覚悟の磨き方 超訳 吉田松陰 (Sanctuary books)
- サンクチュアリ出版 (2013年5月25日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (256ページ)
- / ISBN・EAN: 9784861139925
感想・レビュー・書評
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悶々と日々を過ごしている方に読んでもらいたい。
一方で、適切なマイルストーン及びアクションを設定できない人にはお薦めしない。
覚悟だけあっても現実との乖離が大きくメンタルに悪影響を及ぼすだけ。
覚悟を日々の活動に落とし込めむスキルも必要になる。
ウルフ・アロン「夢は大きく、目標は身近に」詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
何のために誰のためにあなたはその命を使うのか
"この身はたとひ
武蔵の野辺に朽ちぬとも
留め置かまし大和魂"
伝説「松下村塾」の生みの親
吉田松陰➖辞世の句➖
彼は30歳でこの世を去った
当時、鎖国真っ只中の日本に迫っていた脅威は圧倒的な西洋の支配力であった。
アジアが次々と植民地と化す中、
鎖国による孤立を続けた我が国日本は
世界の変化から取り残されていた。
それまで通用していた価値観をガラリと変えた「黒船の来航」
松陰は、日本を守るべく立ち上がる。
自らの命の危険を顧みず行動した。
そんな勇敢な彼の元に同志が集まった。
松陰は志半ばで生涯を終えたが、松陰の覚悟は後の「明治維新」へと大きなうねりとなっていった。
我々の生きる現代
政治的な緊張が高ぶり、目まぐるしく変化する昨今、松陰の生涯から学べることがたくさんあるのではないか。
例えば
「過去の価値観の破綻」という点で
戦後日本は、鎖国日本と酷似していないだろうか?
「皆で同じ方向をむいていれば安全」
なんて価値観は、もはや崩壊している。
壊された常識の中
あなたは
なにをはじめ
なにを守るのか
ひょっとして
周囲の意見に左右され
自己認識を曖昧にしたまま
日々過ごしてはいないだろうか。
評判が傷つく事を気にして
居心地の良い場所に
居続けてはいないだろうか
その場しのぎで
自分自身を偽って
生きてはいないだろうか
本書はあくまで昔の話
自分とは関係ないと
突っぱねるのは簡単だが、
あまりにお粗末。もったいない。
過去の偉人から学ぶ事は多いはず。
[心・士・志・知・友・死]
6つの切り口から
松陰の生き様を紐解き本書は
きっとあなたの人生に
生きるヒントを与えてくれる。
いざという時、自ら動く用意はあるか
日本人ならば、己を磨くため
本書を活用してはいかがだろうか。
必ずや胸打つ言葉に出逢えるはずだ。 -
これはいい!!
あの吉田松陰の覚悟伝わります。
これくらいの気持ちで人生過ごせば、
なんだってできますね。
今の日本人は自分も含め平和ボケが多いので、
この一冊で身を引き締めてほしいです。 -
私欲を捨て誠に生きる覚悟ができた瞬間から本当の人生が始まる。本書は吉田松陰の言行録を超訳したものである。各ページには珠玉の名言がちりばめられている。どのページから読んでもいい。興味をそそられた章から読んでいけばいいのだ。「今やろうと腰をあげられない人はいつまでたっても始めることができない。寧ろ次第にまだ準備ができていないという思い込みの方が強くなっていく。」「よく行動する人は知識は最低限でいいと思っている。動く前に分かることなんてほとんどないことを知っているから。」「行動につながらない学問は無意味。」「いかに早く多くの失敗を積み重ねることができるか成功への近道。」「逆境に礼を言う。ありがたくない経験の数々が旅路を美しく輝かせてくれる。」「原因を作っているのは自分であることに気づかない人は哀しい。」「流れを変えるのは自分の行動。」「覚えは悪い方がいい。身に沁みこむまで繰り返し努力できるから。」「結果ではなく全力を出せたかどうかを振り返る。」「どんなに心の余裕がない時でも部下の意見には注意深く耳を傾ける。」「失敗をしないというのは何もやっていないから。」「才能のある部下がいないのではなく才能を引き出せる人物がいないということ。」・・・・・・・・頭ではなく感情で学ぼうとする男であった。だからこそ学んだことが、ストレートに行動へつながった。松下村塾は伊藤博文、山形有朋など総理大臣2名、国務大臣7名、大学創始者2名を出した世界でも類を見ない私塾。松陰は言う。いかに生きるかという志さえ立たせることができれば、人生そのものが変わり、あとは生徒が勝手に学んでくれる。一言ひとことが胸に熱く刻まれた。
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うーん、他多くのレビューにある通り、超超訳本すぎて自己啓発本じみてる…吉田松陰のエピソードをまじえて書いてるわけでもないし、吉田松陰の目線の言葉と編訳者の目線の言葉とがごちゃごちゃ。
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坂本龍馬や伊藤博文が師匠と仰いだ、「吉田松陰」
命を捨てでも、
自分のやりたいことをやりきる人の言葉は非常に重たいです。
「覚悟」を持つだけで人生は激変します。
その覚悟の持ち方。人生変わります。 -
ひたすら熱い。信念を持って生きる人は孤独だ。だけどたとえ孤独でもくじけない・諦めない心を常に持ち続ける事が重要という事をこの本は教えてくれた。