- Amazon.co.jp ・本 (224ページ)
- / ISBN・EAN: 9784862573544
作品紹介・あらすじ
企業経営で一番大切なことは
儲けることですか?
働く人の幸せですか?
「会社が儲からなければ、社員を幸せにすることもできない」という場合、
利益の追求による業績向上が「原因」で、社員の幸せ実現はその「結果」ということになります。
“逆”の因果関係は、本当にありえないのでしょうか。
つまり、働く人の幸福自体が企業や社会の成長の源泉であり、
社員が幸せになるほど、それが原因となって結果、
会社の業績も伸び、組織全体が強くなっていくというような…。
過酷なビジネス環境では、そうした発想は、現実離れした夢物語でしょうか。
“うますぎる話”なのでしょうか。
いいえ。そんなうまい話が、じつは、あるのです――。
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今、話題の「幸福学」を、実際の会社の経営に落とし込み、
これからの経営、組織のあり方を探る本。
「社員の幸せを追求した方が、会社の業績を伸ばすことができる」。
その実例を示しながら、幸福学と経営学の、2つの理論を融合させた新しい日本型経営のあり方を提案する革命の書!
感想・レビュー・書評
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言いたいことがちょっとホンワリしてる本だとかんじられたけど、エッセンスは面白い。
十牛図、オススメされたな そういえば。
べてるの家の理念 が面白かった。
「全て」の会社がこうであれ、目指すべき、
とは思わないけど
こういう考え方もできるほうが楽しいね。
(会社の在り方だけでなく、
つい人はたったひとつの正解を求めがちだね)
・三度の飯よりミーティング
・安心してサボれる職場づくり
・自分でつけよう自分の病気
・手を動かすより口を動かせ
・偏見差別大歓迎
・幻聴から幻聴さんへ
・場の力を信じる
・弱さを絆に
・べてるに染まれば商売繁盛
・弱さの情報公開
・べてるに来れば病気が出る
・利益のないところを大切に
・勝手に治すな自分の病気
・そのまんまがいいみたい
・降りてゆく生き方
・苦労を取り戻す
・それで順調
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働くひとの幸せこそが成長の源泉
幸福度が高いと貢献度があがる。
という点に納得。
社員が犠牲になっている会社が多いと感じる。
順番が逆ですよね。
社員、そして顧客。 -
就職してから、どうせ仕事するならば成果を上げて評価されたいと頑張ってきた。評価されれば仕事が楽しく幸せになると思い込んでいたけれど、そうはならなかった。その理由が本書を読んでわかり、納得できた。評価されたその一瞬は嬉しくても、それは毎日の仕事の楽しさには繋がらないものだったのだ。
ではどうしたら幸せになれるのか?
まず個人レベルでは、本書で挙げられている「幸せの4つの因子」を満たすように、仕事を通して自己実現を図りながら成長し、自己否定ではなく自己受容し、人の目を気にせず自分らしさを追求することが必要となる。
これを実行していくためには、まず自分を理解しなければならない。自己実現で目指したいものは何か、自分らしさとは何か、分かっているようで分かっていない。
まずは目標をしっかり見定めて、その上で自己実現や自分らしさの追求をしていきたい。
組織レベルでは、「ホワイト企業の3つの因子」を満たすべく、お互いを尊重し合う社風の中で、働きがいを持ち、自分の成長を感じながら仕事ができる組織を作り上げる必要がある。
具体的な方策として、権限委譲が挙げられている。
若手に仕事を任せることによってやりがいを引き出す取り組みは私の職場でも行われている。しかし、経験が浅い担当者にとっては逆にストレスになっている。適切な負荷量となるようなマネジメントや教育体制が必要だと感じた。
人は存在するだけで価値があるとする考え方は素敵だと思うけれど、その場合人材採用や選考はどのような考えに基づいて行うのかが気になった。理念への共感度合いで測るのだろうか? -
非常に良かった。自社に置き換えてどう変えていこうかと考えながら読める書籍だった
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タイトルにひかれて手に取ったが、電車の中での暇つぶしにもならなかった。経営学をちゃんと勉強していない「経営学者」が日本の経営学を批判し、さも新しそうな説を述べることに酔うような書き方は読んでいてあきれる。はっきりした分析もなしに「持論」にすらなっていない。「幸福追求」企業の事例を述べるのならば、その反対の結果的「不幸」をもたらしている企業がなぜそうなってしまうのかを考えなければ納得性に欠ける。ちゃんと経営学を勉強すれば、Going Concernという概念でくくれるのではないか等々、批判すればきりがないので、これくらいでやめておく。しいて「ヒト、モノ、カネ、チエ」と経営資源を表していることは浅学な当方にとって有益であった。評価の一つ星はその理由から。
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タイトル通りの内容。
共著のためやや焦点がぼけている印象。
前野先生の幸福学の本を別途読むこと。 -
テーマは面白いが内容は物足りない。ティール組織を読むべし。
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事例のひとつから「安心してサボれる職場づくり」「自分の苦労の主人公になる」のくだりが子育てや家庭づくりにも繋がると深く共感。人はもっと弱さをさらけ出して、人らしく生きればいい。その権利がある。