Talkingアスカ (ピュアフル文庫 ま 1-1)

著者 :
  • ジャイブ
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本棚登録 : 91
感想 : 17
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  • Amazon.co.jp ・本 (155ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784861763700

感想・レビュー・書評

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  • 「みじかい眠りにつく前に」で「窓」を読んで松村栄子さんの他の作品も気になり本作を。表題作の「Talkingアスカ」もよかったけど、やっぱり「窓」が一番よくて好きでした。あかるい終わり方でもないし、びっくりするんだけど、あの終わり方がいい。読むのは二度目なので結末を知っているのに、読み終わった後ぼーっとしてしまって次の章をすぐには読めなかった。

  • 小4のサカカ、高1のアスカ、予備校生の「わたし」、29歳のマユミ、それぞれの『時』を描いた短編集。

  • 入学式で隣り合った女の子が貧血を起こした。そこから仲良くなったマミは、しばらくして学校に来なくなった。だからアスカはクラスであった出来事や、気になる男の子のこと、家族のこと、文化祭のことを電話で話す。いつも話しているのに聞けないマミの不登校の理由。そばにいるのに聞けない、東大に合格して進学しなかった兄の事情。問いかけ始めるアスカ。アスカの話し言葉だけで構成される小説の中に、一つ一つの答を自分の中でかみくだいて成長していくアスカの姿が見えてきます。

  • 短篇集。今まで読んできた松村栄子氏の作品の中では軽めで読みやすい。ちょっと物足りない気がした。
    予備校生の「わたし」は千田さん再来かと思った。

  • いっとう好きな短編が『窓』
    彼が好きだ。

  • 「悩める女王さま」
    小学生女子がなんとなく「女王さまごっこ」を卒業する話
    フクザツです

    「Talkingアスカ」
    女子高生と不登校の友達が延々ガールズトーク
    真面目でよろしい

    「窓」
    自殺をめぐるお話
    わけがわからない
    だが少なくとも彼にはそれをやる自由がある

    「高級な人間」
    モテモテ女子小学生がトホホな三十路に…

  • 浪人したら「窓」がすごいよくわかった。
    わたしは屋上より線路に惹かれたけれども。

  • 女子高生もいろいろ大変なんだよ。でも楽しいこともいっぱいある。すごく主人公に共感できる小説。

  • 「窓」が1番すき。表題作はあまり...。

  • 高級な人間になりたい。

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著者プロフィール

1990年『僕はかぐや姫』で海燕新人文学賞。92年『至高聖所(アバトーン)』で芥川賞。他に自身の茶道体験を綴った『ひよっこ茶人、茶会へまいる。』、武家茶道を軸にした青春小説『雨にもまけず粗茶一服』『風にもまけず粗茶一服』『花のお江戸で粗茶一服』、古典を繙く『京都で読む徒然草』などがある。

「2019年 『夢幻にあそぶ 能楽ことはじめ』 で使われていた紹介文から引用しています。」

松村栄子の作品

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