雲霧仁左衛門　5 (乱コミックス)

著者 : 崗田屋愉一 池波正太郎

• リイド社 (2022年11月28日発売)

作品紹介・あらすじ

池波正太郎の傑作小説を時代劇画の名手が完全劇画化！　天下の大盗賊と火盗改メの熾烈な攻防を描く圧巻の本格時代劇、急転の最新刊！

感想・レビュー・書評

[darkavengersさんの感想 · 2022年12月16日]

雲霧を裏切り、火盗改ﾒの密偵となった鹿伏の留次郎を始末し、留次郎と繋がっていた駒寺の利吉を捕まえようとするも思わぬ邪魔が入り、それが元で更に窮地に陥る六之助。
そして、それは雲霧一党の危機に繋がっていく。

雲霧一党捕縛に大きく動き出す火盗改ﾒと名古屋での大仕事を前に目前の危機を回避しようとする雲霧一党の緊迫感溢れる攻防が崗田屋愉一の画力によって「静かな」迫力を生む。
読んでいる此方の目はまさに釘付けである。

今回、
一、二十年間盗賊を続けてきて一度もお上の御縄にかからずに来た事を語る場面
二、大きくなり過ぎた組織に対しての不安を吐露する場面。
三、六之助を助けに来た時の仁左衛門の表情が印象的。
底知れぬ怖さを秘めた一、大胆不敵な三の表情もいいが、二は盗賊というより「人間」としての仁左衛門の一面が垣間見えた様で特に印象深い。

仁左衛門自ら先頭に立っての久々の活躍は六巻に持ち越し。

嗚呼、次巻が待ち遠しい。

[打上花火さん · 2022/12/18]

darkavengersさん、こんばんは。

レビューを読ませていただいて、もう一度この巻を読み返したくなりました。
崗田屋愉一さんの画力、私もいつも釘付けです！

[darkavengersさん · 2022/12/18]

打上花火さん こんばんは。

ほんとに崗田屋愉一の画力、凄いですよね。
今は時代劇ﾒｲﾝで描いていますが いつかははあの画力で現代物、それもﾊｰﾄﾞﾎﾞｲﾙﾄﾞ物を描いてほしいものです。
個人的には「新宿鮫」「ｳﾙﾌｶﾞｲ」ｼﾘｰｽﾞ辺りを見てみたいんですけどね。

[打上花火さんの感想 · 2022年11月28日]

ハラハラドキドキ。
六之助が捕まったぁ。
そして良いところで終わったぁ。

[darkavengersさん · 2022/11/28]

打上花火さん こんばんは。

発売日に購入とは流石ですね。(そして羨ましい)

こちらは田舎なので一日遅れで明日入荷です(泣)
仕事帰りに買ってきます。

[打上花火さん · 2022/11/29]

darkavengersさん、おはようございます。

もう待ちきれなくて発売日に購入しました。
本当は前日にも本屋に行って、なんなら1日早く売ってたりしないかな〜、なんてふざけた事考えたりしてました（笑）

早くdark avengersさんの手元に届きますように〜。お仕事頑張ってください。

[Hダンプさんの感想 · 2022年12月5日]

カッコイイ～。漏れ出る引きで終わる。
原作読んでるのに、雲霧仁左衛門の冷徹さに身震いし、六之助の決意に心撃たれる。

その描きっぷりは、ガンダムUCの福井の筆と同じ。憧れと尊敬を自分の表現に載せて世に問うて居る感じ。「私の好きな作家ってこんなにすごいんだよ！！」愛溢れる。