- Amazon.co.jp ・本 (302ページ)
- / ISBN・EAN: 9784862635501
感想・レビュー・書評
-
詳細をみるコメント0件をすべて表示
-
読み終わってしばらく胸がいっぱいでした。透が記憶を取り戻したけど、藤島さんと暮らした6年間を忘れてしまって…。藤島さんにふるう暴力が痛くて痛くて…暴力だけじゃなく透の心も痛かった(;∀;)透が少しずつ自分の心と向き合って、共依存のような形になって。この二人はお互いに必要なんだなぁとしみじみ。同窓会の二人はこう繋がってくるのか、と。最後のポートのおじさんとおばさんの所で不意に泣いた。
-
一気読み。
COLDシリーズ最終巻。
出だしっからキツい。前の2巻が意外と仲良しこよしだったなだけに。
終わり良ければすべて良しかな…やっぱり木原音瀬は痛い。
同窓会シリーズは本編とからまないのかなーと思ってたら、こうくるか、オモシロイ。
木原音瀬さんは、卑屈さを描いたらピカイチ。こう執着心とか。そこがよくて、そこがちょっと苦手だったり。
これは意外と大丈夫だった。
やっぱハッピーエンドで終わるのがイチバン! -
シリーズ完結。
失っていた記憶が突然戻るが、同時に記憶喪失の時に築いた6年間(前・前々巻)を失った。
恋愛こじらせるとここまでダメになれるのかというか、救いようのないのが愛なのか。同窓会シリーズと絡んだ短編もよかった。 -
途中読んでるの辛くなったけど読み終わっても余韻にひたれるシリーズ。
シリーズもので小説だけど読み返しちゃった。
大好き。 -
自分が「シンプル」って表現する時は、感情や心情の吐露をくどくど書き込み、如何にここへ辿り着いたかを誇張して書いてない、と言う意味。感覚的に書かれているにも関わらず、読み手の理解力を喚起し易い、と言う意味なので、言葉ままの印象の「単純に書かれている」ではなく「簡潔である」って事…木原作品のぶれないとこはここじゃないかと思う。木原さんは「惨めな様」を書く時も盛らない。ここに感情移入をしてしまうと「辛い」と感じる人もいるだろうが、描き方は物凄く客観的なんだよなぁ。記憶を取り戻した透に蹂躙される藤島の惨めな様が実に惨めなんだが、一つも不幸に酔い痴れてない。
-
前に読んだ話なのでどの巻がどの話だったかうろ覚え・・・・・・なのでまとめてレビュー
痛面白い話でしたがやっぱり痛い。 -
シリーズ完結作品。