黄色い夏の日 (福音館創作童話シリーズ)

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  • 福音館書店
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感想 : 27
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  • Amazon.co.jp ・本 (320ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784834086263

感想・レビュー・書評

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  • 古い洋館に住む老女と、ときおり姿を見せる美しい我儘な少女。これはファンタジーの王道の…とわかってて、何となれば、主人公の少年もそれをわかってて、それでもひきずりこまれてしまう。美しさも甘さも人を壊す不吉な影。それでもひかれてやまない夏の日の強い光。毒の回りがすごすぎる。

    途中で1ページだけはさまれる挿画がある。キンポウゲの咲き乱れる庭。ぞっとして、思わず本を閉じてしまった。

  • あぁ...そうそうこの不思議な世界に入り込んでいく感じ。高楼方子さんの “長編” は『十一月の扉』しか読んでないけど、読み進めていくと『思い出のマーニー』のような...物語にも思えてきて。

    (返却日までに読み終えられず...
    延長しようとしたら
    予約している人がいて返却することに...)

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著者プロフィール

高楼方子 函館市生まれ。絵本に『まあちゃんのながいかみ』(福音館書店)「つんつくせんせい」シリーズ(フレーベル館)など。幼年童話に『みどりいろのたね』(福音館書店)、低・中学年向きの作品に、『ねこが見た話』『おーばあちゃんはきらきら』(以上福音館書店)『紳士とオバケ氏』(フレーベル館)『ルゥルゥおはなしして』(岩波書店)「へんてこもり」シリーズ(偕成社)など。高学年向きの作品に『時計坂の家』『十一月の扉』『ココの詩』『緑の模様画』(以上福音館書店)『リリコは眠れない』(あかね書房)『街角には物語が.....』(偕成社)など。翻訳に『小公女』(福音館書店)、エッセイに『記憶の小瓶』(クレヨンハウス)『老嬢物語』(偕成社)がある。『いたずらおばあさん』(フレーベル館)で路傍の石幼少年文学賞、『キロコちゃんとみどりのくつ』(あかね書房)で児童福祉文化賞、『十一月の扉』『おともださにナリマ小』(フレーベル館)で産経児童出版文化賞、『わたしたちの帽子』(フレーベル館)で赤い鳥文学賞・小学館児童出版文化賞を受賞。札幌市在住。

「2021年 『黄色い夏の日』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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