てぶくろ (世界傑作絵本シリーズ)

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  • Amazon.co.jp ・本 (16ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784834000504

感想・レビュー・書評

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  • ウクライナ民話。
    表紙の色遣いやお花の縁取りの絵も素敵。
    小学校低学年、知っていてもいったい今誰が手袋の中に??無理でしょー!とわくわくする。おうちのようになっていくてぶくろのディテールも楽しい。うちだりさこさんの訳も大好き!

  • ウクライナ民話を元にラチョフが書いた童話。
    雪の上の手袋にネズミが住み込み、次々動物がやって来て仲間入り。皆仲良く平和。手袋はあるべき社会。

  • おじいさんが落としたてぶくろの中に、くいしんぼうねずみが暮らし始めました。そこへぴょんぴょんがえる、はやあしうさぎ、おしゃれぎつね・・・次々と動物たちが住み着いていき、最後はのっそりぐまがはじけそうになりながらも入りこんでしまいます。いったいどんなてぶくろなの?と想像しただけで楽しそう。
    「いれて~」「どうぞ!」と言葉のやり取りと登場する動物に引き付けられるお話です。3歳から楽しめる絵本。

  • おじいさんが森で、てぶくろをかたほう落としました。
    するとねずみがかけてきて、てぶくろにもぐりこんでいいました。
    「ここでくらすことにするわ」
    そこへぴょんぴょんかえるがやってきて、
    「わたしもいれて」「どうぞ」
    そこへうさぎがはしってきて…
    どんどん増える動物たちが楽しい一冊です。

    ねずみ、かえる、うさぎ…辺りまでは許容範囲。
    きつね、おおかみ、いのしし…とだんだんなかなかの暴挙です。
    極めつけはのっそりぐま。どうやらのっそりぐまも無事入れたようなので、くまの入った描写も見たかったな。いのししまでは、なんとか手袋を拡張し、いい感じに収まってます(笑)。途中で窓を作っている辺り、なかなかのDIY。
    ちなみにおおかみ辺りから、「入れて」の後の返答が渋くなっていくのがよいです。
    おおかみ「おれもいれてくれ」「まあ いいでしょう」
    いのしし「わたしもいれてくれ」「ちょっと むりじゃないですか」
    くま「わしもいれてくれ」「とんでもない。まんいんです」
    結構現実的な先住民たち。それに対して、
    いのしし&くま「いや、どうしてもはいってみせる」
    許可を取ったのは何だったのか。笑
    なせばなるということでしょうか。
    動物たちがぎゅうぎゅう詰めで仲良くひとつの手袋に入っているところを想像したら、可愛くて楽しいです。
    最後、どうなったかなと思ったら、手袋を探しに来たおじいさんと子犬の鳴き声に驚いて、みんな逃げてしまうんですねぇ。
    結局てぶくろはおじいさんのもとに戻ります。
    拡張した窓はどうなったかな?

    読み聞かせ、約5分。

  • くまが来たとき、もういっぱいで入れないよ と言っていました。

  • ウクライナ民話、絵だけでも十分ストーリーを想像しながら楽しめる作品だと思います。

    「わたしもいれて」と言いたくなる。

    でも、のっそりぐまやきばもちいのししまで入る手袋って…なんて野暮なことを考えてしまいました。笑


    心くすぐる優しいファンタジーの世界
    絵本を読むのもいいなと思いました。

  •  おじいさんが森で落とした片方の手袋。色々な動物たちがやって来て、手袋に住み着く。ウクライナ民話を元にした絵本。


     図書館本。
     初版は1965年のロングセラー。
     民話によくある繰り返しパターンのお話。訪れる動物もしだいに大きくなって行く。スラブ系らしい衣裳に身を包んだ動物たちがユーモラスで可愛らしい。
     やさしい語り口の訳も魅力。
     さりげなく魔改造されて行く手袋の住居っぷりも楽しい。

     セリフもなかなか珍妙で、イノシシが入れてもらいに来た時の、
    『ちょっと むりじゃないですか』
    『いや、どうしても はいってみせる』
    これは何度読んでも笑ってしまう。意志が固すぎるわ(笑)

  • これも子供の頃に読んでいた本です。
    昔はこんなに小さな手袋に色んな動物が入って楽しそうだなと感じていましたが、今読むとこんなにてぶくろに入る動物いたっけ?と思ってしまいました。

  • 森の中で落っことした手袋に動物たちが次々と住み着くお話。これは中に住みたくなるよねと思うような暖かそうな手袋です。
    洋服を着ているものの、動物たちの形態は結構リアルでいい感じ。

  • ウクライナ民話。小学校の教科書に載っていて、クラスでペープサートをやった思い出の1冊。
    おじいさんが落としたてぶくろを小さなねずみがお家にして、色んな動物がこのお家にやってくる。力づくで家を奪うのではなくて、「わたしも中に入れて」と、どの動物も先に住んでいる動物に礼儀正しくお願いしていく。「もう…入らないよー!」とぼやく動物もいるけれど結局入れてあげて、みんなでぎゅうぎゅうに過ごす。「優しさ」がたくさん詰まっている話。今こそ、優しい気持ちを思い出さなきゃ!と思わせてくれる話。

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著者プロフィール

うちだりさこ 1928年、東京に生まれる。早稲田大学露文科卒業。1964年、ポーランドに留学。ロシア、ポーランド、チェコなどのすぐれた児童文学・昔話・絵本を翻訳、紹介した。主な訳書に、童話『きつねものがたり』『ぞうのドミニク』『ロシアの昔話』、絵本『おおきなかぶ』『マーシャとくま』『もぐらとずぼん』『しずくのぼうけん』『くった のんだ わらった』(以上、福音館書店)、『ちいさなヒッポ』(偕成社)など多数。1997年没。

「2020年 『てぶくろ ウクライナ民話』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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