覚悟の磨き方 超訳 吉田松陰 (Sanctuary books)

制作 : 池田貴将 
  • サンクチュアリ出版
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  • Amazon.co.jp ・本 (256ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784861139925

感想・レビュー・書評

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  • 悶々と日々を過ごしている方に読んでもらいたい。
    一方で、適切なマイルストーン及びアクションを設定できない人にはお薦めしない。
    覚悟だけあっても現実との乖離が大きくメンタルに悪影響を及ぼすだけ。
    覚悟を日々の活動に落とし込めむスキルも必要になる。


    ウルフ・アロン「夢は大きく、目標は身近に」

  • 何のために誰のためにあなたはその命を使うのか

    "この身はたとひ
    武蔵の野辺に朽ちぬとも
    留め置かまし大和魂"

    伝説「松下村塾」の生みの親
    吉田松陰➖辞世の句➖

    彼は30歳でこの世を去った

    当時、鎖国真っ只中の日本に迫っていた脅威は圧倒的な西洋の支配力であった。
    アジアが次々と植民地と化す中、
    鎖国による孤立を続けた我が国日本は
    世界の変化から取り残されていた。

    それまで通用していた価値観をガラリと変えた「黒船の来航」

    松陰は、日本を守るべく立ち上がる。
    自らの命の危険を顧みず行動した。
    そんな勇敢な彼の元に同志が集まった。
    松陰は志半ばで生涯を終えたが、松陰の覚悟は後の「明治維新」へと大きなうねりとなっていった。


    我々の生きる現代
    政治的な緊張が高ぶり、目まぐるしく変化する昨今、松陰の生涯から学べることがたくさんあるのではないか。
    例えば
    「過去の価値観の破綻」という点で
    戦後日本は、鎖国日本と酷似していないだろうか?

    「皆で同じ方向をむいていれば安全」
    なんて価値観は、もはや崩壊している。

    壊された常識の中
    あなたは
    なにをはじめ
    なにを守るのか

    ひょっとして
    周囲の意見に左右され
    自己認識を曖昧にしたまま
    日々過ごしてはいないだろうか。

    評判が傷つく事を気にして
    居心地の良い場所に
    居続けてはいないだろうか

    その場しのぎで
    自分自身を偽って
    生きてはいないだろうか


    本書はあくまで昔の話
    自分とは関係ないと
    突っぱねるのは簡単だが、
    あまりにお粗末。もったいない。

    過去の偉人から学ぶ事は多いはず。

    [心・士・志・知・友・死]
    6つの切り口から
    松陰の生き様を紐解き本書は
    きっとあなたの人生に
    生きるヒントを与えてくれる。

    いざという時、自ら動く用意はあるか

    日本人ならば、己を磨くため
    本書を活用してはいかがだろうか。
    必ずや胸打つ言葉に出逢えるはずだ。

  • "超訳がいろいろなものを跳躍しすぎている感も否めないが、非常に面白い内容。
    幕末期を生きた吉田松陰の生き様を感じる。

    刺さる言葉と刺さらない言葉が何故か極端で、興味深い。
    自分の置かれている状況に応じて心に響く言葉とそうでないものがある。
    セクションがマインド~リーダーシップ~死に至るまで、細かく設定してあり良かった。
    心が形成されていない状態ではマインドの文章が響くし、管理者の役割であればリーダーシップが、
    といった感じで個々の状況や課題が確認できる。

    ▼個人的に響いた3選(タイトルのみ)
    29「MIND:やる恥やらない恥」
    63「LEADERSHIP:人に影響を与えられる人」
    85「VISION:一つのことに狂え」

    しかし150年前の思想が現代に通用するって改めてすごいなあ。
    思考が、ビジョンが、そして統率力がある人物。
    だからこそ名だたる偉人達がその思想を追ったのだろうなあ、と。

    また時間をおいて読みたい。読んでよかった。"

  • あるチームはなにをやらせても「利益になるかどうか」を考えながら行動します。あるチームはなにをやらせても「まわりにとっての最善はなにか」を考えながら行動します。

