- Amazon.co.jp ・本 (408ページ)
- / ISBN・EAN: 9784840221917
作品紹介・あらすじ
シティ・神戸消滅から3ヶ月。北米のシティ・マサチューセッツは、簡易型「魔法士」量産に成功した研究機関「ウィザーズ・ブレイン・ファクトリー」と軍の、共同統治下にあった。「ファクトリー」の「魔法士」ディーは、破壊活動を行う遠距離攻撃型魔法士「光使い」を追ううち、セラという少女と出会い惹かれ合うようになる。セラの母マリアが自分の追う「光使い」とも知らずに…。その頃、かつて最強と謳われた「黒衣の騎士」黒沢祐一は、一通の手紙を手に、シティ・マサチューセッツを訪れる。滅亡へ向かう近未来を舞台に、物理法則すら操る「魔法士」たちの戦いを描く人気シリーズ第3弾。
感想・レビュー・書評
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2巻のときは登場人物を一新していたのに対し、この巻では1巻に出ていた黒沢祐一が再登場したことにまず驚かされた。「1つの巻ごとに話が完全に終着するとは限らない」と、そんな「この物語が続いていく」ことにワクワクさせられた。
この巻の主人公であるディーとヒロインのセラ、二人の子どもがそれぞれ置かれた境遇がまた辛い。WBは幼い子に厳しい話なのだとつくづく思う。
特にセラとその母親であるマリアの間で語られた物語後半の展開には涙を禁じ得なかった。ラノベを読んで泣いたのは、後にも先にもこのときだけ。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
また泣いた
子どもを生むってことは母親にとって自分の味方を創るってことなのかな?
自分を必要とする
自分の生きる理由になる
無条件でそう思ってくれる人を創ることなのかもしれない
子どもは母親を愛するよ
家族がいて幸せなのは子どもじゃなくて親なのかもしれない
ディーくんが可哀想過ぎるや
クレアからもセラからも完全に愛されることがなくなって
何も悪いことしてないのに
ただ生み出されただけなのに
ディーくん幸せにならないかな? -
電子書籍で買い直し。
この巻好きだ。 -
このシリーズ、とにかく登場人物が多い。この頃はまだキャラ紹介の段階で、他の巻で主役を張っていたキャラとほとんど絡みがないのです。
そんな中、私の一番のお気に入りがこの表紙の二人です。
とにかく、かわいいんです。シリアスなシーンでないところでのやり取りが。
しかし、物語自体が毎回悲しくて泣いてしまいます。
この先どんな展開が待っているか未だわかってはいないけど(シリーズは2014年3月現在完結に至っていない)、幸せになってほしいと一番思う二人です。 -
いったいどれだけの人間を出すつもりなのか。またまた違う視点から物語が始まっています。異なる目線から見た世界を見ることでその人がいったいどう考えているのかというのが、それぞれ違いが出て面白いですね。
そして、相変わらず救いがないと言ったら良いのか、いいやつ悪いやつ人それぞれ。先は長いので、じっくり読んでいきたいですね。 -
親子愛の巻。
こういう話に弱いので何度読んでも泣けます…。 -
ウィザーズシリーズはこれから読み始めたのでこっちを登録。
世界観から表紙をめくってカラーをめくった次の短い文章から全てがツボすぎる物語。
年に一冊刊行なのが玉に瑕(苦笑 -
ウィズ3巻。
またまた舞台が変わってディーとセラの物語。
表紙は作者も絵師も言われていますが、当時凄く衝撃を受けました。
じゅんけさんの作品の中でもかなり好きな作品です。
前巻の様に前半はほのぼのと進みますが、後半は急にシリアスになります。
罪は罪だけど、誰かが悪いわけじゃない・・・
マリアもディーも。
難しいです。 -
既読。好きな本。シリーズ三作目。
ありえないけれど、未来これに近いものになる可能性はあるんじゃないかと少し思う。好きというか、一回読むと離れられなくなった。
個人的に一番好きなのは3巻だが、どれも感動します。 -
ファクトリーの任務を何度も失敗し、規格外の騎士であるためになんとか処分されずにいる[双剣]。後が無い任務の捜査で出会った一人の少女と惹かれあっていく。
少年は強くなりたいと望み、取り返しのつかない罪を背負う。
少女は母を守るため[光使い]として覚醒する。
少年は少女を守ると誓い、姉[千里眼]との闘いに挑む。
少女は真実を知り、強くなると決意した。