学のアルケオロジー』、『聖書をひらく』、『川端康成 魔界の文学』などがある。

「2020年 『遠藤周作 神に問いかけつづける旅』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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