ますむら・ひろし 宮沢賢治選集1 グスコーブドリの伝記 (MFコミックス)
- KADOKAWA(メディアファクトリー) (2008年9月22日発売)
- Amazon.co.jp ・マンガ (314ページ)
- / ISBN・EAN: 9784840122641
感想・レビュー・書評
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グスコーブドリの伝記は、小説で読んだ時より淡々とした印象。ただ運命に弄ばれようが逆らわず励み、そんな中でもひねくれることなく、最後は、世のために身を投げ出すという一遍。猫の事務所は、不可解といえば不可解。獅子はさらに上の上司なのか、そんなことが地理か、といっても、そんなこととは、半分は賛成の半分は、ともやもやした思いを残しつつ。カイロ団長は、ずる賢いトノサマガエルと人のいいアマガエルたちの攻防。王様はどこにいるのだろうと思いつつ。どんぐりと山猫は、その裁きでよかったんだろうか、と思いつつ。
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絵を見るまでどういう漫画家さんなのか全く存じ上げていませんでした。ああ、この方だったんですね。
僕が頭のなかで賢治の作品を読みながら描いていた描写とはまた違ってはいますがどこのコマもシーンも丁寧に原作からひろおうとした思いがあふれていて読んでいてとても楽しかった。カイロ団長の描写の明るさが大好きです。猫の事務所の獅子のたてがみの描き方いいなー。 -
映画版グスコーブドリの伝記を見てきて、原作が気になったので購入。
こちらの絵柄も素朴でとてもかわいいです。
映画では描かれていなかった部分が補完できてよかったです。
ネリは生きていたんだなあ。。あとコトリの存在感。
沢山ありますが、この2つが一番映画版と違う部分かなと感じました。
映画版も原作コミックもどちらも良さが違って面白いと思いました。 -
面白かった。賢治のオリジナルだけ読んでいてもわからないことが、少しわかった気がした。