COLD FEVER (新装版) (ビーボーイノベルズ)

著者 :
  • リブレ
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本棚登録 : 625
感想 : 50
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  • Amazon.co.jp ・本 (302ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784862635501

感想・レビュー・書評

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  • 1巻、2巻と読んで、勿論良かったけど木原さんらしさは感じず、木原さんらしい展開がくるのは記憶が戻ってからだろうなと思っていたけどほんとに痛かった。

    谷口と黒川の二人可愛い。

  • 木原さんの小説を読むのはこのシリーズがはじめて。
    読み始めたら、痛いのに読むのがやめられなくて一気最後まで読みました。
    透の気持ちも、藤島さんの伝播してきて、涙涙でした。

    さいごも、ある程度はハッピーエンドだけど…
    このあとの二人も続きが見たいなぁ。

  • 読み終わってしばらく胸がいっぱいでした。透が記憶を取り戻したけど、藤島さんと暮らした6年間を忘れてしまって…。藤島さんにふるう暴力が痛くて痛くて…暴力だけじゃなく透の心も痛かった(;∀;)透が少しずつ自分の心と向き合って、共依存のような形になって。この二人はお互いに必要なんだなぁとしみじみ。同窓会の二人はこう繋がってくるのか、と。最後のポートのおじさんとおばさんの所で不意に泣いた。

  • 一気読み。
    COLDシリーズ最終巻。
    出だしっからキツい。前の2巻が意外と仲良しこよしだったなだけに。
    終わり良ければすべて良しかな…やっぱり木原音瀬は痛い。

    同窓会シリーズは本編とからまないのかなーと思ってたら、こうくるか、オモシロイ。

    木原音瀬さんは、卑屈さを描いたらピカイチ。こう執着心とか。そこがよくて、そこがちょっと苦手だったり。
    これは意外と大丈夫だった。
    やっぱハッピーエンドで終わるのがイチバン!

  • シリーズ完結。
    失っていた記憶が突然戻るが、同時に記憶喪失の時に築いた6年間(前・前々巻)を失った。
    恋愛こじらせるとここまでダメになれるのかというか、救いようのないのが愛なのか。同窓会シリーズと絡んだ短編もよかった。

  • 途中読んでるの辛くなったけど読み終わっても余韻にひたれるシリーズ。
    シリーズもので小説だけど読み返しちゃった。
    大好き。

  • 自分が「シンプル」って表現する時は、感情や心情の吐露をくどくど書き込み、如何にここへ辿り着いたかを誇張して書いてない、と言う意味。感覚的に書かれているにも関わらず、読み手の理解力を喚起し易い、と言う意味なので、言葉ままの印象の「単純に書かれている」ではなく「簡潔である」って事…木原作品のぶれないとこはここじゃないかと思う。木原さんは「惨めな様」を書く時も盛らない。ここに感情移入をしてしまうと「辛い」と感じる人もいるだろうが、描き方は物凄く客観的なんだよなぁ。記憶を取り戻した透に蹂躙される藤島の惨めな様が実に惨めなんだが、一つも不幸に酔い痴れてない。

  • 前に読んだ話なのでどの巻がどの話だったかうろ覚え・・・・・・なのでまとめてレビュー
    痛面白い話でしたがやっぱり痛い。

  • 記憶喪失だった6年間の透も、その6年間の記憶をなくした代わりに記憶を取り戻した透も、全然違う性格なのに、結局同じようなことに悩んで、同じ男に頼り、男を好きになっている。
    結局はどっちの透も同じ人間だったんだなあと思ったら、ケーキを作っていた透が戻ってこないのが釈然としなかった気持ちも少しだけ和らいだ。
    書き下ろしの嫌味くさい黒川かわいい。

  • シリーズ完結作品。

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著者プロフィール

高知県生まれ。1995年「眠る兎」でデビュー。不器用でもどかしい恋愛感情を生々しくかつ鮮やかに描き、ボーイズラブ小説界で不動の人気を持つ。『箱の中』と続編『檻の外』は刊行時、「ダ・ヴィンチ」誌上にてボーイズラブ界の芥川賞作品と評され、話題となった。ほかの著書に『秘密』『さようなら、と君は手を振った』『月に笑う』『ラブセメタリー』『罪の名前』など多数。

「2022年 『コゴロシムラ』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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