ハリー・ポッターと炎のゴブレット〈4‐1〉 (ハリー・ポッター文庫) (ハリー・ポッター文庫 7)

  • 静山社
4.13
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感想 : 30
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  • Amazon.co.jp ・本 (341ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784863891661

作品紹介・あらすじ

「闇の印」-夜空に刻印された緑色に輝く髑髏。闇の帝王の凋落後、13年間現れなかった死の印が、興奮と熱狂渦巻くクィディッチ・ワールドカップの夜に打ち上げられた。いったい誰が、何のために-。闇の帝王の復活に向けて、物語が動きはじめる。

感想・レビュー・書評

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  • リドル家の経緯〜マッド・アイの授業まで。

    映画の冒頭では建物を管理しているらしい爺さんが、夜中に灯りがついているのをみて様子を見に行き、ナギニに見つけられて殺される。
    本書ではこの建物と爺さんの正体が説明される。
    ヴォルデモート卿とワームテールの会話が割と長いので、爺さんに聞かれてるのは実は分かってやっているのかもしれないが、卿に人間味があって面白かった。

    ダーズリー家へ、ウィーズリー家がハリーを迎えにやって来る。車かと思いきや暖炉からで、そこからは想像以上に面白かった。ダーズリー一家の恐れている姿も想像がつくし、まぁまぁ落ち着いてください、と言いながらマグルの家に興味津々のアーサーも想像がつくし、もっと見たかった笑

    私はクィディッチ自体にそこまで面白みを感じていないので、男性を翻弄する応援妖精などは面白かったが、少し退屈だった。

    映画のマッド・アイの授業では説明が少ないので、自身が頻繁に目にしてきたからか軽率に禁じられた呪文を披露する強引なイカれた男という印象だったが、本書ではなぜ必要なのかという説明がありダンブルドア軍団結成のように、いざという時のための実力こそつけるべきだと納得がいくし、フレット&ジョージらもあの授業は凄かったぞと褒めていて、映画視聴済みなのでこのマッド・アイの正体は知っているが、好印象だった。

    >映画にはなく、印象的なシーン
    クィディッチワールドカップにて、闇の印が出されたであろう地にハリーたちもいたが、森の影にウィンキーというしもべ妖精がおり、クラウチのしもべ妖精だった。ハリーが落とした杖を持っていたのもあり疑われ、何より勝手に逃げたこともあり、解雇された。

  • ハリーも、ロンも、ハーマイオニーも、他のみんなもどんどん成長していく。
    4年生になってまた新たな出会い、そして別れがあり、闇の帝王の復活の足音がどんどん聞こえてくる。

    これから起こることに何となく恐怖を感じながらも、ページをめくる手が止まらない。

    ムーディー先生。映画での記憶よりも何倍も優しそうな先生。

  • クィディッチに関してはおそらくハリー・ポッターファンでも穴だらけの駄目スポーツと評価されるのではないでしょうか。そんなクィディッチに熱狂的な魔法使い……もっと他の競技がないのか?
    ウィーズリー家の人々は生き生きとしていて、ここで暮らせばハリーもまともな感性が身につくのでは、と思ったときもありました。今回はかなり映画端折ってるんですね。マグル生まれのハーマイオニーと初めて意気投合しそうな四巻です。

  • 今までのパターン、「ダーズリー家で嫌な思いをするハリー→嫌な夏休みを終えてホグワーツへ」とは違い、いきなりヴォルデモートから始まるこの巻。
    いよいよか! と思います。

    文庫版のこの1巻では、あんまり楽しめる場面はなくて、だんだん不吉な感じになっていくのがありありとわかりました。
    不当な扱いを受けている、とハーマイオニーが怒るのはもっともだけど、屋敷しもべ妖精の動きがいちいちかわいい。
    高いところ嫌いだから顔を手で隠したり。

  • ハリーポッターシリーズの中で個人的に一番好きな作品。どちらかというと学校の日常描写が好きなので、これ以降の話はシリアスな戦闘中心になっていくイメージなので、ここが一番楽しいところだと思う。

  • 14歳ながら、ハリーの友人たちは遠慮というものを知っている一方で、素直にプレゼントを受け取る優しい人たちだと思う。それは、「いいよ―気を使うなよ」や「うわあぁ、ハリー、ありがとう」という言葉で説明ができる。

    炎のゴブレットで、遂に闇の帝王という本題に入ったようだ。これは序章とも言える。

    私の好きなネビルのことは、②で明かされるのだろうか。ハーマイオニーの始めた、しもべ妖精福祉振興協会の今後も気になる。早く続きが読みたい。

  • ホグワーツに戻ってくるとホッとするようになってきました。

  •  ヴォルデモートの不穏な動きから始まる本章。
    クディッチ・ワールドカップ等、お祭りの中、様々な問題が発生し、そして最後にネビルがいなくなる。
    これから動きだす物語に、少しずつ入り込んでいく。
    物語はこれから。

  • 早く続き、続きを

  • 初っ端から登場するヴォルデモート卿、夜空に浮かぶ闇の印、ホグワーツへ向かう日の嵐、なんとなくこの先の暗い展開を予感させる一巻。

    映画では一瞬で終わる部分だけど、長いなあ…!まだ三校対抗試合が始まらないよ!

    シリウスの手紙を運んできた派手な色の南国の鳥を見てハリーが異国情緒にひたり、どこにいるかも分からないシリウスの無事を願うシーンがとても好き。
    全体的に暗いトーンの中で、南国の鳥が放つ鮮やかな存在感が印象に残る。

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著者プロフィール

J.K.ローリングは、記録的ベストセラーであり多数の賞を獲得した「ハリー・ポッター」シリーズの著者。世界中で愛読された本シリーズは、これまで累計5億部以上を売り上げ、80カ国語に翻訳された。8部作の映画は大ヒットを記録。著者は『幻の動物とその生息地』に着想を得て、『ファンタスティック・ビーストと魔法使いの旅』の脚本を執筆。この作品を皮切りとして、5部作の映画シリーズの公開が始まった。J.K.ローリングはまた、『ハリー・ポッターと呪いの子 第一部・第二部』の舞台も手掛けている。この作品は、2016年夏にロンドンのウェストエンドで初演され、2018年春にはブロードウェーでも上演された。2012年、J.K.ローリングはウェブサイト〈ポッターモア〉を開設。このサイトでは様々なコンテンツや記事、J.K.ローリングによる書下ろし作品を楽しむことができる。他、一般書『カジュアル・ベイカンシー 突然の空席』を執筆したほか、ロバート・ガルブレイスのペンネームで犯罪小説を発表している。これまで、大英帝国勲章、レジオンドヌール勲章、ハンス・クリスチャン・アンデルセン文学賞など、いくつもの賞を受賞してきた。

「2020年 『イッカボッグ』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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