腎臓病は運動でよくなる! (東北大学が考案した最強の「腎臓リハビリ」)

著者 :
  • マキノ出版
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  • Amazon.co.jp ・本 (184ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784837613343

作品紹介・あらすじ

「安静にする」のは大間違い!
腎機能をアップする
「東北大学式・腎臓リハビリテーション」の全貌を公開!

腎臓リハビリテーションは、
東北大学が20年以上の研究を経て構築した、
慢性腎臓病の患者に向けた、日本初の改善プログラムです。

このリハビリテーションを実践することで、
悪化した腎機能を改善したり、
慢性腎臓病の進行を抑制したりする効果が明らかになりました。

まだ透析に至っていない保存期の患者だけでなく、
人工透析になった患者にとっても、
腎臓リハビリテーションはよい影響を及ぼします。

具体的な内容は、
高齢者でも、体力に自信がない人でもできる、
ごく簡単な「体操・運動・筋トレ」です。

「腎機能が基準値まで回復し、12kgの減量に成功!」
「尿タンパクが出なくなり、透析への不安が消えた」
「糖尿病性腎症でも血糖値・血圧が基準値以下に降下!」
「透析を始めて25年でも、自転車通院するほど元気」
など、実践した人の喜びの声は、本書で詳しく掲載。

食事や薬に関する注意点など、
生活全般のアドバイスも満載しています。

【こんな人にお勧め】
・慢性腎臓病の原因となる、高血圧や糖尿病を患う人
・健康診断で腎機能の低下やタンパク尿を指摘された人
・「このままでは透析になる」と診断された人
・人工透析を行いつつ、よい状態をキープしたい人

感想・レビュー・書評

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  •  以前は腎臓病の方は運動を制限され安静にしていたそうです。
     ところが著者の上月先生がラットの実験から軽い運動が腎臓に良いと発見され、広めていったそうです。
     腎臓病の運動療法の本家本元ですね。
     実は私も血液検査の結果、腎臓に関する値が少し悪いのです。
     クレアチニン(eGFR)の値が少し異常値の方に入っています。
     あと、尿酸値も高くてこれは腎臓に悪いようです。
     これらの値は職場の健診の標準項目には入っていなくて、偶然他の件でクリニックで血液検査をした時に分かったものです。
     だから職場の健診だけで安心せずに、気になる数値は独自に検査する必要があります。
     本当は胃カメラや大腸カメラもやったら安心できるのでしょうが、そこまではさすがに大ごとになるので……。
     それはともかく、本書に書かれている運動はそう大変なものではありません。
     腎臓病の方はあまり激しい運動は良くないということで、手軽にできる運動です。
     特にウォーキングが重視されています。
     私もウォーキングや軽い運動をして腎臓を大切にしようと思います。
      https://sfclub.seesaa.net/article/483329908.html

  • 透析を受けていても活用できる人もいる体操・運動・筋トレ。
    ウォーキングは1日20~60分を週3~5度。
    普段でもできてないなあ。意識して歩こう。

    運動以外でも覚えておこうと思った言葉。
    「私たちの”やる気”というものは20秒しか続かない。
    だからこそ、やる気になったとき、迷わず体を動かす」
    今からパソコンを閉じて動こう。

    健康診断で引っかかったので勉強。

  • 本書を見つけたことで希望がもてた。運動を実践中。

  • 978-4-8376-1334-3
    C0377¥1300E

    ビタミン文庫
    肝臓病は運動でよくなる!

    平成31年1月11日 第1刷発行 (2019年)
    平成31年4月13日

    著者:上月正博(こうづき まさひろ)
    発行所:株式会社マキノ出版

    ----------------------------------
    カバー扉より
    東北大学式・腎臓リハビリテーションはこの20年余りの研究の成果の上に構築された、慢性腎臓病の患者さんのための、日本初の改善プログラムです。
    このリハビリテーションを行うことによって、悪化した腎機能を改善したり、慢性腎臓病の進行を制御したりすることが可能になってきました。「はじめに」より----

    本書は次のような方にお勧めしたいと考えています
    ・慢性腎臓病の原因となる、高血圧や糖尿病などの生活習慣病がある方
    ・健康診断で、腎機能の低下や蛋白尿を指摘された方
    ・「このままでは透析になりますよ」と医師にいわれたかた
    ・現在、人工透析を行っているが、出来るだけいい状態をキープしたい方
    ・腎臓病を患うご家族がいらっしゃる方

    このリハビリテーションという両方は「ローリスク・ローコスト・ハイリターン」です。

    -----目次(抜粋)----
    はじめに
    1 慢性腎臓病とはどんな病気か
    2 腎臓リハビリテーションの効果
    3 腎臓リハビリテーションのやり方
    4 腎機能をアップさせる生活 Q&A
    5腎臓リハビリテーションを実践した人の声
    終わりに
    腎臓リハビリテーション記録表
    参考文献
    ----------------------
    リハビリテーションで最も大切なことは「続ける事」たとえ一日1セットであっても続ける。
    腎リハが生活の一部になるために
    1 頑張りすぎない
    2 思い立ったらすぐにやる
    3 記録をとる
    4 仲間をつくる
    ---------------

    ※ 詳細目次はメモに
    ------------------------------
    腎臓リハビリテーションとは
    腎疾患や透析医療に基づく身体的、精神的影響を軽減させ、症状を調整し、生命予後を改善し、心理社会的並びに職業的な状況を改善することを目的としたもの。
    具体的には
    ・運動療法
    ・食事療法
    ・水分管理
    ・薬物療法
    ・教育
    ・精神・心理的サポート等
    長期にわたる包括的なプログラム
    -----------
    運動不足によって、内臓脂肪が増えると、脂肪細胞から炎症性物質が放出される。その結果前身の炎症が引き起こされ、それが、血糖値の上昇や動脈硬化、高血圧などの引き金となる。
    運動不足はこうして多くの病気の温床となっている。

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著者プロフィール

上月 正博(こうづき まさひろ):監修東北大学名誉教授。公立大学法人山形県立保健医療大学理事長・学長。1981年、東北大学医学部卒業。2000年東北大学大学院内部障害学分野教授、2002年東北大学病院リハビリテーション部長(併任)、2008年同障害科学専攻長(併任)、2010年同先進統合腎臓科学教授(併任)を経て、2022年、東北大学名誉教授、山形県立保健医療大学理事長・学長に就任。日本腎臓リハビリテーション学会理事長、国際腎臓リハビリテーション学会理事長、日本リハビリテーション医学会副理事長、日本心臓リハビリテーション学会理事、日本腎臓学会評議員などを歴任。医学博士。総合内科専門医、腎臓専門医、高血圧専門医、リハビリテーション科専門医。『腎臓リハビリテーションガイドライン』(南江堂)など医師向けの著書・監修書も多数。

「2023年 『上月式 名医が教える腎機能のための食品成分BOOK』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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