夜だけは君に溺れて 密恋 (オパール文庫)

著者 :
  • プランタン出版
3.38
  • (5)
  • (1)
  • (3)
  • (2)
  • (2)
本棚登録 : 40
感想 : 5
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (304ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784829682173

作品紹介・あらすじ

大企業の受付嬢をしている梨花は、ひょんなことから
青年社長の拓海と“友だち”として付き合い始める。
女嫌いの噂があるのに、何故か梨花には思わせぶりな素振りを見せる拓海。
唇を奪われた夜、彼の過去を知り――。
心の傷を癒やしてあげるうち真摯な告白が。
「君が愛しくて、たまらない」
秘密の恋は、やがて甘いウェディングへ!

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • シンデレラの話を思い出す話です。
    一生懸命生きていれば、って感じの話しで、シチュエーションに憧れてしまい読みふけってしまいました。
    こんな良い話はないだろうな、って思いながらもどこかで期待を抱いてしまう内容でした。
    主人公の梨花は、昼は外資系企業で働くOL、夜は高級クラブのホステスという2つの顔をもつ純粋で真っ直ぐで人の痛みが分かる女性です。
    ホステス仲間の妬みで襲われそうになるが、片思い中で昼の会社の社長拓海に助けられるのであった。叶わぬ恋の高値の花が目の前にいることにドキドキ感がたまらなかったです。
    震える梨花を拓海はほっておけなく、梨花を自宅に泊めるのだが、女性嫌いの拓海なのだが、梨花にある事に対しての口止めのキスをする。
    梨花は受付嬢なのを気づかれないかドキドキしつつも、片思い中の拓海のことを知りたくなる。
    色々な気持ちのすれ違いや妨害などにも負けず、二人は惹かれあう。
    拓海の女性嫌いも梨花なら大丈夫なことを拓海も不思議に思いながら、手探りで梨花を大事にする拓海がとても素敵です。
    障害を乗り越え、本当の愛を拓海はしり、過去の恋を心から整理した拓海は梨花しか見えなくなる。
    本能のままに抱き合うシーンは挿絵の素晴らしさとストーリーの絡みに、興奮してしまいます。
    梨花のピュアな恋が結ばれハッピーエンドをむかえます。
    ラストシーンの「幸せのつめあわせ」の言葉に、幸せって本当はこういうことなんだろうな、と実感さえ覚えました。とても良い話でした。

  • 女側と男側の視点が交互に出てくる構成は意外とよかった。相思相愛だけど途中まではじれったく、それがかえって萌える!?
    基本ふたりでいちゃいちゃラブラブなので、イラストもふたりのものしかないのが物足りない。
    あと、サブキャラの佐野達がとことん悪者、真咲さんがとことんいい人に書かれているのも、物足りなかった。
    ま、H系ラノベってこんなものなんだろう。

  • お話としては、とても良い内容でした。
    ヒロインは実家の旅館が経営難で多額の負債を抱えているため、昼はOL、夜はホステスと仕事を掛け持ちしています。
    困難に懸命に立ち向かおうとしている梨花のひたむきさだとか、健気さだとかがよく描かれていたと思います。
    また、母親へのトラウマから女性を心底から愛せない孤独なやり手イケメン社長の心の闇、彼が梨花の優しさに触れ、次第に彼女に惹かれてゆく様子なども共感できました。
    ただ、個人的に、文中に〝ソコ〟だとか〝ナカ〟とかのカタカナ表記があるのが気になりました。ソコと表現したのは体の部位をダイレクトに表記するのがはばかられるからかと思いますが、何かかえって、卑猥な雰囲気がして私的には好みではありません。逆に漢字できちんと書いた方がすっきりするように思います。
    私は本を買うときは表紙やオビの作品説明や紹介を見て選びますが、冒頭にソコなどと表記されていたら、間違いなく買わないと思います。
    それだけで作品が上品さを失うように思うからです。
    また、レーベルの特色なのかもしれないけど、全体的に濡れ場が多すぎた、、、
    これでもか、というほどの濡れ場の連発に、しまいには、またか、と思いました。濡れ場の回数をもう少し減らして、人物の心理描写だとかを更に描いた方が良かったのではないでしょうか。
    同性でありながらイケメン社長に恋愛感情を持ち、梨花に嫉妬して酷いことをした秘書―佐野の感情などは例えば、もう少し克明に描いて欲しかったと思います。
    お話そのものは良かっただけに、その辺りが残念に思いました。
    でも、楽しく最後まで読めて、前向きな二人の姿にはとても清々しいものを感じました。

  • 両片思いのジレジレうまし!

  • 二人の関係性がとってもよかった。社長と受付嬢(なんだけど、借金返済のために変装してクラブで働いたり、ハーブティー専門?カフェで働いたり、と忙しい!しかも旅館の娘さん)拓海も色々背負ってるものがあって大変。そんな2人が織りなすラブストーリーはピュアで優しい気持ちになれるものでした。社長秘書…こんな人実際にいたら怖いなぁと思う。ティアラの現代版のようです。

全5件中 1 - 5件を表示

著者プロフィール

2011年に作家デビュー。著書は「フラチなボディガード」(発行:プランタン出版)、「騎士団長と『仮』新婚生活!?」(発行:ジュリアンパブリッシング)など多数。乙女系シナリオライターとしても活動している。

「2018年 『社長といきなり新婚生活!?』 で使われていた紹介文から引用しています。」

立花実咲の作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×