字幕屋に「、」はない (字幕はウラがおもしろい)

著者 :
  • イカロス出版
3.37
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本棚登録 : 206
感想 : 24
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  • Amazon.co.jp ・本 (174ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784863207806

感想・レビュー・書評

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  • 2.8

  • 現役の映画字幕翻訳家の方が書いた、字幕業界の裏話。

    以前テレビの「ジョブチューン」に戸田奈津子さんが出演されたときに
    ぶっちゃけていて、知ったこともありますけれど。
    (この本の方が先ですね。私が読んだのが後なだけで)

    字幕に「、」と「。」が無いというのは気づきませんでした。

    また「…」の使い方が絶妙だと、筆者が書いてある「英国王のスピーチ」は観たいと思っていたので、借りてみます。

    英語だけでなく、別の言語の映画も、
    英語の字幕などを利用して、日本語に訳すのですね。知りませんでした。

    P.S.  
    「英国王のスピーチ」のDVD観ました
    どもるから「…」があって、次の字幕に移るな、という気もしましたが、あまり字幕を気にせずに観終わってしまいました。
    (変だと気になるので、気にならないということは、いい出来、ということなんでしょうね)

  • あまり、面白くない。

  • なんと三冊目であった!言葉を商売にしている人の分は精錬されているという既成概念で読んでいるからか、感心すること頻り。確かに癖があるので好き嫌いがはっきりするかもしれない。私は、好き。

  • 限られた文字数の中でどう伝えるのか、という大きな課題に立ち向かう「字幕屋」の苦労が面白い話の中でよく伝わってくる。
    プレゼンで使えるなあ、と思ったのは「カタカナ」をうまく使うということ。確かに平板に単語を並べている中で、カタカナは映えるというのがよくわかった。

  • 801.7

  • 映画の字幕は、台詞をしゃべっている間に読めるものでなくてはならない。間引きもするし意訳もする。そして「、」は小さくて邪魔だから存在しない。字幕っぽく見せたかったら、句読点を入れちゃあ駄目、なんだ。
    著者は必ずしも映画が大好きだったわけではなく、しかしたまたま字幕屋になってしまう。入り口はともかく、プロとしての字幕屋の妙を語るのです。字幕屋のまわりにも、たくさんの、映画のクレジットに出ない人の作業がある。そういう部分にスポットを当てながらも、字幕ならではの、多くの制約がありながらも言葉を大切にする、という面白さ。全体的に軽妙に書こうとし過ぎている感じで、なんかもっと重厚でもいいかなあ、なんて思いました。でも字幕は存在を意識されないのがよし、ということで、なんとも不思議な商売です。

  • 13/10/12
    読み終わった
    いつも読んでいる本を家に忘れてしまったので、急に買って急に読んだ。すぐに読み終わった。

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