半分の月がのぼる空〈4〉 grabbing at the half-moon (電撃文庫)

著者 :
  • アスキー・メディアワークス
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感想 : 51
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  • Amazon.co.jp ・本 (344ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784840229364

感想・レビュー・書評

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  •  うぉおおおおおおおおおやばい、涙が溢れてしまう。以上

  • 2012/6/24
    夏目の過去がメインの話。夏目にも壮絶な過去があった。

    すごく哀愁が漂う物語。読んでいて悲しくなってくる。

  • 里香の手術が終わり、裕一と里香が会えなくなってから会えるまでの話。
    だけど、実質主体は夏目先生。
    夏目先生と、その彼女であり奥さんだった小夜子の話が中心でした。
    その小夜子さんとのことがあり、夏目先生の裕一に対する態度があんな風になっていたんですね。
    非常に良かったです。
    ほんと面白かったです。
    そしていつもの司の覆面はドスカラス、そして兄もマスカラスで登場。
    マスカラスとドスカラスのエピソードも入って居たりします。
    この巻の最後で時限付きではあるけども、裕一と里香の距離が縮まってきましたね。
    いわゆるトゥルーエンドって感じで、最終巻が締めくくられると思うけど、悲しい物語ですね。
    でも良いお話です。良かった。

  • ■書名

    書名:半分の月がのぼる空〈4〉 grabbing at the half-moon
    著者:橋本 紡

    ■概要

    里香の手術が終わった。手術直後、主治医夏目の口から放たれた言
    葉に、僕は戸惑う。そして訪れたのは、生ぬるい日常だった。あま
    りにも当たり前で、捉えようのない日々。戸惑う僕に、新たな現実
    が迫ってくる。もう里香には会うな、邪魔なんだよ、おまえは―。
    一方、その宣告を下した夏目は、ずっと僕を避けていた。ヤケにな
    った僕がバカ騒ぎを繰り広げる夜、ヤツは亜希子さんに自らの過去
    を語りだす。それは失ってしまった者と失おうとしている者の思い
    が交錯する夜だった。

    ■感想

    前の巻の最後で、夏目が手術後意味深な言葉を残していましたが、
    その直後から話が続きます。

    この巻はのメインは、里香と裕一というよりも、夏目の過去の物語
    ですね。
    今までも、ちょくちょく伏線が張られていたので、何となく想像は
    出来ていましたが、過去の話は、驚くぐらい想像どおりでした・・
    もう少しひねってあっても良かったと思うのですが・・・

    メインは、過去の話ですが、後半には、裕一が里香に会うために
    なりふり構わず行動する描写があります。
    好きな人のため、後悔しないために奮闘する描写は、非常に好感
    が持てました。
    行動なくして結果なしという言葉通りですね。

    あ、この巻で裕一がやっと里香に自分の気持ちを伝えます。
    (遅すぎです。)

    個人的には、言葉にしなくても通じている気持はたくさんあります
    が、やはり絶対に伝えたい気持ちは、言葉にしないと伝わらないと
    思います。

    なので、少し遅いですが、自分の気持ちを伝えた部分には好感が
    持てました。

    この物語の人物は、本当にゆっくり成長しています。

  • 2009/03/17 再読

    失ってしまった者と、失おうとしている者の交錯。

    失った者にしかわからない、苦悩、後悔、恐怖…
    けれども、失ったことはつらいことだけれども、
    得られたから失えたのだ。
    確かに得られた時間は短く、失われたものはあまりにも大きすぎるのかもしれない。
    でもそうではないのではないだろうか?
    損得勘定ではないのだと、そう思う。

  • ぼろぼろ泣いた。
    1~4巻の中で一番好き

  • 伊勢、志摩などを舞台とした作品です。

  • 夏目吾郎が主人公の野心家の闘う物語。栄光と挫折。足掻き。

    プロローグ 最悪の結末
    第一話   生ぬるい日常
    第二話   夏目吾郎の栄光と挫折 Ⅰ
    第三話   夏目吾郎の栄光と挫折 Ⅱ
    段四話   僕たちの両手は
    エピローグ フィルム

  • 今巻での主役は完全に夏目のものでした。
    主人公の裕一と里香の絡みは最後の最後まで訪れないまま、里香の主治医である夏目の過去が主軸となって物語は進みます。
    夏目さん、かっこいいっすよ。彼の過去が明かされて、やっと色々判明しました。
    しかし、彼の過去のエピソードには胸が熱くなります。
    夏目の過去が明らかになる一方で、もがきにもがく裕一は本当に応援したくなる。
    さて、次巻からはどうなるのでしょうか。

  • 諦めきれずに裕一にある言葉を言った夏目
    その夏目の諦められなかった過去話から裕一が思い切る
    その一連の流れがよかった

    小夜子さんかわいいね

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