- Amazon.co.jp ・本 (197ページ)
- / ISBN・EAN: 9784840123488
感想・レビュー・書評
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レインボーハイツに関わる人達の視点がくるくると変わり
奇妙な方向へと全てが流れて行く。
その流れを作っているのは彼…と思いきや?
人間ふとしたきっかけで狂気に駆られて行くわけですが
これはもう箍が外れた、としか言いようが…。
最初の夫婦は因果応報という感じがしなくもないですが
次については…結局妻に因縁つけてる、という気も。
少しずつ、そして怒涛のように流れる感情。
その切り替わった瞬間には怖いものがありますが
面白かったか、と言われると…どうなのでしょう?詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
ホラーと言うよりは、やっぱり怪談に近い感じ。人間の心の奥底にある闇が怖かったです。そして、その闇の箍を外すのが瑠衣という存在だったのかな、と個人的には思っています。でも、「レインボーハイツ」が建っている土地について、鶴江が少し口にしていたけれど…結局あれは何だったんだろう?
ラストも後味は悪いけれど、ある意味スッキリしていて、それなりに楽しめた作品でしたが、ちょっとダラダラとしてしまった印象はあります。 -
意外にもというか、なかなか読みごたえがあった。主人公の千加子の闇の部分は実は誰もが持っているもので、それを形にされてしまった不幸というか。おもしろかったな。
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怖い…。
人の心の闇は深いです…