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- Amazon.co.jp ・本 (293ページ)
- / ISBN・EAN: 9784834022599
作品紹介・あらすじ
ブルガリア、ルーマニアなどバルカン半島の国々に伝わる昔話から29話を収録。
感想・レビュー・書評
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図書館で読んで大好きな本です!
先日とうとう購入しました。
表題作含め、素敵な話が多いのですがそのうちで「おかみさんと悪魔」は女という生き物の凄まじさを表していると思います(笑)
また、悲恋の物語も複数収録されているのですが特に「月光のうた」は恋人たちが二人寄り添っていく様を想像すると切なくも美しい場面だと思うのです。
最後に、表題作「いちばんたいせつなもの」。
・・・後半ニヤニヤできますw -
表題作「いちばんたいせつなもの」は、貧乏な粉屋に王様が無理難題をだし、それを粉やの娘が知恵をつかってこたえていくお話。
おうさまがついに、頭のよい娘を妻にしたいと娘に告げると、娘は「わかりました。ただし約束してください。わたしが城を追い出されるときは、いちばんたいせつなものをしろから持ち出すことをお許しください」といい、王様はそんなことがあるわけないと言うのですが、結局ある日娘にでていけといいます。
娘のもちだすものがとっても良いなぁ。と思えるおはなし。
やっぱり昔から女性は男性より上手にいて、それをみせないで立ち回っていたのですね。
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