日本の論点 2021~22

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  • プレジデント社
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  • Amazon.co.jp ・本 (365ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784833423953

感想・レビュー・書評

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  • p203 強者同士のM&Aは1+1=2いかになることも珍しくない

    p261 中国には、当時のソニーやホンダのように自分からアメリカに攻め込んで、設計やマーケティングを行い、あるいは販路を築いて、自らのブランドでアメリカに商品を輸出している企業というのは、私の知る限り一社もない

    統計上、アメリカの対中貿易が60兆円規模まで含んらんでいる最大の理由は中国企業が売りつけるからではない。アメリカ企業が買うからである

    p263 気の毒なのは中国で、そもそも中国企業がアメリカに直接売り込んだことはないし、アメリカ人の子料を奪っているわけではないのに、叩かれているのだ。
     雇用を守りたければ、アメリカが自分で調整すればいい。中国企業に発注しているアメリカ企業を制裁するしかないのだ。

    p271 きっかけになった逃亡犯の改正は、2018年2月起こった、香港人が台湾で恋人の女性を殺害して、台湾当局に逮捕させる前に香港に戻ったという事件がそもそもの発端だ。台湾当局は容疑者の身柄の引き渡しを求めたが、香港と台湾は犯罪人の身柄の引き渡し協定を締結していない。そこで、香港政府は逃亡犯条例を改正して容疑者を台湾に引き渡せるようにしようとした。つまり、当初は香港と台湾の問題だったのだ。これを中国政府が嗅ぎつけて、まったをかけた。台湾は中国の一部なのだから、台湾と引き渡し協定を結ぶのはおかしい、中国との引き渡し協定に改正案を書き直せというわけである。

    p329 イラクがシーア派に塗り替えられたことで、レバノン、シリア、イラク、イランにまたがるシーア派の三日月地帯が完成したと言われる

    p333 ソレイマーニー殺害で世界で一番恐怖したのは金正恩

  • 毎年初めに大前研一氏の本シリーズを読むのを習慣化していたのですが、コロナ禍で非常に動きの速くなった2021年、正直週刊連載のまとめである本書の情報量ではいかんともしがたく、いかに世界の流れが速く・専門化されていることに驚きを禁じ得ない。残念ながら来年からは本シリーズを読むことはないと思うが、大前氏が云々というよりもパッケージの問題である(2021.04.29読了)

  • ふむ

  • 今までの大前本のなかで圧倒的コスパが悪い。
    時期的に仕方ないのかもしれないが、大前さんが書籍として出版したことが残念。
    次回期待。

  • 2021/2/28(日)読了。honto電子書籍にて。

    時期モノの本は早く読まないと、と優先して読んだものの、
    それでもやはり、発売日が2020/11/28でも、書かれた時期が章によって1年間の幅があり、今日時点では既に結果が出ていたり新たなファクトによってかなり議論の方向性が変わっていたりで、こういう系の書籍の難しさ(書くのも読むのも)を感じた。
    何より、経営コンサルタントとか凄腕の提案者と聞いていたけど、本書に関しては、日頃新聞や雑誌やネットを見て情報収集できることにちょっとプラスアルファ程度で、おさらいみたいに感じる部分が多く、時事ネタは雑誌で読んで、特定の本質のテーマを切り込んだものを書籍として読んだ方がいいのかも、と思った。また別の大前氏の書籍を読むことにしたい。

  • 1年の始めに読んでおいてよかった。
    日常の業務よりも高い視座を持つことが仕事にも活きてくると感じる

  • 記載されている情報が古く、過去の論点であるものが多く、真新しさがない。値段を考えるとコスパはかなり悪い。

  • 今までめんどくさくて理解するのを放棄してた世界で騒がれてる論点についてファクトと大前研一の私見が書かれていた。読みやすく理解が進んだ。これからは日経新聞をもっと深く読めるようになりそうで良き。

  • 中国についての言及が多かった。こらから世界の流れはやはり中国抜きでは語れないと思う。

  • <目次>
    巻頭言DX時代に、生き残るスキルを磨け
    日本編
    世界編

    年末恒例の、大前本。
    内容は、ちょっと飽きた。
    カバー表紙の大前氏の写真が、なんかいい雰囲気。
    ほんとは、笑うセールスマン体形なのに。

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著者プロフィール

1943年、福岡県生まれ。早稲田大学理工学部卒業後、東京工業大学大学院原子核工学科で修士号を、マサチューセッツ工科大学大学院原子力工学科で博士号を取得。(株)日立製作所原子力開発部技師を経て、1972年、マッキンゼー・アンド・カンパニー・インク入社。 以来ディレクター、日本支社長、アジア太平洋地区会長を務める。現在はビジネス・ブレークスルー大学学長を務めるとともに、世界の大企業やアジア・太平洋における国家レベルのアドバイザーとして活躍のかたわら、グローバルな視点と大胆な発想で、活発な提言を行っている。

「2018年 『勝ち組企業の「ビジネスモデル」大全 』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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