旅するカメラ エイ文庫

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  • Amazon.co.jp ・本 (187ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784870999497

感想・レビュー・書評

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  • フィルムカメラを使い始め、MFが体で理解出来るようになりたくて、現役カメラマンのエッセイ集を探し読んでみました。

    私は旅行や散歩が好きですが(本能で引っ張られる。。)、旅先の光や湿度が様々で、それが必然的、時には偶発的にフィルムに反映するものだとまでは感じていませんでした。

    光は光だけど、エネルギーの源だなぁと、渡部さんの文章を読んで感じました。

    それにしてもおもしろい本でした。続編も読んでみたいと思います。

  • 古今東西、カメラ好きというのは機材を増やし続ける宿命にあるというのを痛感する一冊であった。
    職業カメラマンであると仕事のためという言い訳がきくが、趣味人にとってはそんな言い訳はきかず己の100%の自己満足のために機材を買い揃えるのである。

    それが幸せだと思うし、そうして残される写真にはしっかりと価値があるんだと感じさせてくれる一冊でした。

  • 絞りを決めてシャッタースピードをセット。ピントリングを回しスクリーンに徐々に結像する被写体を、息をひそめて捕らえる。何十年やってもこの行為には飽きがこない。【#24「オリンパスOM-1」より】その他全部で25本のコラム。いずれも写真やカメラに関するものばかり。

  • 今の新人はどこで泣くのだろう?

    暗室が無くなった現在、作者の問いにわたしはこう答える。
    「トイレです」、と。

  • カメラと写真に纏わるエッセイ。初版2003年、フィルムからデジタルカメラへの移行の時期、フィルム、デジタルどちらもその魅力が伝わってくる。掲載されている写真も良い。

  • さくさく読める好エッセイ。
    しかし2003年に書かれた本書と2012年現在のカメラ事情を比べると隔世の感があります。デジタルの進歩はすさまじい。

  • 内田さんの本に続いて出てきたフォトエッセイ集。ユーモアを交えた文章は、思わずくすっと笑わせる文章は、秀逸。また文章と共にモノクロの写真が良い。昔の2Bを知ることが出来る貴重な写真が掲載。読み返しがきく旅のお供に最適な1冊。

  • カメラにとりつかれてしまった著者の渡部さとるさんの日常がとても魅力的に描かれています。
    プロのカメラマンになるとはどういうことなのか、そしてプロの方も私たちと同じように中古カメラやさんを回って「ううむ、これが欲しい…」とか身もだえしているもんなんだな〜(勿論、そこはプロなので予算とか知識とか色々違うわけですが)とか色んなことが軽快なタッチで書かれていて面白く読めました。
    カメラについても色々なカメラの色々なエピソードが書かれていて、実はこれを読んで思わず買ってしまったカメラもあったりして…。私もカメラ中毒っぷり、けっこう重症のようです。。。

  • 師匠、ついていきます!(笑)

  • この本の中の、鳥を掴んでる少年の写真が大好きだ。

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著者プロフィール

渡部さとる(わたなべ さとる)
1961 年山形県米沢市生まれ。日本大学芸術学部写真学科卒業後、
日刊スポーツ新聞社に入社、写真部配属。スポーツ、一般報道の
現場を経験。同社退職後、フリーランスとして、ポートレートを
中心に活動。
2006 年よりギャラリー冬青にて作家活動を本格的に開始。これま
でに5 冊の写真集を出版、またエッセイ集『旅するカメラ』(枻
出版社)はシリーズ4 作まで続いている。
毎年国内外で写真展を行ない、パリのケ・ブランリーをはじめ作
品が欧米の複数の美術館に収蔵されている。

「2020年 『じゃない写真 現代アート化する写真表現』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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