- Amazon.co.jp ・本 (760ページ)
- / ISBN・EAN: 9784863321953
作品紹介・あらすじ
そなたは数奇な運命にみちびかれ、南の地へおもむくであろう…ふたたび帝国の攻撃にさらされたアイスマーク。女王シリンが民をたくしたのは、病弱な末の王子シャルルマーニュだった。灼熱の砂漠をこえる旅に王子は発つ。きっと援軍を引きつれてもどると心に誓って…シリンへの復讐に燃える将軍スキピオ。父ゆずりの力をもちながら、心に闇をかかえる王女メディア。二世代にわたる戦いのゆくえは-。
感想・レビュー・書評
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前回の戦から20年後、再びベロルムがアイスマークへ攻めてくるお話。
末息子のシャルルマーニュは南大陸へ。
前回以上にパワーアップした戦にドキドキが止まりません。
それもワクワクなドキドキじゃなくてハラハラなドキドキ。
本当に毎度毎度ギリギリ勝利でホッと息をついたり、死人に涙したり、裏切者に歯噛みしたり。
サラマンやグリシュマクに加えてヴァンパイアの王と后がとても好きになりました。
前回もそうだったけど、今回もいいキャラしてます。
あと、ケッシャカ3世も。おかんって感じがすごく安心する。
赤毛いいなーめっちゃかっこいいなー。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
南の大国ポリポントゥス帝国軍との戦いから20年、再び侵攻しよとしているとの情報が入った。以前よりも強力になった帝国に対するため、女王シリンは末の息子のシャルルマールを摂政として南の大陸へ住民を疎開させることにした。
「シャルルマール王子は運命に導かれ南の地へおもむき、炎の剣を手に帰還する」という予言が語られたが、シリンの5人の子供の中で唯一魔女の才能を持つメディアは、弟ばかりが大事にされることを憎み、『闇の世界』へと傾倒していき、シャルルマールの命を奪おうと企む。敵であるベロルムの味方をするように魔術を使い、魔女としての力が強力になっていく。オスカンは何度もメディアを疑いつつも気付かず、アイスマークは窮地に。
シャルルマールの成長の物語にもなっている。
他の兄弟たちも個性的でしっかり描かれていて物語に重みがある。 -
アイスマーク1と展開がほぼ同じなことにビックリした。
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1を超える面白さでした。これまでの舞台白い北国の諸国も魅力ですが、今回は南方の大陸が出てくるのでまた楽しいです。
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一巻を読み終わってみれば・・・・
続くなんてすごくうれしい!!
なんか終わりそうな感じはなかったけど。。。 -
2010年1月13日読了♪
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1巻から20年後。ヨーロッパからアフリカ、イスラムの様々な人種がモデルと思われる人達が、個性的で楽しい。戦闘シーンはそんなに派手ではない(テメレアに比べると)。親子、友達等様々な愛情がエピソードとして挟まれるので、戦よりはそっちに目がいってしまう。