アイスランド 絶景と幸福の国へ

著者 :
制作 : ナショナル ジオグラフィック 
  • 日経ナショナルジオグラフィック社
3.47
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本棚登録 : 161
感想 : 24
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  • Amazon.co.jp ・本 (208ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784863132986

感想・レビュー・書評

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  • ☆4つ

    わたしにしてはちょっとめづらしいことで、この本を読んでいる最中に感想めいたものを先にFacebookに書いてしまった。

    なのでもうここに書くことは無い・・と思ったがひとつわからないことがある。

    全行程を車(にっぽんスバル車)で移動しているのだが、果たしてアイスランドの道路は左右どっち側通行なのだろう。件のスバルは今回の旅のためにロンドンから運んできたというので、ハンドルは間違いなく右に付いているなぁ。行って自分で運転してシーナ兄いの行程と同じルートでアイスランドを巡る気まんまんの りょうけんなのであった。

    それから、シーナ兄いは最後の方にかなりのページを使って、世界の色々な国の国民が持っている「幸福感」について書いている。書いているが、いつの間にかそれが我が国ニッポンの政治や経済へのやるせなき不満となってアイスランドの火山のように大噴火/噴出して終わっている。
    せっかく幸せ気分満載だったのに、最後のところでおかしな話になってしまった。ちょっと残念な悔しい本でした。すまぬすまぬ。

  • 雄大な自然の極彩色なカラー写真と、アイスランドの人達の穏やかで堅実な人柄が滲み出るかのようなモノクロ写真。随所に散りばめられた写真を眺めるだけでも、アイスランドという国のもつイメージが明確に伝わってくる。
    厳しい自然条件の中で暮らす人々にとっては、家族や友人、すなわち人と人との繋がりこそが、温かくこの上なく大切なものなのではないだろうか。風土、人柄、幸福度には深い係わりがあるように思う。

  • 著者撮影(モノクロ)とナショナルジオグラフィックによる写真をまじえたアイスランド紀行。フィヨルドの道路を辿り、断崖や火山を巡る。人々の素朴な暮らしと笑顔に、幸福とは何かを考える。

    アイスランド関係の本が少ないので貴重なのだが。書籍の出来としては今ひとつに感じる。紀行の部分がもっと充実しているのを期待していた。最後の幸福論の章は蛇足だと思う。写真も見開きのものが多く、バリエーションが今ひとつ。訪れた地名や旅行ルートくらいは地図の中に示しておいて欲しい。

  • 「最後のでっかい旅」とある。世界中のあちらこちらをずんずん旅してきたシーナ隊長もすでに七十歳をこえ、さすがに往年のパワーはない。若い頃の、様々な困難に力任せの体力勝負で挑んできた旅とは違い、アイスランドの美しい自然を眺めるという感じの内容になっている。

    しっかりした紙が使われていて、写真も美しい。高級感のある良い本だと思う。思うけど、どうにも寂しいのでありました。

  • 資料番号:011628260
    請求記号:915.6/シ
    火山と氷河の国、アイスランドを、作家の椎名誠さんがめぐります。壮大な景色の写真に圧倒されます。日常のスケールとかけ離れた自然や文化に触れることは、日々の暮らしを俯瞰するきっかけになるのでは?

  • 「火山と氷河がおりなす絶景を誇るこの国は、さまざまな幸福度ランキングの上位国でもある」 多数の美しい写真も素晴らしいです。読後、アイスランドの大自然と、人々の暮らしを訪ねてみたくなりました。

  • 10月に新婚旅行で初めて訪れたアイスランド。
    その際にも、現地在住の日本人ガイドの方が
    この椎名誠さんのアイスランドの旅について教えてくれた。
    友達がそのときのガイドで…みたいなことを言っていた気がする。
    こじんまりというか、そういう規模感の国。
    自然が一番の脅威。景色も、暮らしもシンプルで頭がすっきりする。
    本は、写真が多く文章はあっさりだが、
    アイスランドの人々の暮らし、特に人々の幸福感について
    書かれていて、それがとても興味深かった。

    旅行から半年が経ち、少しずつ忘れてきてしまった部分もある。
    私も、折角なので、ブログにでも記しておきたい。

  • アイスランドという国、北極圏近くにあるにもかかわらず、海流の影響で冬でも東京と変わりない位の気温だそうだ。世界幸福度レポート2013で第9位、ちなみに日本は156ヶ国中43位。日本より安全で、安全に家族と居られるのが幸せと思っている人が多いらしい。
    途上国で洗面器ご飯(洗面器状の器にご飯が盛ってあり、魚や肉とその煮汁がかかっている)を家族全員が円くなって手食で食べているのと、日本の様に清潔な部屋で塾や仕事で家族バラバラに食事するのではどちらが幸福なのか?アイスランドの様に先進国でありながら家族と一緒なのが一番幸福なのだ。

  • アイスランドに行ってみたくなった。写真も良かったな。

  • ナショナルジオグラフィックから提供された美しいカラー写真とシーナさんが撮った身近なモノクロ写真。
    シーナさんがアイスランドで考えた「幸せ」についてのあれこれ。

    なんというか、もう、本当に贅沢で面白い一冊だ。

    もしもシーナさんがお父さんだったら…うむ、妻も子どもも大変かもな。だからお父さんじゃなくてお母さんのお兄さんくらいの関係がいいな。
    時々やってきてでっかい旅の話をしてくれるお母さんのお兄さん。いいなぁ。

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著者プロフィール

1944年生まれ。作家。1988年「犬の系譜」で吉川英治文学新人賞、1990年「アド・バード」で日本SF大賞を受賞。著書に「ごんごんと風にころがる雲をみた。」「新宿遊牧民」「屋上の黄色いテント」「わしらは怪しい雑魚釣り隊」シリーズ、「そらをみてますないてます」「国境越え」など多数。また写真集に「ONCE UPON A TIME」、映画監督作品に「白い馬」などがある。

「2012年 『水の上で火が踊る』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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