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  • Amazon.co.jp ・本 (320ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784865280029

作品紹介・あらすじ

コロナ禍の現在とホロコーストに行き着いた1930年代。私たちの心は同じような危うさに触れている

誰にも自分を晒したくない引きこもりの心性と、四六時中つながっていたい気持ち。
引き裂かれている私たちの心の病理をコロナ禍はまざまざと示すことになった。
そしてその心性は、先の見通せない息苦しさのなかで狂おしく未来を希求した末、強制収容所に行き着いた1930年代と深く通底している。
ザクセンハウゼン強制収容所を訪問し、記念碑や博物館のあり方に触れ、
生還者プリーモ・レーヴィの見続けた夢を分析。
スティーブ・ライヒやピナ・バウシュの作品に時代の心性を聴き取る
臨床心理学者たちのホロコースト試論

感想・レビュー・書評

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  • ホロコーストの心理学について。

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著者プロフィール

一九六九年生まれ、ユング派分析家、臨床心理士/公認心理師。帝塚山学院大学准教授。精神科や学校臨床において実践に携わるとともに、アートやパフォーマンスの精神性や、現代の心理の深層を思索することを専門としている。著書に『心理学の時間』(単著、日本評論社)、『遠野物語 遭遇と鎮魂』(共著、岩波書店)、『ホロコーストから届く声 非常事態と人のこころ』『私たちのなかの自然 ユング派心理療法から見た心の人類史』(編著、左右社)、訳書に『近代心理学の歴史』『C・G・ユングの夢セミナー パウリの夢』(いずれもC・G・ユング著、創元社)、『ユングの神経症概念』『仏教的心理学と西洋的心理学』(いずれもW・ギーゲリッヒ著、創元社)などがある。

「2023年 『家族のおわり、心のはじまり』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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