作品紹介・あらすじ
―とんとんからん、とんとんからん。
古都の玉繭神社にある機織り小屋で、今日も巫女・絹子は布を織る。田舎の辺鄙な村から出てきた絹子は、社務所に住みながら、大学で非常勤講師として日本文化や機織りを教えている。住処は大家が管理し、シロとクロという若者がいつも美味しい料理を作ってくれ、快適だ。だが、その寮の住人の数も、どんなモノが住まうのかも、絹子は知らない―。ある日、絹子は生徒から「神隠しに遭ったかも」と相談を受けて…。古都を舞台に糸が舞う、あやかし謎解き噺。
感想・レビュー・書評
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評価★1
一話ごとにしっかりとオチがあり短編のように感じ、ホラーは苦手な方だがどちらかといえばミステリー色が強い話だったので普通に読めた。
【図書館本】読友さんの読みたい本から拝借。古都の小さな神社に住まい、大学で非常勤講師として働く絹子が、“あやかし”にまつわる生徒からの相談を受けたことで始まる謎解き物語。作者が日向夏先生なだけあって設定も面白く、内容に深く入り込めた。ところどころに撒き散らされた伏線が後半から徐々に回収されていくのも魅力。喜成村になおも残る因習が、“伝統ある村だから”という理由で黙認されているのはとても恐ろしいと思った。次巻に続きます。
オチを言う!瓜子姫の話だった(民俗学のるつぼ)
「瓜から生まれた瓜子姫」の民話
歌いながら機織りをするがアマノジャクに騙されて
という本来の民話が本書にどのように描かれたか
桃太郎・シンデレラ・猿蟹合戦・おおかみと七匹の
子ヤギ・そらまめとわらすみ・カチカチ山と同じ様
だが瓜子姫の物語は桃太郎よりも古いらしい
しかも、京極夏彦フアンなら狂気する狂骨・絡新婦
・ぬりかべ・くだぎつね等のパワーワードが飛び交
う中、多くの事件が続くし読者を良い意味で裏切る
なぞとき、仕掛けも随所にある
しかも、続編もあるのだよ(´・ω・`)
田舎の辺鄙な村から出てきた絹子。玉繭神社の巫女をしつつ、大学で機織りを教える講師をしている。絹子の周りで不可解な事が起こり…
思ってたよりホラーでした。信じていた人達が次々と犯人だったのが、若干ショックでした。
絹子には味方は大家やシロ、クロしか居ないと思ってたけど、故郷にちゃんと味方がいてそれだけは救いでした。
続けて続編読み進めたいと思います。
978-4-8399-6109-1c0193¥647E.
繰り巫女あやかし夜噺
~お憑かれサンです、ごくろうさま~
2016年11月20日 初版第1刷発行
著書:日向夏
発行所:株式会社マイナビ出版
イラスト:六七質
裏表紙より
古都 玉繭神社で謎解き、不可思議、絲紡ぎ。
とんとんからん。玉繭神社にある機織り小屋で、今日も巫女絹子は布を織る。
田舎の辺鄙な村を出た絹子は、神社内に住みつつ大学で講師として機織りをおしえている。住処はオオやが管理し、シロとクロという若者がいつも美味しい料理を作ってくれ、快適だ。だが、其処にどんなモノが住まうのか絹子は知らない―。
ある日、絹子は生徒から「神隠しに遭った」と相談を受け…。ことを舞台に絲が舞う、あやかし謎解き噺。
--目次
序章 うりこひめ
1章 ぬりかべ
幕間 その一
2章 がしゃどくろ
幕間 その二
3章 ひのえんま
幕間 その三
4章 くだぎつね
幕間 その四
終章 あまんじゃく
あとがき--
※あとがきにこの一冊ができた経緯が描かれている。メモへ
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あやかしだし お憑かれさんだし オドロオドロシイところもあったけど、怒涛の回収で終了。
次の年も非常勤講師をすることが決まったので。ネタが尽きるまで継続可能の設定になって終わった。
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うりこひめ あまのじゃく
これらの昔話を知っているとなお楽しめた。
最初に読んだときは、「うりこひめ」のお話を知らなかった。昔話の「瓜子姫」のお話は結末が地方によっては変わるようだし、若い人は知らないかもなぁ(私は単に忘れていただけだけど)
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大家…。 謎のまま終わったw
※メモ有 ネタバレ 登場人物などはメモへ
教授‥。「動物のお医者さん」にこんな感じの人いたなぁ‥。アフリカのお面の教授。
織物と妖とそして人間と
優しい物語なのかと思ったらちょっぴりホラーでぞくっとしてしまう
不思議な出来事、そして事件
それは一体誰の仕業か……
絹子ちゃん、可愛らしい天然の女性なのかと思いきや過去がドーンと重たい
絹子ちゃん…大変だったという言葉では言い表せないけど、大変だったんだねぇ……
結構多く種明かしがあったけれど、絹子ちゃん、そして大家さんにはまだまだ秘密があるのかな?
『薬屋のひとりごと』作者の日向夏の作品.次の『薬屋・・・』が出版されるまでの間に読みました.ちょっと不気味さが漂うのですが,最後まで何故なのかがわからない構成です.(ネタバレを避けます.)
これも普段は読まないジャンルですが,なかなか良かったです.次巻も読みたいと思います.
あんまり謎解き系読まないからのかもしれないけど
難しくて途中で読むのやめてしまった
話があんまり入ってこなかった
絹子に自覚が無いため、ちょっと不思議な物語になってます。
話の中で何かが解決したりはしてないんだけど、そういう世界もありかなと思えてくる。
著者プロフィール
福岡県出身。小説家、ライトノベル作家。2012年に「小説家になろう」に投稿していた『薬屋のひとりごと』が書籍化され、デビュー。同作は2種類のコミカライズされ、ねこクラゲ作画の作品は「次にくるマンガ大賞2019」でコミックス部門の1位、倉田三ノ路作画の作品は「Google Play Best of 2019」のユーザー投票部門にノミネート。23年にアニメ化された。
日向夏の作品