【図解】ピケティ入門 たった21枚の図で『21世紀の資本』は読める!

著者 :
  • あさ出版
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感想 : 58
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  • Amazon.co.jp ・本 (160ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784860637408

感想・レビュー・書評

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  • グラフを多用しテンポよく解説してくれているのでサクサク読み進められます。
    また、結論についてもまとめられているのでこの一冊でピケティを理解した気になれます。
    私のように雑学程度にピケティを知っておきたいという方にはこの一冊で十分だと思います。

  • ピケティ、ちょっと気になっていたけど「21世紀の資本」を読むのは躊躇していたので、ちょうどよかった解説本。
    過去のデータや現状から判断した、今後格差が徐々に広がるという根拠(経済全体の成長率より資本からの収益の増加率の方が常に大きい=資本を持つものがより富む)はそれなりに(ふわっと)理解できた。ただ解決としての世界レベルでの累進課税の見直しというのはなかなか難しそう。

  • ピケティの主張を簡潔に分かりやすくまとめてあります。

  • 巷で話題になってる『ピケティの21世紀の資本論』を手早く、ざっくりと概要を理解したい!という方におすすめな1冊。タイトル通り21個のグラフを追いかけるだけで、概要が掴めます。

    21世紀の資本論をざくっとまとめると
    ①金持ちは更に金持ちになり格差が広がる
    ②なぜなら「労働所得<資本所得」だから
    ③格差をなくすには累進課税を強めるべき
    ということになるかな。

    ピケティが凄い!と話題になってるのは、この①~③のポイントを引き出す為に、本当に膨大な膨大な膨大なデータを分析したことに価値があるようです。

  • ピケティの21世紀の資本を解説した本。(最近多いが、、)
    グラフで人口やGDP、資本などの動向を示して、ピケティの説を解説。わかりやすいが、これで十分かというと?

    内容のまとめがあったり、グラフが見やすいのはいい。
    グラフとまとめをさーっと目を通して、元本を読んで、わからないところこちらを読めばいいのかもしれない。

    内容メモは個人メモに

  • この本に惹かれたのは、著者が高橋洋一さんということと、パラパラとめくるだけで簡単に理解できるような工夫がしてあったからです。結局ピケティの主張は「常に資本収益率はGDP成長率に勝るから、放置しておけば格差は益々拡大し続ける。」に尽きる様ですが、そのことを補う膨大なデータを説明するため、たった21枚の図表を選び出し、図解といった方法で分かりやすく「21世紀の資本」を解説している本です。
    本屋さんに行くまで、ピケティを知らなかったし、「21世紀の資本」も知らなかった。手に取った白くて分厚い件の本は、読む気が失せそうな風格があったが、近くにある経済誌やその他いろいろなピケティ解説本が沢山あって、重要なことが書いてあるのかもしれないと考え、解説本をいろいろ見て回った中で、もっとも簡単に理解できそうな1冊でした。

  • 入門とはいえ、ちょっと内容が薄いというか、ほんとにこの解釈で合っているのか不安。
    結局原著を読むのがいい。

  • 字がデカイ、それでもなお紙面スペースに余裕がある状態で出版に踏み切っているのは驚いたが(それで1300円もする)、内容はシンプルにまとまっている一冊。将来はGDP成長率よりも不労収入のほうがでかくなり、その不労収入を生み出す資本をもっている一部の金持ちがさらに金持ちになる未来が待っている。だから累進課税を世界的に導入すべし、というのがピケティのいいたいことらしい。

  • 結局言いたいのは、資本主義社会の中で成長が起こっても、すでに金持っている人がその成長以上のスピードでお金を蓄えるので格差社会が広がっていくということ。その根拠として用いられているのが、r>g、資本収益率>経済成長率ということ!その予備知識として、各国の状況が語られるとともに、経済成長が続いていくことがデータをもとに語られる。また、その対策として累進課税制度(幾分かはインフレ)が語られる。その根拠となるのは世界恐慌時に累進課税を行なったところ格差が改善されたというデータである。(ちなみに世界恐慌時のみのデータを使った研究によると格差は改善され続けるとされており、その学者はノーベル賞を取ったこともあり、多くの学者がそれを信じていた。だからこそ、そこへ反対の意見を投げたピケティは注目された。)

  • ピケティが言いたいこととどういう風に言ったかを解説している。専門的に読むのでなければこれで充分かもしれない。

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著者プロフィール

1955年東京都生まれ。数量政策学者。嘉悦大学大学院ビジネス創造研究科教授、株式会社政策工房代表取締役会長。東京大学理学部数学科・経済学部経済学科卒業。博士(政策研究)。1980年に大蔵省(現・財務省)入省。大蔵省理財局資金企画室長、プリンストン大学客員研究員、内閣府参事官(経済財政諮問会議特命室)、内閣参事官(首相官邸)などを歴任。小泉内閣・第1次安倍内閣ではブレーンとして活躍。2008年に退官。菅義偉内閣では内閣官房参与を務めた。『さらば財務省!』(講談社)で第17回山本七平賞を受賞。著書はほかに、『正しい「未来予測」のための武器になる数学アタマのつくり方』(マガジンハウス)、『高橋洋一式「デジタル仕事術」』(かや書房)、『国民のための経済と財政の基礎知識』(扶桑社)、『理系思考入門』(PHP研究所)、『国民はこうして騙される』『プーチンショック後の世界と日本』(徳間書店)など多数。YouTube「高橋洋一チャンネル」でも発信中。

「2023年 『日本の常識は、世界の非常識! これで景気回復、安全保障は取り戻せるのか』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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