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- Amazon.co.jp ・本 (176ページ)
- / ISBN・EAN: 9784872901160
感想・レビュー・書評
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2001年刊行なので、やや古い。この本は、英国皇室がワランティ(お墨付き)を与えた日常品を写真付きで紹介している。食べ物や日用品など、今でも普通に売っているものもあり、興味深かった。全体として、老舗というか、歴史が古いものがやはり選ばれるようだ。1700年頃創業の紅茶メーカーの紅茶や、英国人にとっての紅茶など、日常文化的なうんちくも大いに盛り込まれており、英国に興味がある人なら、楽しめるだろう。
この本からいくつか食品や洗剤など試してみようと思った。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
王室の方々がレギュラーに、少なくとも5年以上使用したものがまず第一条件。その品々を王室メンバーに打診し、OKが出て初めて製造メーカーに「紋章いりますか?」と尋ねる。イギリスには王室御用達の製品にRoyal warrants(ロイヤル・ワラント)という紋章が与えられるらしい。16世紀初頭、ヘンリー8世の時代から続いているもので(すごいな)、世襲はされない。
御用達というとかなりのハイブランドを予想するけれど、そういうものの他にも意外に庶民的な製品が多く載っている。私たちが食べる普通のお菓子や、どことなくゆるいエンブレムとか、洗剤とか、生活感が溢れていて面白い。ケロッグのコーンフレークとかも紋章持ちなのか。。(ハイブランドは敢えてこの本には殆ど載っていない)。
本の半分くらいはイギリス文化のコラム。ピクニックの食事はその場で完成させる!幕の内なんて無粋、やるなら手巻きずし!ということ。