毬子 (吉屋信子少女小説選 5)

著者 :
  • ゆまに書房
3.69
  • (4)
  • (2)
  • (6)
  • (1)
  • (0)
本棚登録 : 32
感想 : 5
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (257ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784843310625

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 敬虔なカトリックであるフランス人ハーフのさる女性の養女として育てられていたおっとりした美少女が、騙されて芸者屋に売り飛ばされたところを脱走して旅芸人の一座に加わりさらに見世物の人魚になって見世物小屋で実父に再会する。この力技

  • 関東大震災で孤児となり市ヶ谷のエリザの住まう館に料理人のお才とその娘お琴に連れられてきた毬子。13歳になった時エリザが巴里に帰国する為お才とお琴は深川に洋食屋を開く事になり毬子は養女に出る。新聞広告でやって来たのは藤波という金満家風な商人の男。だが実は藤波は子供を芸者置屋に売る男だった。売られた先から逃げ出す毬子を救ったのは旅芸人の親子。我が子のように可愛がるが小父さんが病気になりお金の工面をする為に毬子は人魚の見せ物小屋へと引き取られていく。果たして毬子はお才やお琴と再会出来るのか。少女椿な世界だった。

  • 吉屋信子さんはきれいな文章をお書きになる方です。本当に尊敬する人。

  • 図書室にあった吉屋信子を全部読んだが、全部忘れてしまった。
    「毬子」だけなんとなく記憶がある。
    毬子の苦労物語。

  • 関東大震災で母を失ったみなしごの少女・毬子の波乱万丈の物語。
    まだざっとしか読めてないのでちゃんと読めたらレビュー更新します。

全5件中 1 - 5件を表示

著者プロフィール

1896年、新潟市生まれ。52年「鬼火」で女流文学賞、67年菊池寛賞を受賞。『花物語』『安宅家の人々』『徳川の夫人たち』『女人平家』『自伝的女流文壇史』など、幅広いジャンルで活躍した。著書多数。73年逝去。

「2023年 『返らぬ日』 で使われていた紹介文から引用しています。」

吉屋信子の作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×