- Amazon.co.jp ・本 (252ページ)
- / ISBN・EAN: 9784840233002
作品紹介・あらすじ
むかしむかしといってもそれほど昔ではない、科学が迷信を駆逐しつつあった19世紀中頃。かつては人々に恐れられた闇の眷属も、今ではわずかとなった聖域にこもり、ひっそりと暮らしていました。東欧の片田舎にあるお城もそんな聖域のひとつ。そこの住人たちは、実は人間ではありません。見た目は可愛らしい女の子アリアも実はバンシーという妖精。彼女は気のいい同僚たちと慎ましくも平穏な生活を送っていたのです。そんな時、アリアはご主人様から大事な役目を与えられました、それは…。とっても長く大騒ぎのお留守番、はじまりはじまり〜。第12回電撃小説大賞受賞作。
感想・レビュー・書評
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児童文学っぽい。
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科学の力が浸透し始めた時代。
ひっそりと暮らす人以外の主に仕える
これまた人以外の者達。
昔戦った相手がやってくる! となると
それはもう慌てる事は確かです。
何でバンシーが泣いたらいけないのか、というのが
非常に謎でしたが、半分頃で納得。
確かに、バンシーというとそんな知識しかなかったので
なぜ泣いたらいけないのか、が謎でした。
ガーゴイルの姿を想像するだけで、ほっこりします。
それを相殺するかのような『おばさま』の行動。
しかしこれ、バンシーじゃなくても
泣いてしまいそうな惨劇(?)です。
4分の3ぐらいは、同僚とおばさまの説明に
ついやされている気がします。
そののんびり具合のせいか、ボス(?)が到着すると
それはもう怒涛の勢いで…。
いや、目的知ってひきましたけど。
どういう理由か、でちょっと持ち直しましたけど。
そこまでは…何がしたい!? 状態で。
何でしょう?
こう、ギャップがすごい?w -
西欧伝承をほのぼの系に。
中盤、読んでいて「えっ」となったシーンがあったが、
どうも実際にある伝承が基だそうで。。勉強不足。
ドタバタしすぎず自分にはちょうどよかった。 -
戸部先生の挿絵がぴったりすぎな、電撃とは思えないくらい
ほのぼのドタバタで可愛いお話です。
妖精などについての予備知識があるとさらに楽しめそうですが、
知らなくても全然問題なく読めますね。
全然児童書でも読める感じで、とても読みやすかったです。
…が、続刊の評判を見るにこの巻含め1巻だけ読んでも
全部読んでもあまり変わらないようですね。
続刊は一応4巻まで出てるようですが、読んでも読まなくてもな感じなようで;
機会があれば読んでみる、かな。 -
オタク的でない意味で可愛らしいイラストが目に楽しい、19世紀東欧を舞台にした西洋のモンスターたちのほのぼの物語である。
欧州の文化への造詣を感じさせる描写や、特徴的なキャラクターなど光るところもあるのだけど、物語の収束のさせ方が甘いところが気になるところ。
総じて楽しい読書だったが、物語の弱さを加味して星四つとしたい。 -
全4巻 アリア可愛い。おばさまも,悪の美少女(?)って感じで素敵。
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中世ヨーロッパ、一風変わった怪物・妖怪・魔物たちが主人公のファンタジー。
狼と香辛料が銀賞を受賞した年の大賞作品。
綺麗にまとまった印象だけど地味。可愛らしいけど記憶に残らない。
とても可哀相な本なので皆さん是非読んであげて下さい。 -
第12回電撃小説大賞受賞作。
かわいらしいキャラとほのぼのとした雰囲気は良いのだが、大賞受賞作品と思われるほどインパクトやパワーが感じられないのが残念。 -
キャラがいろいろ残念な(笑)ファンタジー。バンシーより弱い立場のデュラハンって何か斬新。あとセルルマーニ可愛すぎだろう(笑)あまり深く考えず気楽に読める作品だと思いました。
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友達から借りました。最後のシーンはあとがきを読まなかったらドン引きでした……。