「アホ」がプロ野球を滅ぼす (ロング新書)

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  • ロングセラーズ
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  • Amazon.co.jp ・本 (217ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784845408955

感想・レビュー・書評

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  • 東映・南海・阪神のピッチャーとして11年間で113勝という成績を挙げながら、「ベンチがアホやから野球がでけへん」という名セリフを残して引退。その後は『プロ野球を10倍楽しく見る方法』などの球界暴露本をヒットさせる一方で、映画やドラマ出演の他にも歌手デビュー、そして参議院議員へと、波乱万丈の「エモやん」こと江本氏がプロ野球の現状に物申す。 2011年11月に勃発した、巨人の清武球団代表が渡邉会長に対して起こした造反劇、いわゆる「清武の乱」における一連の経緯を「アホの典型」と断じるなど、現在のプロ野球界に蔓延する数々の「アホなこと」を糾弾し、その病巣を斬り捨てる。巨人に対しては、「大型補強ばかり繰り返してもファンは喜ばない」、古巣の阪神に至っては「いい加減な監督人事のダメ虎!」など、12球団の全てを歯に衣着せぬ物言いで批判するが、その本意は「プロ野球が国民に長く愛されるように」との思いから、とのこと。

  • 野球に全く興味がないのに買ってしまったのは、この人をテレビでお見かけする度に何か凄いことを言ってそうなのに、自分には全く理解ができず、本でだったら分かるかな~という期待があったのと、この人に漂うなんというかおかしみのせいです。読んで私はなるほど、と思いましたが、反論の用意がある人もいそうな気配がします。後はやっぱり本からもおかしさが漂っているんですが、なんなんでしょうか。ものすごく理知的な本なのですが。

  • 現在の日本プロ野球の課題を提示し、著者ならではの改革案を掲げている。清武の乱の事情、球団経営の構造、制度、12球団それぞれが抱える「アホ」な問題など野球界の危機を真正面から捉えている。著者の野球愛を感じる。

  • これだけ好き勝手言えば球界に居場所は無くなるわ。空論だな。

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著者プロフィール

1947年高知県生まれ。高知商業高校、法政大学、熊谷組(社会人野球)を経て、1971年東映フライヤーズ(現・北海道日本ハムファイターズ)入団。その年、南海ホークス(現・ソフトバンクホークス)移籍、1976年阪神タイガースに移籍し、1981年現役引退。プロ通算成績は113勝126敗19セーブ。防御率3.52、開幕投手6回、オールスター出場5回、ボーク日本記録。1992年参議院議員初当選。2001年1月参議院初代内閣委員長就任。2期12年務め、2004年参議院議員離職。現在はサンケイスポーツ、フジテレビ、ニッポン放送を中心にプロ野球解説者として活動。2017年秋の叙勲で旭日中綬章受章。アメリカ独立リーグ初の日本人チーム・サムライベアーズ副コミッショナー・総監督、クラブチーム・京都ファイアーバーズを立ち上げ総監督、タイ王国ナショナルベースボールチーム総監督として北京五輪アジア予選出場など球界の底辺拡大・発展に努めてきた。ベストセラーとなった『プロ野球を10倍楽しく見る方法』(ベストセラーズ)、『野村克也解体新書 完全版』(清談社Publico)をはじめ著書は80冊を超える。

「2023年 『阪神タイガースぶっちゃけ話 岡田阪神激闘篇』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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