- Amazon.co.jp ・本 (127ページ)
- / ISBN・EAN: 9784861007439
感想・レビュー・書評
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キャラクターデザインをする機会があり、私がとくに記憶に残ってるキャラクターって誰だろうと思案したときに一番に浮かんだのがカクカクシカジカ。チーバくんやSuicaペンギンも同じ方がデザインしていたとは露知らず、一瞬で虜になり購入。内容は個人の案の固め方よりワークフローや展開の紹介が目立ち、求めていたものとは少し違ったけどキャラクターの裏話や彼女のていねいな仕事の向き合い方を知ることができて良い本でした。
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あ、このキャラ見たことある!ってなるはず。 創作の細かいポイントを学べる。
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なぜSuicaのペンギンはこんなにかわいいのか?
シンプルで癒されるキャラクターのお話。
チーバくんも坂崎千春の作品だったんですね。 -
スイカのペンギンが大好きで、絵が見たくて衝動買いした笑
ペンギン以外にも、たくさんの愛らしいキャラクター達をぞんぶんに楽しむことができました。
それだけではなく、坂崎千春さんのお仕事に対するブレない姿勢も感じ、プロ意識を見ました。
周りの意見を柔軟に取り入れながら、自分の中で曲げないところは曲げない。芯のある女性だからこそ、あのような可愛いキャラクタ―達が生まれるのだなと思いました☆ -
Suica、カクカクシカジカ・・・ふわりとやわらかいのに、どこかクセのあるキャラクター達。
彼らの生みの親、板崎千春さんの著書です。
どのキャラクターもモチーフにしているのはどれも物珍しい物ではなく、
「あ、そんな風にすると面白いかも!」
と思わせる。
真似できない、確立されたキャラクター達。
この本を読んでいくうちにそんなキャラクターを作る要因は、
『キャラクターとその世界感』
を我が子の様に可愛がり、育てていく事だと感じた。
具体的に言うと、板崎さんの場合は「線と面へのこだわり」だ。
あのSuicaのペンギンやカクカクシカジカの独特な輪郭、あれは、「ブルブル線」と言う手描き感のある線で描いてるそうだ。
また、線と面のバランス。
線のみで描く部分と、輪郭の無い「色(面)」のみで描く部分。
この二つを上手く使う事で重さと軽さのバランスを取っているようだ。
今まで自分がアイコン的キャラクターを描く時は、線で輪郭を取ってから色塗りを・・・と無意識に、そして半強制的に考えていたのでこれは何だか目から鱗だった。
キャラクターは、もっと生き物として、扱って良いんだ。
手触り、立体感、そういった物を自分は今まで無視していたようだ。
抜きと刺しのバランスを考えさせられる、そんな一冊でした。 -
Suicaのペンギンで一躍有名になった坂崎千春さんのキャラクターデザインについての話をまとめたもの。
彼女の描くペンギンが大好き。
しかもエッセイもいい。
その坂崎さんがどのようにして、キュートなキャラクターたちを生み出してきたのかが分かる。素人にとっては膝を打つ話が多くて楽しかった。
当たり前のことだけれど、グッズを作ることも計算して考えないといけないなんてことも新鮮でした。 -
Suicaやクウネル、カクカクシカジカなどのキャラクターを作ったイラストレーターさんの作ることに関しての本。テーマに合っていて長く愛されるキャラクター作りはシンプルな姿勢からできてるんだなぁ。すごくすっとした気持ちになりました。
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SUICAのペンギンや千葉国体のチーバ君をデザインした方の本。微妙に刻みの入った「ビビり線」を使って手書きの温かみを出す手法や、「面と線で考える」というやり方は面白い。
一貫しているのは、そのキャラクターがどこでどんなふうに使われ、誰が見るのかを強く意識し、その条件に適したキャラクターを生み出そうとする態度。「キャラクターを作るというより見つける」という言葉の意味がよくわかる。