仙骨姿勢講座 仙骨の“コツ"はすべてに通ず

著者 :
  • BABジャパン
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  • Amazon.co.jp ・本 (230ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784862202116

作品紹介・あらすじ

“うんこ我慢”は、よい姿勢。


骨盤の中心にあり、背骨を下から支える骨・仙骨は、まさに人体の要。これをいかに意識し、上手く使えるか。それが姿勢の良し悪しから身体の健康状態、さらには武道に必要な運動能力まで、己の能力を最大限に引き出すためのコツである。本書は武道家で医療従事者である著者が提唱する「運動基礎理論」から、仙骨を意識し、使いこなす方法を詳述。


CONTENTS

1時限目 「うんこ我慢の姿勢」入門
・仙骨の影響はこんなに大きい!
・「うんこ我慢の姿勢」?
・仙骨の“締め”と“返し”

2時限目 仙骨と体の構造を学ぶ
・正しい姿勢が人生を変える
・仙骨と背骨の湾曲
・首の位置が仙骨とともに体の軸を作る
・仙骨とインナーマッスル
・直立二足歩行の立て役者・殿筋と仙骨
・仙骨を締めると、骨盤も股関節も締まる
・仙骨と股関節の外旋と内旋
・仙骨と筋肉の使い方~伸筋と屈筋~
・仙骨が体重の行き先を決める
・仙骨で動きを導く

3時限目 仙骨で日常生活を楽にする
・日常生活でも仙骨を意識しよう
・座禅に学ぶ良い座り方
・仙骨を活かした椅子の座り方
・正座とおじぎ
・仙骨でつくる理想の歩行
・寝る姿勢を考える
・階段の昇り降りを楽に
・重い物を持ち上げるときも仙骨を締める
・仙骨と健康~腰痛・膝痛対策~

4時限目 姿勢と呼吸が健康を左右する
・姿勢と呼吸
・呼吸の仕組み
・腹式呼吸と逆腹式呼吸
・捻る運動と呼吸
・首の位置と背中の意識

5時限目 仙骨のコツで運動能力を高める
・仙骨を意識すると運動も変わる

6時限目 仙骨姿勢トレーニング
・1日10分間トレーニング
・体を作るメニュー
・体を緩めるメニュー
・その他のオススメ・トレーニング

補講 「運動基礎理論」概論
・「運動基礎理論」とは?
・それぞれの関節の可動範囲

感想・レビュー・書評

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  • 「うんこ我慢の姿勢」である”仙骨を締める姿勢”を取ることを、全編に渡って長々と力説されています。日常生活のあらゆる姿勢ごとに事細かに解説されているのですが、とりあえず朝から晩まで「うんこ我慢の姿勢」を取っておけば、あらかたの体の不調は改善するという一文で簡単に要約出来そうです。プラスαで深い呼吸をすることの健康効果、トレーニング法も巻末にさらっと紹介されています。

  • 『骨盤力』よりは読みやすかった。が、内容的には、ホンマかいな?と思う箇所が多かった。

    著者自身、背中が張りやすく、腰痛持ちであるという。本書の内容を忠実に実行すると、全身の筋肉が固くなって逆に体調が悪くなるのではないか?少なくとも高齢者には実践できないと思う。

    本書よりは、伊藤昇『身体革命』をすすめる。

  •  合気道を習い始めてYoutubeを見たりしていると、合気道の達人は力を入れていないようにみえるけど、確実に相手(「受け」という。逆に技をかけるひとが「取り」という)に効いている様子がうかがえる時がある。いったいこれは、何なんだろうと思い、いろいろググるうちに辿り着いた一つが「仙骨」だ。
     仙骨は尾てい骨がある三角の部分の骨だが、これが武道で大切だという。お尻の穴をすぼめる感覚というが、自分はまだ、肌感覚では分からない。ただ、体を支えている背骨を支える仙骨だからこそ、この使い方が効くのかなとは、アタマの中で思う。

  • ウンコ我慢の姿勢という例えがとてもわかりやすい。
    また、トレーニング法もやりやすいのが紹介されていて腰等が悪い人でもオススメです。

  • 私たちの手足は、体の中にある胴体についているのですから、その胴体に振り回されることになります。この胴体を支え、また上半身と下半身を一つにつなげることができるカスガイの役割を担うのが、仙骨なのです。

    つまり仙骨の角度を変えることにより上半身と下半身は一つに整ったり、逆にバラバラになったりするのです。ですから仙骨を使えるように意識することこそが、体を上手に動かすための早道といえるのです。(P16)

  • 一般の方向けの内容でしたが、患者さんの指導の際には参考になりそうです。

  • 要は、真っ直ぐ立てと。正しい。

  • 校正にやや難ありです。

    医療に携わる者として、書かれてある内容はとっても参考になりましたので、却って文章の読みにくさが気になりました。

    あと“うんこ我慢の姿勢”っていうのは、もうチョットなんとかならんかったんかいな。

    ・・・というワケで☆-1です。

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著者プロフィール

著者 ◎ 吉田 始史 よしだ もとふみ
空手や剣道、合気武道を学び、また看護師として医療・生理学にも精通し、効率的な身体の使い方を研究。そして独自にまとめた「運動基礎理論」を、主宰する「日本武道学舎」で指導。現在は「デイサービスがまの穂」を運営し、地域のお年寄りの健康維持に貢献。主な著書に『仙骨姿勢講座』『7つの意識だけで身につく強い体幹』『丹田を作る!丹田を使う!』(BAB ジャパン)、『腰痛は「たった1つの動き」で治る!』(講談社)、他多数。
日本武道学舎 https://nihonbudogakusya.com/

「2022年 『身体極意は背中に8割』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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