岡村靖幸『あの娘と、遅刻と、勉強と』 (TOKYO NEWS MOOK 479号)

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  • 東京ニュース通信社
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  • Amazon.co.jp ・本 (239ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784863364677

感想・レビュー・書評

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  • 一人の男をこんなに長い間、二十年以上に渡って見続けているというのは、自分には岡村靖幸しかいない。そして今つよく思うのは「人は変われる」ということだ。

    昔あんなに気難しくて人嫌いだった彼が、今こんなに人に囲まれて笑顔でいる。一時期薬物で何度も問題を起こし、大ファンだった私は勝手に裏切られた気持ちになり憎しみさえおぼえた。燃えないゴミの日に全てを捨ててしまったほど。あれから何年も経って、きっと大変な日々を乗り越えて、今こんな笑顔でいる。人と会うのが楽しいと言う。なんて素晴らしいことかと思う。幾つになっても、幾つからでも、また人生を輝かすことはきっと出来るという、希望だ。

    だからこれはただの対談集ではないのだ。

  • 対談集。話を聞いてみたいと思わせる魅力的なラインナップ。岡村ちゃんファンならより楽しいかも。



  • 相手に自分で考える力を育んで欲しい時は、結論を与えない

    予測誤差→社会心理学の用語
    例えば、ネットで買えるレコードをあえてレコード屋さんで買うような行為
    思わぬ出会いなどのことを言う

    この予測と違ってマイナスが起こった時に怒ったり悲しみすぎるなど、一喜一憂せずに日記とかに留めておく
    すると、感受性が豊かになって
    ちょっとした石ころの転がり方にも楽しみを見出すことができる

    孤独に触れて
    寂しい夜とていねいに向き合う。
    そうすることで孤独を手放さずに
    すてきなひとりぼっちになれたらいいな。

    岡村ちゃんの作る音楽に現れる
    すごく惹かれる感じって
    こういう人間らしいところを持ってるからなんだろうなあと
    対談を通して岡村ちゃんが悩んでいることを他者から学ぼうとする姿勢にとても救われた。

  • 大貫妙子さんの凄さ
    いろんな人に暴飲暴食するかどうか聞いてて笑っちゃった、岡村さん気にしてるんだろうな

  • 岡村靖幸「あの娘と、遅刻と、勉強と」vault08.info/book/bros-anoko 読んだ。先に読んだ2巻目に比べると初期はまだ柔いというか、男子高校生的なノリが強くて可笑しい。対談相手が豪華なだけに、トピックそれ⁈ みたいな。ちょっと矛盾するかもだけど、岡村靖幸という人はつくづく真面目なんだなあ(おわり

  • 岡村ちゃんは私にとってそれこそ「できの悪い弟」みたいなヤツなんだよね。

  • 対談集。対談相手はいとうせいこう、大根仁、水道橋博士、久保ミツロウ、津田大介、矢野顕子、大貫妙子、高橋幸宏、星野源と私にとってはそうそうたメンバー。
    中でも大貫妙子のパートはしみじみ良かった。
    ”孤独と向き合うのも仕事にひとつ”
    ”今に人生は”地球学校”と思ってる”などなど。

  • 岡村ちゃんと17人の各界の著名人との対談を収録。対談だとこんなに饒舌な岡村ちゃんだが、ステージでは一切MCをしないのはなぜ?
    映画監督のアレハンドロ・ホドロフスキーとまで対談してたのにはびっくり。よく実現したな~。

  • 岡村靖幸の懐の優しさ、真摯な所が存分に味わえていい本でした。

  • いとうせいこうさんから始まる対談集
    異業種の人との対談がやはり興味深かった

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著者プロフィール

1965年生まれ、兵庫県出身のシンガーソングライターダンサー。数多くのアーティストの作品に作曲家として関わった後、1986年、「Out of Blue」でデビュー。ブラックミュージック、ロック、ポップス、歌謡曲等、様々な音楽のエッセンスを吸収、発展させたメロディ、アレンジは、グルーヴィーであったり、じっくり聴かせるものであったりと自由自在。加えて、青春や恋愛の機微を描いた瑞々しいワン&オンリーな歌詞は唯一無比、圧倒的な支持を得ている。7枚のアルバムを発表し、2019年1月には最新シングル「少年サタデー」をリリース。 2011年よりTV Bros.にて対談連載「あの娘と、遅刻と、勉強と」をスタート。入念な下調べと、忌憚のない質問と、受け答えと、インタビュアーとしての才能も炸裂させている。 ニックネームは「岡村ちゃん」。

「2019年 『あの娘と、遅刻と、勉強と 2』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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