- Amazon.co.jp ・本 (297ページ)
- / ISBN・EAN: 9784862380968
作品紹介・あらすじ
「少子化問題」は存在しません!日本は「辺境」で「属国」、それで何か問題でも?これから目指すべきは「フェミニンな共産主義」です!…あまりの暴論ぶりに思わず納得。"寝ながら学んだ"構造主義者・ウチダ先生による、驚愕の日本社会論。
感想・レビュー・書評
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教育、生きる力、主義など様々なことに私見を述べる。レヴィストロース、機能主義←→原理主義「こだわらない、よく笑う、いじけない」他者からの支援
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2014/9/7図書館から借りてきた。
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非常にユニークな措辞をする著者。誰が書いたか文体ですぐわかる。もう5,6年、それ以上も前に書かれたものものであるから、当時の政治・経済状況を思い出しながら読んでいくのが面白かった。大して変わってないなあと思ったけれど。言葉のなまもの性や、大学のあり方、就職が全てだと考えさせてしまう構造など、重要な指摘と思われる部分がたくさんあった。
畢竟「学び」だよなあ、と強く思う。無駄があるっていいことだとも思う。できない人がいることとか、無駄が多いこととかむしろ愛すべきことなのかも知れない。それによって社会は何かかけがえのないものを享受しているのではないの?
理解できない箇所も多かったから、あと5回くらい読み返したい。
(20130114) -
2008.8.11.3刷.カバスレ、帯付。
2012.12.19.松阪BF -
内田先生のブログからの引用を本にしたもの。
一つ一つのテーマに対して端的ながらも
鋭く突っ込んでおり、読みごたえがある。
多くの人が読んで、
こんな考えもあるよね、
くらいでいいから感想を持っていけば、
少しは世の中もよくなるんじゃないかなー
と思ってしまったり。 -
内田樹氏の含蓄と「愛」に富んだ文章は、読むたびに心が洗われ蒙が啓く思いだ。息苦しいと感じる現代日本社会に住む僕らには一服の清涼剤のような効果がある。
「ただちに変革を」というような定型的な言いかたをこそひとつ「ただちに変革」されてはいかがであろうか。一瞬「何を!?」と思われる毒性の強い言葉づかいも、噛み砕いて飲み干してみるとすんなに体に収まってしまうから不思議だ。 -
タイトルがあまり好みでない。
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タイトルが好き。
で、内田さんの他の本も読んでみるかね、と思ってたので読んだ。
ブログから、日本についてのあれこれを取ってきて本にしたそうです。
格差社会云々の話が面白かった。
「格差社会」って確かに、多くはお金の面で言われるよねぇ。
なんかうまく表せないけど、
あぁそっか、別にお金で比べなくたっていいじゃんね、と。
そういう風にすとんと思いました。
まぁでもお金のあるなしから派生する
あれこれの格差というものもあるんだろうなぁ。
とりあえず日々楽しく生きてければいいなと思った。
とか、どんな感想やねんという感じですね。
あと「いいこと」と「ただしいこと」の話とか。
構造主義と原理主義についてとか。
あ、それとこの人はずっと、
「どうしたらいいかわからないけど、なんとかしとかなきゃ」
みたいなことへの対応できる力が大事だと言っている。
ずっと、というか、私が読んだ前の本でも書いてただけなんですが。
そして今回もそのことを読んでなるほどなぁと思ったのでした。 -
ある方より勧められて読みました。当たり前のこともまずは疑う姿勢が勉強になりました。他の方にはない独特なペースは読んでいて新鮮でした。