シナリオ・プランニング――未来を描き、創造する

  • 英治出版
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  • Amazon.co.jp ・本 (208ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784862761651

感想・レビュー・書評

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  • 読んですぐ実践できるはずはないけれど、訓練が大事。想定外だったと人は言うけれど、滅多なブラックスワンではない限り、どんなことにも最初のさざ波はある。9.11にも、リーマンショックにも、3.11にも予兆はある。何が起こった後でただ指を加えて破滅に向かう受身のスタイルではこの先生き残れない。高く広くアンテナを張って生きていきたい。

  • - 「本当のプランニング」とは、未来がどうなるかと当てようと必死に努力するのをやめて、未来がどうなりうるかと理解するために力を注ぐことだ

    - シナリオプランニングのプロセス
    ①課題を設定する
    ②情報を収集する
    ③未来を動かす「ドライビング・フォース(原動力)」を特定する
    ④未来を左右する「分かれ道」になるような要因を見つける
    ⑤シナリオを考える
    ⑥骨組みに肉付けし、ストーリーを描く
    ⑦シナリオを検証し、追加の調査項目を特定する
    ⑧シナリオの意味をくみ取り、取りうる対応を決める
    ⑨目印を探す
    ⑩シナリオを観察し、更新する

    - シナリオ全てについて、「なにを見たら、このシナリオが実現しそうだとわかるか?」と問わなければならない。できるだけ多くの目印を書き止め、将来の参考としているも考えておくことが必要だ

  • 未来はどうなるかは分からないが、あらゆることを考えてシナリオ(未来)を描くことはできる。
    何か長期的なプランを立てようとするときに考慮すべきことが書かれており、また事例も多く載っているので読んでいて楽しい。
    世の中これからどうなるかわからないからこそ、自分なりに日本なり周りの未来のシナリオを描くことは大事かもしれないなと思いました。
    手法の順序を書きます。
    1.課題を設定する
    2.情報を収集する
    3.未来を動かく「原動力」を特定する
    4.未来を左右する「分かれ道」になるような要因を見つける
    5.シナリオを考える
    6.骨組み肉付けし、ストーリーを描く
    7.シナリオを検証し、追加の調査項目を特定する
    8.シナリオの意味を汲み取り、取りうる対応を決める
    9.目印を探す
    10.シナリオを観察し、更新する

    ひらりん

  • 新着図書コーナー展示は、2週間です。通常の配架場所は、3階開架 請求記号:336.1//W12

  • ケーススタディが多く書かれているが、記述がプロセスではなくアウトプットに偏っているため、シナリオプランニングの目的とどんなものが作られるかを把握するにはいいが、これを読んだからと行ってシナリオプランニングが実施できるようにはならないだろう。

  • ■書名

    書名:シナリオ・プランニング――未来を描き、創造する
    著者:ウッディー・ウェイド

    ■概要

    明日のことは、だれもわからない。だからこそ、未来を大胆に想像
    しよう!
    戦略立案、グランドデザイン設計、ビジョン共有、商品開発……
    60年以上にわたって企業や組織、個人で使われてきた「イノベーシ
    ョン創造」の技法を
    トレンド予測、ビジネス展望のスペシャリストが豊富な事例をもと
    に解説。

    自分の人生を考える上でたくさんのストーリーや世界観に触れ、
    「こんな人生もあるかも」と複数のシナリオを想定し、今の自分の
    行動を変えていく。
    それが、シナリオ・プランニングの考え方です。
    そして本書の最大の活用法は、ここで示された手法にもとづき、
    あなたのチーム、組織、地域の仲間と一緒に未来シナリオを作るこ
    とです。
    ――野村恭彦(「監訳者まえがき」より)

    問題は、未来が現在と違うことだ。
    もし、これまでと違う考え方ができなければ、かならず未来に驚か
    されるだろう。
    ――ゲイリー・ハメル(本文より)

    シナリオ・プランニング。
    その歴史は古く、第2次世界大戦後のアメリカ空軍にはじまり、大
    企業、政府系組織などでも戦略立案の手法として使われてきました。

    ロイヤル・ダッチ・シェル社、アパルトヘイト後の南アフリカがシ
    ナリオ・プランニングの代表例ですが、何も大企業や国家機関だけ
    に有効な手法というわけではありません。まわりにいる同僚やコミ
    ュニティの人たちを集めてやってみるのもいいですし、今後のキャ
    リアや人生を考えるうえでは、自分ひとりでやることも可能です。

    たとえばこの本では、著者ウッディーと息子マルコム君が『ハリー・
    ポッター』の初版本を「できるだけ高く売る」ために、シナリオ・
    プランニングを使って見事に89倍の値段で売ったケースなど、いろ
    いろなフィールドでの活用法が紹介されています。事業計画から商
    品開発、地域活性まで、「未来に関わる」すべての人のための手法。
    ――それが、シナリオ・プランニングなのです。
    (From amazon)

    ■気になった点

    なし

  • No.593
    全脳思考チャートを理解する良いヒントが得られた。

    未来は予測するな。想像せよ!

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著者プロフィール

30年以上にわたりトレンド予測、ビジネス展望などを欧州、アジア、アメリカで行うコンサルタント。スイスのプライベート・バンクを経て、Wade & Companyを創業。ハーバード・ビジネススクールでMBA取得。国際マーケティングや戦略開発の分野で定評があり、世界経済フォーラムのエグゼクティブ・ボードメンバー、ローザンヌ・ホテルスクールのマーケティング・ディレクターなどを歴任。

「2013年 『シナリオ・プランニング』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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