天才たちの日課 クリエイティブな人々の必ずしもクリエイティブでない日々

  • フィルムアート社
3.28
  • (36)
  • (90)
  • (128)
  • (43)
  • (16)
本棚登録 : 2647
感想 : 134
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (384ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784845914333

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • みんな頑張ってんだな、と思えて元気が出ます。

  • 天才たちの日課…キーワードは「早寝早起き」「早朝からスタートダッシュ」「散歩」「コーヒー」が多かった気がする。
    誰に強制されたわけでもなく、自分で決めたルーティーンを淡々と過ごしているように見える。その中で、アイデアや素晴らしい作品が生まれてくるのだろう。

    ヘンリー・ミラーは決まったスケジュールを守ることが毎日の創造的なリズムを作るためには重要だと強調した。「優れた洞察力が働く瞬間瞬間を維持するには、厳しく自己管理をして、規律ある生活を送らなければならない」という言葉が印象的。

    村上春樹のルーティーンは、午前4時に起き、5,6時間ぶっ通しで仕事をする。午後はランニングか水泳、雑用を片付け、読書したり音楽を聴いたりして、9時に寝る。この日課を毎日変えることなく繰り返すこと自体が重要。一種の催眠状態というか、自分に催眠術をかけて、より深い精神状態にもっていく。深い井戸の中に入っていくんだね。

  • フランシス・ベーコンからマルクス、アガサ・クリスティからピカソ、フロイトからカフカまで──。古今東西の小説家、詩人、芸術家、哲学者、研究者、作曲家、映画監督が、いかにして「制作・仕事」に日々向かっていたか?これまでなかった視点で、天才たちの「制作・仕事」の秘訣をコンパクトにまとめた一冊です。

  • 村上春樹が入っているのが個人的には嬉しい。
    あまりにも有名な人から、私の知識不足で知らない人までのルーティンについての本。
    ピカソやらベンジャミンフランクリンやら…彼らも人間だったのだなと、生きていたんだなと、当たり前の事だけど急に親近感が湧いた。

  • 「天才たちの日課〜クリエイティブな人々の必ずしもクリエイティブでない日々〜」(著者:メイソン・カリー、訳者:金原瑞人/石田文子)

    読了。
    私の教養が無さ過ぎて、知らない天才が多いのですが…総じて、みんな自分の型を持って日々の活動をしていることが分かります。
    そもそもの備わった力とか当然凡人とは違うと思いますが、その人の持つ能力を最大限に出せる時間帯、ルーティンが書かれています。無茶苦茶なことやったりしている人も当然おりますが、それもまた人それぞれ。
    勉強になります。

  • やはり、私が、規則正しい生活をしたいと、思うのは、多くの天才でさえ思って、できない人もいたことに、安心したり。
    一方、天才の多くが、意外と、か、案の定か、やはり、規則正しく、早起きで、退屈な生活をしていたことで、やはり、私も規則正しい生活をしたいと、再度、思ったり。
    また、天才は、やはり、天才らしく、何かの中毒だったり、周りに迷惑をかけたり。
    この本を読むと、天井人に思えた天才が、身近に感じられる。

  • モーツァルトやゴッホ、アームストロングなどあらゆる分野の天才たちの日課だけを切り取ったノンフィクション作品。正直他に例を見ないタイプの本で、すごく面白かった。

    世界的に有名な人から、あまり知らない人もいたけれども、人の日常を垣間見れることなんてなかなかない。ましてや、歴史上の偉人の生活をここまでまとめた本は見たことがなかった。特に、時代の中で名を馳せたアーティストや作家の中でも、制作することが空気を吸うことと同じように自然に感じている人ばかりでなく、仕事が苦痛でいかにサボるかを考えている人も少なからずいたのが人間味があって面白かった。

    天才たちには、ある程度傾向があると思う。

    ①お酒や薬、チョコレート中毒が多い。
    ②自分のスケジュールを管理し、つど起こしてくれる周りの家族や使いの人に頼りすぎる
    ③だいたい必ず昼寝をしている

    私自身今年は早寝早起きをしようと思っていたけれども、この本を読んで自分で自分を律するのは歴史の天才でも乗り越えられなかった大きな命題だと思い知った。

  • 244まで読了

    (走り書き・メモ)
    どのような生活を送ったら天才になれるのか?を探りたかった。
    小説家は朝に仕事、芸術家や音楽家は夜に仕事をするというなんとなくの区分はありそうなものの、皆それぞれ一貫性はなく自分の身体にあった食事、対人関係、仕事スタイルを通していたようだ。
    毎日のルーティンを決して崩さない者、同じ時間に朝食を食べ、同じ時間に仕事し、同じ時間に散歩…彼が散歩に出かけるのを見て時間を知る外の人がいる程。その逆に酒ばかり飲んでいる者。昼まで寝ている者。
    10時間以上仕事する者、その逆に数時間足らずしか仕事をしない者。とそれぞれだ。
    天才という地位を努力で勝ち取った者、生まれながらにすでに天才であった者。などといろいろなかたちがあるようだ。

    数ページ残して読むのをやめてしまったのはもったいないとも思ったが、例えば本編にでてくる小説家や音楽家の作品を読み聴きしていて、もう少しその人物のことを私自身が知っていればもっと楽しめたかと思う。
    勉強不足故、楽しさにすこし欠けた部分があった。

  • 天才たちの生活が覗ける素晴らしい本。コーヒー、紅茶、音楽・読書、家族と過ごす時間、あと散歩の時間を大切にしている天才が多い印象。

  • タイトルの通り、それ以上でも以下でもない内容。
    一番面白かったのは、短い文章の中にどれほどシンプルにしかし特性を表すための表現ができるかという工夫を読み取るところ。特にどこのどんな職業の人か、冒頭でほぼ必ず触れているけどその表現方法がいくつかのパターンになっていて、それだけでもすごいのにたまになるほど!という言い回しが出てくる。
    職業としてのクリエイターは難しいということが、161人の習慣を読んだ感想。

全134件中 21 - 30件を表示

著者プロフィール

ペンシルベニア州ホーンズデール生まれ。ノースカロライナ大学アッシュビル校卒業。著書に、個人で運営していたブログ「Daily Routine」を元にした『Daily Rituals』(New York: Alfred A. Knopf, 2013)〔邦訳『天才たちの日課──クリエイティブな人々の必ずしもクリエイティブでない日々』フィルムアート社、2014年〕がある。ロザンゼルス在住。

「2019年 『天才たちの日課 女性編』 で使われていた紹介文から引用しています。」

メイソン・カリーの作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×