    結局、大きな利益を手に入れるのは後者なのです。

  • チェック項目14箇所。教育は、知識だけを伝えても意味はない、教える者の生き方が、学ぶ者を感化して、はじめてその成果が得られる、そんな松陰の姿勢が、日本を変える人材を生んだ。いかに素早く一歩目を踏み出せるか、いかに多くの問題点に気づけるか、いかに丁寧に改善できるか、少しでも成功に近づけるために、できることはその工夫しかない。一番多いのは、人が懸命に草を取っている姿を傍観して、その取り方がいいとか悪いとか、批評ばかりしている人です、まずは自分が今いるところからはじめましょう、人生の喜びを十分に味わうために。【後ろを見ない】ミスをして落ち込む暇があったら、ただちに「次はこうする」と決めて、新しい仕事に取りかかりましょう、若ければいくらやり直したって、たいした問題にはなりませんから。【なにを選ぶか、どう選ぶか】自分にとっての利益、これをなるべく増やそう、残そうとすればするほど、判断基準がぶれ、迷いが生まれます、反対に、自分の利益さえ一番後回しにできるなら、やろうがやるまいが、どれを選ぼうとも、物事は気持ち良く進んでいくものなのです、自分のことを考えると、かえって自分のためになりません。「先行きの不安」に心を奪われないようにするためには、あれこれ目移りすることなく、自分という人間を鍛えることに集中して、「全力を出し切りますので、あとは天命におまかせします」という心構えでいるのが、良いと思います。【最高の一文字】誠、この一文字をよく味わってみてください、何度でも心に刻んでください。【迷わない生き方】最もつまらないと思うのは、人との約束を破る人ではなく、自分との約束を破る人です。仕事をする上で大切なのは、ないよりも人間関係を作ることなんです、他のことは緩やかでもいいんです。【リーダーをきわめる道】一 そもそもこの組織は「なんのために存在しているのか?」を考えること。 二 今、自分が与えられている役割の中で「最も重要な果たすべき責任はなにか?」を考えること。 三 「この組織が大好きで、尽くしてくれる人」が成長できるチャンスを作ること。 四 「最近うまくいっている事例」を情報収集すること。 五 何者かが自分たちの領域を侵さぬよう、外の動静を見張ること。 六 いつでも、従業員とお客さんを愛すること、それを第一に考えること。【先駆者の思考】「なにが得られるか」は後、「自分たちがやる意味」が先です、群れから抜け出したかったら、考え方の順番を思い切って変えてみることです。【成功者の法則】後に大人物になった人が、共通して行ってきたことは、昔も今もたったひとつのこと、それは身の回りに注意深く目と耳を傾けて、どこかで、まだ世に出ぬ才能を見いだしたら、他人がいくらその人のことを悪く言っていたとしても、ためらうことなく声をかけ、交流することです。【我流でやらない】過去のやり方なんて、どうでもいいですか、独自の考え方で、いけるところまでいきますか、先人のたどった道筋を参考にしないなんて、どれだけ遠回りする気なんですか。

  • これはいい!!
    あの吉田松陰の覚悟伝わります。

    これくらいの気持ちで人生過ごせば、
    なんだってできますね。

    今の日本人は自分も含め平和ボケが多いので、
    この一冊で身を引き締めてほしいです。

  • 私欲を捨て誠に生きる覚悟ができた瞬間から本当の人生が始まる。本書は吉田松陰の言行録を超訳したものである。各ページには珠玉の名言がちりばめられている。どのページから読んでもいい。興味をそそられた章から読んでいけばいいのだ。「今やろうと腰をあげられない人はいつまでたっても始めることができない。寧ろ次第にまだ準備ができていないという思い込みの方が強くなっていく。」「よく行動する人は知識は最低限でいいと思っている。動く前に分かることなんてほとんどないことを知っているから。」「行動につながらない学問は無意味。」「いかに早く多くの失敗を積み重ねることができるか成功への近道。」「逆境に礼を言う。ありがたくない経験の数々が旅路を美しく輝かせてくれる。」「原因を作っているのは自分であることに気づかない人は哀しい。」「流れを変えるのは自分の行動。」「覚えは悪い方がいい。身に沁みこむまで繰り返し努力できるから。」「結果ではなく全力を出せたかどうかを振り返る。」「どんなに心の余裕がない時でも部下の意見には注意深く耳を傾ける。」「失敗をしないというのは何もやっていないから。」「才能のある部下がいないのではなく才能を引き出せる人物がいないということ。」・・・・・・・・頭ではなく感情で学ぼうとする男であった。だからこそ学んだことが、ストレートに行動へつながった。松下村塾は伊藤博文、山形有朋など総理大臣2名、国務大臣7名、大学創始者2名を出した世界でも類を見ない私塾。松陰は言う。いかに生きるかという志さえ立たせることができれば、人生そのものが変わり、あとは生徒が勝手に学んでくれる。一言ひとことが胸に熱く刻まれた。

  • うーん、他多くのレビューにある通り、超超訳本すぎて自己啓発本じみてる…吉田松陰のエピソードをまじえて書いてるわけでもないし、吉田松陰の目線の言葉と編訳者の目線の言葉とがごちゃごちゃ。

  • 坂本龍馬や伊藤博文が師匠と仰いだ、「吉田松陰」

    命を捨てでも、
    自分のやりたいことをやりきる人の言葉は非常に重たいです。

    「覚悟」を持つだけで人生は激変します。
    その覚悟の持ち方。人生変わります。

  • ひたすら熱い。信念を持って生きる人は孤独だ。だけどたとえ孤独でもくじけない・諦めない心を常に持ち続ける事が重要という事をこの本は教えてくれた。

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著者プロフィール

株式会社オープンプラットフォーム代表取締役。早稲田大学商学部卒業後、起業。在学中からモチベーション心理学とリーダーシップを学ぶために渡米。最新の自己と組織の変革メソッドを伝える実践的なセミナーを行い続けている。毎回満席になる講座は、企業経営者・幹部、起業家、ベストセラー作家を輩出している。100名の業界トップリーダーを育成することをミッションに活動している。著書に、今回文庫化された『未来記憶』(小社)のほか、『タイムマネジメント大全――24時間すべてを自分のために使う』『覚悟の磨き方 超訳 吉田松陰』(ともにサンクチュアリ出版)などがある。

「2023年 『DOIT!「すぐやる人」に変わる未来記憶思考法』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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