源氏物語 A・ウェイリー版1

  • 左右社
4.00
  • (8)
  • (8)
  • (2)
  • (0)
  • (2)
本棚登録 : 338
感想 : 17
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (688ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784865281637

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 古典の名作『源氏物語』をA・ウェイリーが英訳、それをさらに日本語訳した、今まで知っている源氏物語とは全く違う雰囲気で読みやすく面白い。

  • 寂聴さん現代語訳を読んだことはあったけど、こんな翻訳版があるとは!
    日(古文)→英→日という時を超えた翻訳プロセスが興味深く、自由でのびのびとした表現が際立つ新しい源氏物語でした。
    兎にも角にも、アーサー・ウェイリー氏の偉業に感謝。日本の古典ラブロマンスを英国の文壇に広めてくれたんだから。

    それにしても平安のカルチャーって摩訶不思議。
    紫式部の時代、多くの宮女や身分の高い女性たちが「稀代のモテ男」光源氏に妄想を膨らませ、心ときめかせていたんだと思うと今のオタクとか腐女子カルチャーに通ずるものを感じる。

  • 「角川武蔵野ミュージアム」で見て、「源氏物語」にクリムトの絵を表紙に使うセンスが秀逸!と思い、図書館にリクエストしました。厚さ5㎝で、ちょっと読むのに躊躇するほど厚かったですが…読了!

    「源氏物語」は、昔から憧れで、読んでみたいなと思っていました。瀬戸内寂聴さんのを読もうかとも思っていましたが、何もせず。


    こちらは、「源氏物語」をイギリス人が訳し、それを日本語に再訳し他本。読みやすいのでしょう。
    アーサー・ウェイリー氏が訳して、世界的に名作と認められ、各国で訳され大ヒットしたそうです。日本文学が、世界で認められたなんて素敵です。

    帝にエンペラーと振り仮名があったり…和歌の訳が具体的だったり…。

    古典は…いや、国語全体が苦手だった私です。
    でも、「いとおもむきぶかし」とか「いとおかし」だとか…なんか素敵♪とは思っていました。

    なんとなく、源氏物語の内容は、生霊で殺される姫がいたり、不細工な姫もいたりなど、なぜか知っているお話もありますね。漫画みたいなもので見たことがあるような…。

    これは、3巻セットなのかな?4巻セットなのかな?

    感想…
    「源氏物語」って、こういう話なのか。
    平安時代の美しい男性「光源氏」が織りなす恋物語の数々…と思っていましたが、その通りですね。


    これは、恋に憧れる年ごろに読むべきだったのか…な。

    結婚して、子どもを2人持ち…
    すっかりおばちゃんになった今…
    う~ん、
    浮気男の不倫話じゃないですか!

    二股三股では飽き足らず、六股くらい平気でやってのける…いいのかこの人?
    ちょっと気になる女性がいると、口説き倒す。
    無理矢理、家に忍び込む。
    おいおい、それあり?
    拒まれれば、拒まれるほど、燃える。なるほど。
    これって、プライドの高い男性の口説き方?かな。
    まあ、次々に他の女性をたぶらかしていくんですけどね。

    生霊になって、相手の女性を呪い殺すほど、源氏を恋焦がれた女性もいて…
    生霊を目のあたりにして、
    源氏も反省はするんですけれど、また、他の女性に仕掛けていく…。
    なんだかな~

    そんな言い方をしたら、わびさびがないかな。
    すみません。私、文学がよくわかりません。

  • 【本学OPACへのリンク☟】
    https://opac123.tsuda.ac.jp/opac/volume/631487

  • 2018年9月27日に紹介されました!

全17件中 11 - 17件を表示

著者プロフィール

平安時代の作家、歌人。一条天皇の中宮、彰子に仕えながら、1007~1008年頃に『源氏物語』を完成されたとされる。他の作品として『紫式部日記』『紫式部集』などが残っている。

「2018年 『源氏物語 姫君、若紫の語るお話』 で使われていた紹介文から引用しています。」

紫式部の作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×