デュラララ!!×4 (電撃文庫)
- KADOKAWA/アスキー・メディアワークス (2008年3月10日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (392ページ)
- / ISBN・EAN: 9784840241861
作品紹介・あらすじ
「数年前から目撃されている黒バイクというのは、貴方の事で宜しいんでしょうか?何の目的でこんな危険なバイクで街を走行しているんですか?犯罪を犯しているという意識はあるんですか?」東京・池袋。そこには様々な火種とそれに振り回される人種が集う。池袋の都市伝説を放送するテレビ局、服装と特性がバラバラの奇妙な双子の新入生、兄とは正反対の有名アイドル、ダラーズの先輩に憧れる少年、果ては殺し屋に殺人鬼、そして一千万の賞金が懸かった"首なしライダー"。そんな彼らが過ごす賑やかな池袋の休日は、今日も平和なのだろうか-。
感想・レビュー・書評
-
この人の群像劇は読み進めるにつれて点と点が線になってくるのが良い。あと、最後の最後に出てくる名前も映画の終わりみたいでオシャレ
詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
読み返し
吸血忍者カーミラ才蔵、逆に観てみたいな -
今回は臨也の活躍する場はあまりなかったですね。でも、代わりに折原姉妹が何かいろいろやってます。それにしても、まさか青葉君が…また次巻から楽しみです。最後の鍋のくだりが面白かったです。
-
帝人の後輩の黒沼青葉、臨也の双子の妹の折原マイルと折原クルリ、静雄の弟の羽島幽平、アイドルの聖辺ルリなど、登場人物が大増員です。
森厳の新妻エミリアの人体実験に協力することで百万円の臨時収入を得たセルティですが、その帰りに交機に追われることとなり、命からがら逃げ出すものの、途中で百万円を落としてしまいます。
その百万円が、池袋のさまざまな事件の媒介になって、けっきょくはセルティと新羅のもとに戻ってくるストーリーになっています。本来自分たちのものだった百万円を手に入れるために、2人は仕事をすることになり、それを通じてセルティは、新羅や帝人、杏里などの人びとや、さらには池袋という街とのつながりを確かめていきます。
とにかく構成の上手さが光っています。事件そのものはけっして複雑でないばかりか、整理して示されたらきっとご都合主義的な筋書きに見えてしまうのでしょうが、時系列をゴチャゴチャいじることで、読み終えたときには一つの謎が解き明かされたかのようなすっきりした感覚が味わえるようになっています。このあたりの著者の手並みには本当に感心させられます。
それと、双子の妹や矢霧波江に臨也が翻弄されるのがおもしろいと感じました。あと、最後にブルースクウェアのリーダーだった泉井の弟の正体が明らかになるのですが、どうにも小物臭が強いのが残念。帝人程度なら裏をかくこともできるかもしれませんが、臨也とわたり合えるようなキャラクターにはとても見えません。それはともかくとして、少年コミックだとしばしば「最強インフレ」が問題視されるけれども、この調子で「黒幕インフレ」に突入するのではないかと、少し心配になってきたりもします。 -
セルティがテレビ局の特別番組のネタにされ、賞金がかけられ追い回される話が中心。臨也の妹たちや静雄の弟、帝人や杏里の同じ学校の下級生の黒沼青葉など新キャラも登場し、池袋の「街」がことさら騒がしくなる予感。特に帝人の下級生の青葉は次巻以降で騒動を起こしそう。今回の騒動に全く関わらなかった臨也も何か企んでいそうな気配。現代版抗争劇ともいえるこの物語、次巻はどう話が進むのか。引き続き読んでいきたいと思う。
-
「数年前から目撃されている黒バイクというのは、貴方の事で宜しいんでしょうか? 何の目的でこんな危険なバイクで街を走行しているんですか? 犯罪を犯しているという意識はあるんですか?」
東京・池袋。そこには様々な火種とそれに振り回される人種が集う。池袋の都市伝説を放送するテレビ局、服装と特性がバラバラの奇妙な双子の新入生、兄とは正反対の有名アイドル、ダラーズの先輩に憧れる少年、果ては殺し屋に殺人鬼、そして一千万の賞金が懸かった“首なしライダー”。
そんな彼らが過ごす賑やかな池袋の休日は、今日も平和なのだろうか──。 -
---
23/03/2011 本棚追加
--- -
この巻好き。
アニメで観れてない鍋の話読めたし。
そしてなにより巻頭のピンナップイラストが可愛すぎて‼︎ -
前巻で高校生3人のストーリーは一応ケリがついたとのことだったが、やっぱりセルティはあまり主人公っぽくなく、主人公は帝人なんじゃないかなぁと思っている。もしくは臨也か。
彼女は喋れないし人間じゃないし、感情移入が難しいとかなのかな。かわいいんだけどね。
ていうかこの著者、日本語が怪しい。ネタではなく「すべからく」の使い方が間違っているのとかは流石に恥ずかしいレベル。
あとは誤字もいくつもあった。これは著者というよりは出版側の問題かな。
あまり質は良くないのう。
ストーリーについて。
キャラクタに二面性を持たせて登場させるのは基本なのだろう。
次の舞台のために人間関係をちょっと増やすための番外ストーリーじみている。
静雄がチートキャラすぎて、使い勝手悪そうだな…。