- Amazon.co.jp ・本 (252ページ)
- / ISBN・EAN: 9784860950699
作品紹介・あらすじ
舞台となる時代は1982年から2000年まで。この巻でどのような希望が見出されるのか?20世紀という百年を地球的規模で、しかも人間の生活や考え方に影響を与えた政治や宗教や文化や科学や偏見や環境問題などをまるごとわしづかみにする試みに挑戦した相対性理論のファンタジー。
感想・レビュー・書評
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長かった物語の終焉。
一番最後のエピローグがご都合主義過ぎていただけなかった。途中からだんだん「時を超え、時間を再構築する」という手段を使うのではないか、と思い始めていたが・・・。この手段を使ってしまったらお話として面白くないし、今まで読んだ時間も返してほしいと思う。
結局、主人公しかこの物語では戦ってはいない。「蜘蛛の巣のように張り巡らせた」人脈網はどうなったのかとか、全く利用できていない。児童書としてどうなのだろう。心を育てる筈なのに、信じられるのは結局自分だけということなのだろうか?詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
(推薦者コメント)
以前から読んでみたいと思っていました。20世紀の100年を描いた壮大な歴史ファンタジーだそうなので、21世紀を生きる私たちにとってもファンタジーの世界から歴史を振り返るのは面白いことだと思います。全9巻ですが、とりあえず1巻だけでも読んでみたいです。 -
歴史の裏で起こった、架空の出来事の話もこれで最終巻ですね。個人的には終わり方も好きなので、途中の巻で諦めることなく最後まで読み切ってほしいです。
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全9巻、と大変長い作品ですが、最後まで読み切って良かったと思える作品です。祖母と母が途中からハマり、三世代で夢中になって読みました。
世紀の子と呼ばれる、主人公デイビットが20世紀を生きる話。
舞台は日本や朝鮮、ドイツ、アメリカ、インドなどで、ガンディやナチスが出てきます。
同じラルフ作品でも、ネシャン・サーガよりは難しめで、歴史小説にファンタジーを加えた感じ。 -
ラストは一応ハッピーエンド?史実に沿っているので、歴史の勉強にもなりました。さすがにこれが真実とは思わないけど、私たちは過去の歴史から何を学んで何を活かすことができているのだろうと思ってみたり。他国の戦争が他人事なのは今も変わらないし、それに加えて地球環境の問題もあるし。できることからしていくしかないのかなぁ。2008/6/13
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数巻前の、アインシュタインとの会話のくだりを読んでから、こういった終わり方になるだろうな…と予想した通りの結末。まあ、満足なので良いのですが。
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やっぱり、コレ3冊くらいにまとめて出してくれたほうがよかった。戦前2冊、戦後1冊とか。ほとんどRPG的展開だからなのかもしれんが。
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奇想天外な結末が、孤独な戦いを続けてきたディビッドを救います。説得力に欠けるところもあるけれど・・(苦笑)